ユダヤ的のこと マーラー随草 その一   

過日のマーラー記念年に、何となくマーラーのことについて書こうと思ってたんだけど,いつの間にかに百代の過客。音楽会にもあまり行けなくなった今、このブログにも閑話を挟む余地を見つけて重い腰を上げてみようかな,と思ってみました。

でも、マーラーって人気の作曲家だからもうすでにたくさんの人がいろんなことを言ってるし,そこにわざわざわたしが口を挟むのもなんだけど、そこは笑顔(苦笑)で許してもらうとして、だってわたしのブログだし〜,自己中許して。

で、わたしがいつも目にして??に思ってるのはユダヤ的。マーラー自身の音楽にも、(特にユダヤ人の指揮者が演奏した)マーラーの音楽の演奏にもどうしてか使われちゃう言葉。ユダヤの情念だとか,どろどろした粘りとか。でも、ユダヤのってなあに?
ユダヤ人に共通の性格ってあるのかしら?わたしの周り3メートルの観察によると、どう見てもユダヤ人に共通の性格って見つからないのよね。日本人だと突拍子のない人はほとんどいないので日本人っぽいって言えるような気がするんだけど、イスラエルに住んでるユダヤ人ならともかく、いろんな国に住んでるユダヤ人はユダヤ人と言うより、ロシアやアルゼンチンやUSや、その人の生まれ育った国で全然違うような気がするもの。
って、わたしの3メートル四方じゃ全く説得力ないけど、じゃあ、作曲家の人を,勝手に情念とか粘りの順番に並べてみよう。ってもわたし、すでに書いたようにユダヤ的情念とかって分からないから,わたし基準の粘っこさでね。

ワグナー≒ベルリオーズ>マーラー≒リスト>シュトラウス≒ツェムリンスキー≒シマノフスキ≒ベルク>シェーンベルクコルンゴルド>>メンデルスゾーンミヨー

こんな感じ。もちろんいい加減ですよ。当然マーラーだって交響曲第2番と第10番では全然違うし。赤がユダヤ人。わたしは、ユダヤ人と粘りってあんまり関係ないと思うんだけどなぁ。いやそんなことないっ!ユダヤ人作曲家にはユダヤ人の特徴がある、ちゃんと赤と黒はきれいに分かれるって言う人がいたらぜひ教えて下さい。お願いします!

さらに、ユダヤ人指揮者のマーラー。わたしが実際に聴いたことあるのは、スラトキンさん、MTTさん、マゼールさん、レヴァインさん、ビシュコフさん。全然違うよね。この中ではマゼールさんが粘り系かなぁ(ってか変態)。CDだったら、バーンスタインが典型的なユダヤ人のマーラー演奏だとよく言われるけど、ワルターやショルティとは全然違うしねっ。

それにしても,ユダヤ的な音楽って誰が言い出したんだろう?「音楽におけるユダヤ性」を書いたワグナーじゃないよね。斜め読みした感じでは、もっと大ざっぱな背景的なことを批判してる感じだし、情念だとか粘着だとかそんな言葉は出てこない。どこかの音楽評論家さんがレコードの解説に書いたのかしら?バーンスタイン指揮のマーラーのレコードで。

ちなみに、わたしはマーラーの音楽からは’ユダヤ’を感じません。宗教的にもマーラーって音楽を聴く限りむしろキリスト教的ですよね。最後の方は、ニーチェの思想が色濃くなってる気がするけど。
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by zerbinetta | 2013-04-06 23:45 | 随想 | Comments(0)

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