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指揮者の人おもしろ〜い   

purcell: king arthur
susan gritton (sp), anders dahlin (tn), james gilchrist (tn), andrew foster-williams (br), deborah york (sp)
herve niquet / le concert spirituel @barbican hall


もしかして今年はパーセル・イヤー? 今年ってパーセルやヘンデル、メンデルスゾーンにマルティヌー、ヴィラ・ロボスと地味目だけど滋味深い作曲家の記念年なんですね。パーセルやヘンデルはイギリス人なので特に重要です。パーセルはイギリス最高の作曲家と言われてますしね。でもモーツァルトと同じ36年という短い生涯だったのですが。というわけで、パーセルのオペラ、アーサー王、演奏会形式です。演奏はフランスの古楽団体、ル・コンセール・スピリチェー。そういえばフランスでも聴きましたっけ。フランスで聴いたのは地元のラモーのモテット。地味な真面目な団体だと思ったのですよ。そして、アーサー王って悲劇かなって。でも、なんだか楽しそう。指揮者のニケさんの身振りも大きく、指揮台がないので結構広範囲に動いて指揮してました。そして、多分オペラのシーンに合わせて帽子をかぶったりぶるぶる震えたり(寒いシーンです)。ソロの歌手も合唱も同様に演じてました。音楽もステキで、パーセルは全然聴いたことがなくて、ブリテンのパーセルの主題・・・以外は、この間のオペラを観たくらいなんですけど、とってもいいなぁって発見しました。いろんな打楽器が使われてるのも面白い。歌手はテナーのジルクリストさんの声がバリトン寄りでとってもステキでした。楽しかったオペラですけど、あとで調べたら見当違いをしてたみたいです。今回の音楽会は演奏会形式ということで、語りや役者が演じる部分は省かれていたのです。で、劇のメインはそちら。主人公のアーサー王すら登場してなかったんです。劇が入ったらずいぶんと印象変わったのかな。でもでも、音楽はステキなのに変わらないからいいやっ。

by zerbinetta | 2009-05-06 07:56 | 海外オーケストラ

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