超かっこいい 超興奮  結婚式はハラナでね   

ginastera: dances from estancia
piazzlla: aconcagua -concerto for bandoneon
revueltas: la noche de los mayas
carel kraayenhof (bandoneon), kristjan jarvi / lso @barbican hall


ロンドンシンフォニーの音楽会は指揮者ヤルヴィさん。まさかあのヤルヴィ一家じゃないよね、顔似てないしって思っていたら、ヤルヴィ次男さんでした。パパヤルヴィは別名何でもやるびー。北欧ものを中心にまったく有名でない作品をたくさん録音されたのでした。シベリウスもオーケストラ曲は全部録音したんじゃないかしら。ヤルヴィさんによって認識された作曲家も多数。そして、そのひとつひとつの演奏がおざなりではなくて、高いレベルなんです。すごいっ。そういえばわたしの愛聴版にヤルヴィさんの指揮したフランツ・シュミットの交響曲第2番があるのでした。子ヤルヴィ、長男はパーヴォ。前にシンシナティ・オーケストラと聴いたけれど、まだそこにいらっしゃるのかしら。そして今日のヤルヴィは、次男のクリスチャン。中南米の音楽の音楽会なのです。北欧ものはパパがもうすでにやってるから息子は中南米を開拓なのかしらね。そうそう、クリスチャンさんは巷では顔が怖いと噂。でも髪を下ろしていてティルソン・トーマスさん風でステキでしたよ。うふふ、わたしは髪を下ろしてる人が好き〜。
それにしてもまったく期待してなかったのです。ただ、ピアソラのバンドネオン協奏曲は聴いてみたかったし、中南米の音楽って珍しいからやってきたの。で、始まりの曲がわたしの大好きなヒナステラさんの曲だったとは。わたし、曲のタイトルを知らなかったので(CD持っててしょっちゅう聴いているのに)気がつかなかったんです。始まったらもうホントにうれしくなっちゃって。わりと速めのテンポでダンサブルな感じ。もちろん演奏会用ダンス・ミュージックではあるんだけど。わたしもいつの間にかに頭を振っていました。そして、なんと言ってもクリスチャンさんの指揮なんです。もうノリノリ。まるでダンスを踊るよう。ってか踊ってるし。のだめにロックなオケ、これ最高。って台詞があるけど、これこそロックな指揮者、ロックなオケ。指揮者もオケも会場もノリノリです。楽しいんですよ。特にわたしのツボにぴったりはまったのが彼のリズムの切れ、リズム感の良さ。これがもう目の覚めるよう。ここまでリズムを決められる指揮者ってそういないです。元わたしのオケ、ナショナル・シンフォニーに欲しいな。ナショナル・シンフォニーもリズム感の良いオーケストラなんです。もちろん今のイヴォン・フィッシャーさんもすごくステキなんだけど、その次あたりに来てくださらないかなぁ。もちろん、ノリノリのリズムの良い音楽だけではないんですよ。音楽のとても良いところを引き出していたし、わたしはこの人の指揮するベートーヴェンをぜひ、聴いてみたいと思いました。絶対今までに聴いたことのなかったようなステキな音楽になる予感。そういうことを強く感じさせるのです。
バンドネオン協奏曲はしみじみと哀愁に満ちた感じ。バンドネオンの音はどこか寂しい。ピアソラの音楽もね。協奏曲が終わったあとに、独奏者のクラーイェンホフさんが、今日はオバマがUSの大統領になった特別な日ですね、とかおっしゃってアンコール。美しい曲、アディオス・ニョニーニョ。ロンドンシンフォニーのヴァイオリンを始めとした弦楽器のトップのソロがとっても上手かったです。さすが、世界トップ10オーケストラのひとつ。
そして最後がまったく聴いたことのないメキシコの作曲家、レヴゥールタス(発音合ってるかしら)のマヤの婚礼。何だかはちゃめちゃな音楽でした。おもしろ〜いっ。ハラナ(スケルツォ)が村娘の踊りみたいで、わたしの結婚式はこれがいいかなって思いましたよ。あっそれにしてもわたしって馬鹿ですね〜。今これを書いてる瞬間までla nocheって結婚のことだと思ってました。だって、le nozze di figaro。これはイタリア語だけど、こちらはスペイン語だから。プログラムを見たら夜って意味だって。うわ〜〜確かにね〜、結婚式にしてはいやにはっちゃけてると思った。最後の夜の魔力はテーマと変奏になっていたので変奏曲かなって思っていたのに、なんか変奏曲というより12人の打楽器大活躍の(多くの部分で打楽器のみのトゥッティ)大盛り上がり。最後は興奮のるつぼで音楽は終わったのでした。会場大拍手。でも、これで終わらないのが今日の音楽会。今日のステキはこれからです。会場の拍手に乗ってクリスチャンさんが合図を送ると打楽器が鳴り出しました。12人の打楽器です。そして低弦から順番にひとパートごとに入れていきます。大音量で打楽器が鳴ってるので何を引いているのか分からなかったけどリズムを刻んでるようです。そしてオーケストラが全部入ると、なんとエスタンシアの最後の曲のお終いの部分。うわあ〜〜っ超かっこいいっ。みんなノリノリ。指揮者もロック歌手のノリで会場に手拍子を求めてきます。わたしも一生懸命拍手しました。前のと違って拍手に合わせた遅めのテンポだけど、会場中音楽をする喜びに溢れてました。こんなステキな音楽会ってあり?ブラヴォー、クリスチャンさん。興奮冷めやらぬまま会場を後にしました。すでに今シーズン最高の音楽会に決定。彼の正当派クラシック音楽の演奏も聴いてみたいけど、あったかしらと思って見たら、ブラームスの交響曲第4番が。しぶ〜〜いっ。チケットとらなきゃと思って確認したらすでにとってありました。さすがわたし。用意周到。
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by zerbinetta | 2009-01-20 06:44 | ロンドン交響楽団 | Comments(0)

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