のんびり宮廷人   

purcell: dido and aeneas
lucy crowe (belinda), sarah connolly (dido), lucas meachem (aeneas), sara fulgoni (sorceress)
handel: acis and galatea
danielle de niese / mara galeazzi (galantea), charles workman / rupert pennefather (acis)
wayne mcgregor (dir) / christopher hogwood / OAE @royal opera


こちらに住み始めてからは初めて、通算2回目のロイヤルオペラです。ロイヤルオペラ、雰囲気が好きです。コヴェントガーデンに立つ建物はガラスを多く採り入れた近代的なものなんですけど、トイレの重厚さや中の雰囲気はシックで落ち着いてます。実際外観は20年ほど前の改築、客席等は19世紀の半ばに造られたもののようですね。メトのように巨大ではないけど(客席数でメトの半分強)、ヨーロッパのオペラハウスという感じです。どこの座席からも比較的ステージが近いというのもいい感じ。但し、高いっ!わたしのロンドンでの音楽会のチケット代は10ポンド以下が基準で、外国のオーケストラなんかで高い席しか残ってなかったのは30ポンドもしかたなし(今シーズンは途中参加だったので、来シーズンは早めに安い席を取ります、高くても15ポンド)って感じなのですが、オペラやバレエは安い席は会員にさっさと売れちゃってなかなか取れないんです。当日券という奥の手があるのですが、仕事をしてるので朝並ぶのはできないし(最初に観たときは、ソールドアウトの日の公演を当日券の最後の一枚の立ち見でお安く観ました)。あっ今回はマイナーな演目だったせいか30ポンドの席ですけどね。
なんて前置きはここまでにして、オペラ。イギリスの偉大な作曲家ヘンリ・パーセルとヘンデル(ドイツ生まれですが後年イギリスに帰化)のバロックオペラです。モンテヴェルディは別にしてバロックオペラを観るのは今回が初めて。わくわくです。指揮は古楽のスペシャリスト、ホグウッドさん、なんとオケピにはOAEです。うれしいびっくり。
音楽はパーセルの方が聴き応えがあるかな。話がシリアスですし。歌手の中では日本人のeri nakamuraさんに注目してしまいました。身びいき。今回は小さな役でしたが(魔法使いの手下その1、でも出番はしっかりたくさん)、この方、既にロイヤルオペラで、ネトレブコさんの代役でカプレッティとモンテッキの主役を歌ってらっしゃるんですね。大好評だったそうです。日本では今をときめく森麻季さんもワシントンオペラでネトレブコさんの代役で主役デビューを飾ってるんですね(聴きました)。ネトレブコさんの代役ー>主役デビュー、スターの座。日本人歌手の出世コースかもしれません。eriさんは現在、若手音楽家養成プログラムの一員ですが、近い将来注目される歌手になるんじゃないかと期待しています。今回の役でもそれが感じられましたよ。
ヘンデルの方は牧歌劇。のんびりとしたほんわかさは土曜の午後にぴったり。昔の宮廷人になった気分で楽しみます。歌手と同じ役をバレリーナが踊るという一粒で2度おいしいスタイル。歌手もステージで演技するのですが、バレーは心模様?とか現代的なことを考えつつも、いいえ、そんなこと考えるのは野暮。歌とバレエを一緒に楽しんじゃえってことでしょう。難しいことは抜き抜き。最後殺された恋人もあっさりよみがえって、ほのぼの感最高潮。最近好調らしいデ・ニースさんを聴きに行ったのですが、なんだかみんな美男美女で良かったな。
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by zerbinetta | 2009-04-11 01:19 | オペラ | Comments(0)

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