初心者OK!でも鍛えられてる ろうさいの森アンサンブル第6回定期演奏会   

2014年8月16日 @銀座ブロッサム

モーツァルト:「魔笛」序曲
ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番
ブラームス:交響曲第2番

横田搖子(クラリネット)
室賀元一/ろうさいの森アンサンブル


わたしはと言えば、何でも全部試してみたいタイプ。CDショップでは棚の右から左へ全部買ってみたいし、食堂でもまずは全メニュウ制覇してみたい。もちろんいつも途中で挫折するんだけどね。アマチュア・オーケストラをいろいろ聴くシリーズ、今回は、初心者OKの社会人オーケストラ。社会人オーケストラの多くは、経験者募集で、大学オーケストラなんかで合奏したことのある人を集めているのだけど、今日のろうさいの森アンサンブルは初心者OK。なので、どんな演奏になるのかドキドキ。プログラムにはブラームスの交響曲も入ってるし(難しいと思う)、大丈夫かなぁ。ちなみに、ろうさいの森アンサンブルという名前は、オーケストラの練習場所が東京労災病院とのことで付けたそう。労災組合とは関係ありません。

銀座ブロッサムは、ホテルの講堂のようなホール。コンサート、というより、ホテル主催の音楽行事を聴きに来た雰囲気。でも、居心地は悪くない。会場の小ささもちょうど良い感じ(音を張り上げて弾かなくてもいいからね)。

まず、始まりは、「魔笛」の序曲。怖々と聴き始めたけど、あれれ!普通じゃん。めちゃくちゃな演奏になるかもしれないって思ってたのに、全然大丈夫。とても上手いとは言えないけど、ちゃんと音楽してる。期待しないで聴き始めた分、得してると思うけど、わたしはこういうオーケストラ好きだな。弾けるエキストラがが多く入ってるからかもしれないけど、それだけではあるまい。そして何よりも良いのは、あとのブラームスでも明らかになるのだけど、ひとりひとりが、音楽の中のどこにいるのか分かって弾いていること。当たり前、と思うかもしれないけど、(レヴェルは違うけど)プロのオーケストラでもこれができないとこがあるからね〜。そんなの聞かされると心底がっかり。

2曲目は、オーケストラの管楽器トレーナーをしてらっしゃる横田さんを迎えて、ウェーバーのクラリネット協奏曲。ウェーバーってオペラで有名だけど、地味にいろんな協奏曲書いているのよね。そしてわたし的にも地味。ぼんやりと聴いてしまいました。横田さんはソリストとしては少し華やかさに欠けるけど、きちんと吹いておられて、そこが、ロマン派初期の技巧的な外連味を中和してしまって物足りなさがあったのかな。エンターテイメント要素がね、少ないの。

最後のブラームスは、練習の成果が窺える会心の出来ではなかったかな。指揮者の室賀さんは、初心者の方もいるオーケストラにそれぞれの役割を考えさせて、上手くまとめて、楽しみながら音楽のハートに触れることを心がけていらっしゃったんじゃないかしら。それが音になって表れる、みんなでひとつの音楽を作ることの喜び。それは、わたしにも伝わってきて、ステキなもの聴いたと思えました。上手い下手ではない真摯な音楽の楽しみ方、聴き方があると思います。そんなステキな大人のオーケストラとしてこれからも音楽を奏でていって欲しいです。

アンコールには「くるみ割り人形」から行進曲。かわいくて楽しそうで、このオーケストラの良さがたっぷり出ていました。帰り道は、近くの小さな寒天屋さんの天まめさんでお土産を買って、天気は悪かったけど、満たされた想いで1日を終えました。豆かんおいしぃぃぃ〜


♪♪
ろうさいの森アンサンブルの次の公演は、第7回定期演奏会が来年2月7日、銀座ブロッサムです。
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by zerbinetta | 2014-08-16 13:56 | アマチュア | Comments(0)

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