年下の男の子   

24.04.2011 @royal festival hall

judith weir: we are shadows
mahler/cooke: symphony no. 10

vasily petrenko / national youth orchestra of great britain


しつこくマーラー記念年。10代の若者のオーケストラが、マーラー/クックの交響曲第10番を演るというので聴いてきました。ってか、指揮者のペトレンコさんが大好きなのでチケット取りました。
若い人たちってときにびっくりするくらいステキなことするのです。この間はロンドンの(多分)高校生のオーケストラだったけど、今回はイギリス全土から集まる10代の若者のオーケストラ。アマチュアとはいえ多分、多くはプロを目指していると思われる、かなり上手いオーケストラでした。ペトレンコさんはやっぱりステキ〜〜。指揮者界の王子様だわ。背が高くってきれいな金髪でノーブルな感じ。そしてアマチュア・フットボーラーでもあるのです。

最初のウィアーさんのわたしたちは影は、合唱、少年合唱を含む大編成の曲。オーケストラも大人数で、これはパートが多いというより、たくさんの若者にプレイするチャンスを与えたい、または、アマチュアゆえの音量不足をカバーしたいという意図があるのでしょうか(実際プロのオーケストラでも超一流のオーケストラは音量が大きいです)。
ウィアーさんの曲は初めてなんだけど、新しさはないけどとても良くできた曲だと思いました。大人数の合奏向きで、今日の演奏者にぴったりな感じ。分かりやすさも、若い人が共感しやすいのではないでしょうか。少年少女合唱の前列右から2番目の男の子がかわゆらしかったぁ〜。まだ小学校に上がる前かなぁ。年下だけど、お友達になりたい〜。

なんて馬鹿なこと言ってないで、というかあと目を付けた男の子は、第2ヴァイオリンのトップの子。OAEのリーダーのひとりに似てる。親子という歳じゃないので兄弟かしら。若い子見ると胸がときめいちゃうのよねっ。
マーラー/クックの交響曲第10番は、実はこの選曲ありかなぁって思ったのです。というのは、偏見だけど、マーラーの後期の音楽って、若者が理解したって言ってはいけない音楽だと思うからです。それにかなり難しそうだし。マーラーで演るのならば、交響曲第1番とか、若々しい音楽の方が合うんじゃないかなって。まさに青春時代の人が演奏する青春の音楽ってぜひ、聴いてみたいじゃないですか。交響曲第10番は、第9番や大地の歌と違って未来に向いているからいいのかもしれないし、この間のドゥダメルさんの第9番の演奏のように全く新しい音楽を見せてくれる可能性もあるので、やっぱり偏見なんですけどね。
アマチュアのオーケストラなので演奏の評は控えますが(といいつつ、とっても良い演奏でした。アンサンブルも良かったし、思いっきり練習して弾き込んでるのがよく分かる、慣れや手抜きの一切ない演奏でした)、ペトレンコさんの音楽は、緩急をはっきりさせた分かりやすい音楽で、ときどき面白いテンポの変化があって、この人のマーラーの演奏をもっと聴いてみたいなって思いました。ゆっくり歌った最終楽章のカンタービレの音楽は感動的でした。最後、ペトレンコさん力を出し切った感じで、演奏の本気度が凄かったです。ペトレンコさんにとってもオーケストラにとっても、もちろんわたしにとっても、一期一会の演奏に違いありません。
今日のお客さんは、オーケストラや合唱の人の家族や関係者が多かったです。でも、いつものお客さんよりとてもきちんと音楽を聴いていました。イースターの日の午後のステキな音楽会でした。
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by zerbinetta | 2011-04-24 06:45 | イギリスのオーケストラ | Comments(2)

Commented by Miklos at 2011-04-27 08:08 x
このオケは昨年の今ごろ、ヴァレーズを演奏したのを聴きましたが、メンバー全員10代のアマチュアオケとは思えない、驚異的なアンサンブルでした。お世辞なしに上手いし、情熱がほとばしっているのも好感度大です。それに、かわいらしい女の子も多かったし(爆)。客層は、確かにメンバーの親族、友人関係がほとんどという印象でしたかね。
Commented by zerbinetta at 2011-04-28 05:11
およよ、Miklosさんも若いエキス目当てデスかぁ〜〜。
去年はなんとヴァレーズ!!ほんと、上手いですよね。下手なプロのオーケストラややる気のないときのプロのオーケストラよりよっぽど上手いですね。おっしゃるとおり、音楽への情熱が素直にありますよね。
来年もまた聴きたいなって思いました。若いエキス吸いに。

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