輝く若手 ヴァルチュハ、フィルハーモニア   

19.05.2012 @royal festival hall

mozart: don giovanni, overture
dvořák: cello concerto
tchaikovsky: symphony no. 5

alisa weilerstein (vc)
juraj valčuha / po


先日のフルシャさんに続くチェコの若手指揮者シリーズ(?)、今日はユライ・ヴァルチュハさん。35歳くらいなので実はフルシャさんよりも年上なんですね。そしてチェコの指揮者なんて紹介しちゃいましたが、違います、スロヴァキア出身の指揮者さんでした。今日初めて聴きます。

始まりのモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の序曲は溌剌とした感じで良い!なんだかオペラの幕が開いてオペラを観たくなる感じ。今日はオペラの幕は開きませんでしたが、ステキな音楽会の幕は開きました。この短い序曲で、ヴァルチュハはわたしのハートを鷲掴み。この指揮者、良さそう!

ドヴォルジャークのチェロ協奏曲はドボコンとして有名な曲。チェリストはワイラースタインさん。若いUSのチェリスト。チェロの音色は大好きだけど、この曲を聴き始めて、わたし、チェロについてちっとも知らないって思ってしまいました。彼女が上手いのか普通なのかよく分からないの。多分、はっとされられるとても凄いものがなかったからなんだとは思うのだけど、音楽に不満があったと言えばそんなことないと言い切れるし。技術はしっかり安定していて、音楽も過不足ないんだけどな。そのまとまりの良さがかえって、安定しすぎてわたしはプラス・アルファがないと感じちゃったのかしら。白いご飯がおいしくてもおかずに目を奪われて、そのおいしさを忘れてしまうように。だとしたら聴き方間違ってるよね。
バックのヴァルチュハさんのオーケストラはとっても良かったです。ほら、おかずに目が行っちゃってる。あっほんとは協奏曲なのでオーケストラがご飯で、チェロがおかずなんですが。。。

チャイコフスキーの交響曲第5番がこれがもうステキな演奏でときめいた。チャイコフスキーの甘美な音楽なのにそんなことには目をくれず、速めのテンポでざくざくと切り進んでいく。要所要所盛り上がるところを、リタルダンドしないで、反対にアチェレランド気味にクライマックスを作っていたのも新鮮で素晴らしい!ある意味カラヤンみたいに格好良い演奏だけど、カラヤンのレガートとまるで反対に音符はマルカート気味だし、もうなんだかとっても意表を突く斬新さ。わたし的には納得の最高のチャイコフスキー。今日もホルンはケイティさんで、ソロは素晴らしかったし、オーケストラも開放感たっぷりにすかっと鳴って気持ちがいいの。ユロフスキさんやネゼ=セガンさん、ハーディングさんなんかと同世代。この世代、きら星のごとく未来の巨匠の原石が多いけど、ヴァルチュハさんも間違いなくそのひとり。どこか一流のオーケストラの主席指揮者に迎えられないかしら。若い音楽家が多いバイエルンなんてどうかしらね。ヤンソンスさんはコンセルトヘボウに専念して。それか、日本のオーケストラもこういう活きのいい若い指揮者を主席に呼べばいいのに。我が札響なんてどうかしら。遠い異国の日本は難しいのかな。

内容には関係ないけど今日のフィオナちゃん
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ヴァルチュハさん、イケメン♡
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by zerbinetta | 2012-05-19 23:28 | フィルハーモニア | Comments(0)

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