海外のオーケストラで活躍する日本人指揮者
2013年 07月 19日
と、調べてみると。なんと!びっくりしました。意外に少ないんですねっ!しかもみんなとってもマイナー**なとこばかり。小澤さんって奇跡的に凄かったんですね。
本名徹次さん(1957−) ヴェトナム交響楽団(ヴェトナム)
井崎正浩さん(1960−) ソルノク市交響楽団(ハンガリー)
上岡敏之さん(1960−) ヴッパータール市音楽監督(ドイツ)
篠崎靖男さん(1968−) キュミ・シンフォニエッタ(フィンランド)
柳澤寿男さん(1971−) コソヴォ・フィルハーモニー交響楽団 (コソヴォ)
川本貢司さん(1972−) ピルゼン・フィルハーモニック交響楽団(チェコ)
(他にご存知の方がいらっしゃいましたらぜひ教えて下さい♪)
ううむ。ちょっと、ここで佐村河内さんの交響曲が演奏される可能性は低そうだな〜。どこも地元密接型っぽいし。それより、交響曲第2番が演奏されることの方が大事かも。そうじゃないと喉元過ぎれば熱さ忘れるで、海外で演奏されるどころか、熱病のようなブームで終わってしまいそう。
昨今は、なんてかっこいい言葉を使ってみましたが、日本の人が内向き傾向で、外国に出る人が少ないとか(わたし自身も実感としてそう思いました)。音楽家業界もそうなのかしら。内向き縮小再生産になってしまうので、どんどん、外国に出て行って欲しいです。山田和樹さんなんて、日本フィルハーモニーの正指揮者なんてへなちょこなポジション*なんて受けてないで、どこかの国のオーケストラの首席指揮者を狙えばいいのに。もったいない。
がんばれ〜、日本の若い指揮者の幼生たち。世界に飛び出せ〜。
(言い訳集)
*失礼にもへなちょこと言ったのは、日フィルには指揮者の役職がたくさんあって、首席指揮者というのもあって職分がはっきりしていないように見えるからです。実際、正指揮者はシーズンたった3回の音楽会で、オーケストラと共に育つというのにはほど遠いし、これでは客演とあまり変わりありません。能力のある若い指揮者は、オーケストラの責任のある役職で育っていくのがいいというのがわたしの考えです。
**マイナーだからといって批判しているわけではないのです。指揮者の世界って国盗りゲーム的なところがあって、小さな地方のオーケストラから、いわゆる一流オーケストラの指揮者へと登っていくというようなところがあると思うのです。より良いオーケストラの方が、お給料もいいし(高く評価されていると言うことです)、より高い芸術性を達成することができるからです。名もないオーケストラを育てるというのはとっても大事で重要なことだけれども、そこにずうっと留まるということは良いことだとはわたしには思えません(そのオーケストラをとても愛しているのなら、名誉指揮者になってときどき振ればいいと思うんです。でないと若い人のためのポジションがいつまでも空かない)。
by zerbinetta | 2013-07-19 00:36 | 随想