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bartok: four orchestra pieces
ligeti: violin concerto
tchaikovski: symphony no.4
alina ibragimova (vn), edward gardner / bbcso @barbican hall


リゲティのヴァイオリン協奏曲を聴きに行ったんですよ。ほんとはピアノ協奏曲の方が好きなんだけど、ヴァイオリン協奏曲でもいいやと思って。リゲティの音楽が生で聴ける機会もあまりないですものね。しかーし。そんな第二希望的な気分だったのに、すっかり虜になってしまいましたよ、ヴァイオリン協奏曲。ヴァイオリンのイブルギモヴァさんは聞いたことのない名前の、プログラムを見ても若い人だったので(20代前半)、まだ学生さん、たいした人じゃないかな〜(失礼)、果敢にリゲティを弾くのねなんて思っていたら、とんでもない。すらっと細っそりとしたちょこっとアヒル口のとってもかわいらしい方。じゃなかった、ものすごく上手いっ!この曲の難易度はわたしには分からないけど、全く余裕を持ってしかも、ほんとに音楽的に、とってもステキに弾いていく。個々がソロといってもいい小編成のオーケストラ、しかも調弦が少しずらしてある、と絡み合って音楽の美しさに感動。ソロ・ヴァイオリンが歌えるような民謡風のメロディを弾き、そこに調弦のずれた(音程の外れた)オーケストラが絡んでいくところなんてうっとり。ずうっとメロディを口ずさんでいました。メロディなんてゲンダイ音楽の急進家から見たらとんでもないコンサヴァだけど、こういう処し方もあったのねと目から鱗(あっわたしはゲンダイ音楽の人ではないんですよ)。この春には大好きなシマノフスキの音楽のCDを出すみたいだし、わたしこの人のファンになる〜〜。これからは親しみを込めてアリーナと呼ぶことにしよう。
メインのチャイコフスキーの交響曲第4番は、わたしの仲良しがチャイコフスキーのクラリネットってエロスだって言ってた曲。彼はこの曲のクラリネットを聴くと中学生時代の女の子の黒いタイツの色気を思い浮かべるんだって。ううむ。変なの。確かにこのクラリネットってなんだか淫靡っぽいかもしれないけど。でも、今日のはどちらかというと健康的でしたよ。指揮者のガードゥナーさんはリフレインを弱く弾かせたりして工夫してたり、シンバルは結構いい音で叩いてたな、とか、でもステキすぎるリゲティを聴いたあとだったので、ちょっと感動の度合い低め。しょうがないよ。今日はリゲティの日だもん。
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by zerbinetta | 2009-03-13 01:40 | BBCシンフォニー | Comments(0)

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