悲しみの音楽   

ポーランドの作曲家、ヘンリク・グレツキさんが昨日亡くなったそうです。グレツキさんというと有名な悲歌のシンフォニーがあるんですけど、わたしはポルカのための小さなレクイエムや弦楽四重奏曲も好きです。いまそのポルカのための小さなレクイエムを聴きながら書いています。そういえばわたしはまだグレツキさんを生で聴いたことがありません。何回かニアミスはあったんですけど、他の音楽会に行ったりしてました。実はわたし、CDもあんまり持っていなくて、グレツキさんの音楽は後期のものしか聴いたことがありません。初期には前衛的なものをアグレッシヴに書いていたみたいなのですが、わたしの知っているのは親しみやすいスタイルに移ったものだけです。なので全部は語れないけど、でも、グレツキさんの音楽は好きだし、心に残ります。音を切り詰めてシンプルに徹した音楽。その中に漂う悲しみ。この悲しみの源はなんだろう? 彼の国ポーランドは悲しい歴史を背負っている。他者から蹂躙された悲しみ。わたしの国は、幸いそういう歴史は経験していないけど、不幸なことに反対に他の国を蹂躙した歴史を持っている。グレツキさんの音楽に共感できるわたしでありますように。グレツキさんのご冥福をお祈りします。
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by zerbinetta | 2010-11-14 07:33 | 随想 | Comments(0)

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