ううむ
2009年 10月 05日
prokofiev/matthews: peter and the wolf
mahler/stein: symphony no.4
richard baker (narrator), katherine broderick (sp), ben palmer / orchestra of st paul's
@ parcell room / queen elizabeth hall
ドビュッシー、プロコフィエフ、マーラーのオーケストラ作品の室内合奏編曲版の音楽会。前にも1度聴いているのだけど、もう一度マーラーの交響曲第4番を聴きたかったのです。
セント・ポール。オーケストラは初めて聴くオーケストラでしたがなんだかよく分かりませんでした。一応プロフェッショナルということですが、中途半端な気がしました。室内オーケストラだと個人のあらが見えちゃいますね。同じ感じの団体でも、フランスにいたとき聴いた地方都市の音楽学校の先生たちのアンサンブルでのドビュッシーの牧神の午後も向こうの方がさすが同国人って感じで共感に満ちていたし、ピーターとオオカミはもともと編成が小さいと思うんだけど、それをわざわざ室内合奏に書き直すことはないんじゃないかって思いました。
マーラーは前に聴いたロンドンフィルのインターンたちの演奏の方が上手かったかな。第1楽章はさすがにこの編成だと音が少なくて厳しい感じです。対位法的な部分が少ない第3、第4楽章はそれなりにまとまるのですが。というわけで、最後のふたつの楽章が良かったので、後味はまあ悪くなかったです。
by zerbinetta | 2009-10-05 06:24 | 室内楽・リサイタル