チェロの人に誘惑されたい   

18.07.2011 @royal albert hall

messiaen: les offrandes oubliées
pascal dusapin: morning in long island (concert no. 1 for large orchestra)
beethoven: concerto for violin, cello and piano

renaurd capuçon (vn)
gautier capuçon (vc)
frank braley (pf)
myung-whun chung / orchestre philharmonique de radio france


プロムス初登場です。誰が?ってわたしが。今日は、チョン・ミョンフンさんとラジオ・フランス・オーケストラです。ベートーヴェンの3重協奏曲にイケメン兄弟のカピュソンさん、それにピアノはアルゲリッチさんが登場するので、アルゲリッチさん目当てでチケットを買ったお客さんが多かったのかもしれないけど、そのアルゲリッチさんはキャンセル、代わりにブラレイさんが弾くことになりました。わたしはといえば、アルゲリッチさん目当てではなく、指揮のチョンさん目当て。だって、チョンさんのメシアンの演奏がステキでCDを何枚か持ってるんだけど、まだ生では聴いたことがなかったから。そしてもちろん!イケメン兄弟もっ。

オーケストラの音合わせはもちろんフランス風。オーボエの人が立って、後ろにいる金管楽器の人が合わせるときは後ろを向いて、周りにいる木管楽器のときはそちらを向いてという具合に、合わせる楽器に向かって吹いていました。

チョンさんは意外と若いことにびっくり。キャリアのある人だからもう少し歳をとってる、言い換えれば頭が薄くなってる、いやそれは、彼がわたしの元ボスに何となく似ていて元ボスは結構頭が薄くなっていたからなんだけど、と思ってたんだけど(勝手な想像ですね)そうではなかったから。実際まだ還暦ではないんですね。失礼しました。

始まりはお得意のメシアン。最初期の作品、忘れられた捧げものです。ドビュッシーの音彩がありありで、嫌いだと公言したティンパニも使われているメシアンらしさがまだ未熟の作品。でも、さすが、チョンさんとフランスのオーケストラはとってもステキに演奏していました。そう、演奏がすばらしすぎて曲の価値以上に凄い音楽になってしまった、峡谷から星たちへのCDみたいに。

2つめの曲は、イギリス初演のデュザピンさんのロング・アイランドの朝。実はよく分からなかったです。聴いてさっぱり分からなかったとかじゃなくて、とっても聴きやすい音楽なんですけど、わたしのざるのような記憶の受け皿からするすると漏れ出ていっちゃって、どんな音楽だったかよく覚えていないのです。ところどころでポップス風の音楽が聞こえてきたような気がするけど。。。ダメですね、これじゃあ。

休憩の後、お目当てのイケメン兄弟登場の3重協奏曲。ピアノのブラレイさんはイケメン兄弟とはよく一緒に演奏しているらしく、息ぴったり合っていました。ベートーヴェンのこの曲って実は初めて聴いたのですが、なんだかベートーヴェンらしからぬ伸びやかでおおらかで親しみのある曲ですね。第1楽章なんてシューベルトのようだなと思いました。ベートーヴェンは気の置けない友人のためにこの曲を書いたのでしょうか。もちろんソリストの3人が、心から歌うように演奏したのもあるのですが。
イケメン兄弟では初めて観る、じゃなかった聴くチェロのゴティエさんが好みですっ!誘惑してください。待ってます。あっいや音がね。明るくて素直な感じの軽やかな音が好きなんです。さらりと歌うチェロ。
チョンさんもこの3人にステキに音楽を付けていました。やっぱりチョンさん上手いですね。ただ伴奏するだけじゃなくて音楽を盛り立てていました。なぜか今まで生で聴く機会のなかったチョンさんだけど、今回聴けて良かったです。もっと聴きたいなぁ。日本のオーケストラはたくさん振ってくれているんですかね。
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by zerbinetta | 2011-07-18 07:27 | 海外オーケストラ | Comments(0)

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