怒りの日とラフマニノフ   

この間、ラフマニノフを聴いたのでなぜかラフマニノフづいています、単純なわたし。
ラフマニノフって甘美なメロディが耳に残る甘いお菓子のような作曲家と目されているところがあるけど、わたし的にはかっこいい曲を書く作曲家。交響曲第3番とかチェロ・ソナタとか一瞬めちゃくちゃかっこいい。そしてそれはかっこいいとしか形容できないようなかっこよさ。そういう音楽を書いた作曲家って意外と少ないのよね。もちろんわたしの勝手な感じなんだけど。

そして、ラフマニノフと言えば、グレゴリオ聖歌の「怒りの日」の旋律。レクイエムで「怒りの日」と言えば、大盛り上がりに盛り上がる(?)曲だけど(モーツァルトとかヴェルディとか)、グレゴリオ聖歌の方は、単旋聖歌だし、静謐な感じだけど、夜に聴いたら何かが出てきそうなおどろおどろしい感じ。
この有名なメロディは、ベルリオーズの「幻想交響曲」で原型に近い形(しかも裸)で引用されてるのが有名だけど、他にも、リストやサンサーンスの「死の舞踏」、チャイコフスキーの「マンフレッド」交響曲の最後にもわんと浮き上がってくるカタルシス、マーラーの交響曲第2番、「嘆きの歌」もかな?、ミャスコフスキーの交響曲第6番。いきなりバッハかと思うイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタの第2番。秘やかに目立たないところでは、ムソルグスキーの「禿げ山の一夜」とか「死の歌と踊り」、オネゲルの交響曲第3番「典礼風」。探せばきっともっといっぱいある。

「怒りの日」の出てくるラフマニノフの曲は、まず(きっと1番有名なのは)、パガニーニの主題による変奏曲。この間聴いた「交響的舞踏」。ラフマニノフの「怒りの日」好きは若い頃からで、交響曲第1番にもしっかり引用されてますね。それから、交響曲第2番と3番にも。そして「死の島」「鐘」。ピアノ曲はわたしはあまり知らないけど、作品39の「音の絵」。
これだけの頻度でこの旋律を引用している作曲家って他にはいないでしょう。よっぽどお気に入りなんでしょうね。それとも取り憑かれた?
最後の審判なんてわたしやだよ〜。わざわざ起こさないで、お墓の中で安寧の眠りをむさぼらせて欲しいよ。復活するより寝てる方がいいもん。
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by zerbinetta | 2013-08-21 23:08 | 随想 | Comments(0)

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