まったりと睡眠の時間 小泉/都響 ブルックナー2   

2014年9月19日 @東京芸術劇場

エロード:ヴィオラ協奏曲
ブルックナー;交響曲第2番

鈴木学(ヴィオラ)
小泉和裕/東京都交響楽団


三浦さんのあとは、都響です。ブルックナーの交響曲第2番。ブルックナーの交響曲は、0番や00番はほっといて、今まで2番以外は全部聴いたので、ついに今日、わたしのブルックナー・サイクルが完成です。初稿はまだだよ、なんてブルヲタさんたちに言われなきゃですが。。。

最初にエロードさんのヴィオラ協奏曲。エロードさんって、バレエ・ファンにはお馴染みの「リーズの結婚」の作曲者かと思ったら、1936年ブダペスト生まれでウィーンで活躍している作曲家でした。独奏は都響のトップ、鈴木さんです。鈴木さんって何となく外国の人に見えますね。遠くから見ているからかしら(しかも目が悪い)。
エロードさんのヴィオラ協奏曲は最近の作品。ですが、調性的で3和音が響く仄かにロマンティックな曲。とても聴きやすくてきれいな音楽。ヴィオラとオーケストラの協奏曲ってヴァイオリンに比べて少ないし、普通に聴きやすい曲があまりないので、空白を埋める曲として良いのではないかしらんと思いました。日陰者のヴィオリスト(びよりすと)さんたちには、音楽会に普通にかけられるレパートリーが増えて良いことだし。せっかく、優秀なヴィオリストってたくさんいるのに、オーケストラの協奏が、ヴァイオリンの人とのモーツァルトやヴィオラよりオーケストラが目立つ「イタリアのハロルド」だけじゃ悲しいものね。かといって、優秀なヴィオリストの台頭により最近書かれるようになった前衛的な作品だと、「そんな曲は特別な音楽会でやってブラームスの交響曲と一緒に定期でやるな」って言われかねないしね(実際にそういうこと言う人いるらしいんですよ〜〜嫌ね〜〜)。エロードさんの曲は、ヴィオリストとお客さんのどちらも幸せにする曲ではないかと思います。たくさんのヴィオリストに弾かれて重要なレパートリーのひとつに定着すればいいな。
でも、こういう美しい音楽で、初めて聴く、まだ聴き慣れない音楽は、眠気を誘うのも事実みたいです。協奏曲と言ってもヴァイオリンのみたいに派手でなくやっぱりヴィオラですから。わたしの周りの人みんな寝てましたw鈴木さんの演奏とても良かったし、良い曲だったのにもったいな〜い。

ブルックナーの交響曲は、実は正直なんだかよく分かりませんでした。わたしは、ブルックナーに対して強い思い入れはないし、CDでもこの曲はほとんど聴いていなかったので(わたしのブルックナーは交響曲第4番からです)、この曲への愛も理解も足りないせいだと思うのだけど、未熟な筆致で書かれた素人作家の小説みたいで、話があっち行ったりこっちに来たり、わたし、今どこ?みたいな。オーケストラは誠実に演奏してたと思うんです。小泉さんも、なにも足さず何も引かず、楽譜をあるがままに。多分そこがいけなかったんじゃないかな。後期の作品ならまだしも、構成がゆるいと思われるこの曲は、何か仕掛けた方が良いのでは、と。まあ、わたしにブルックナーは語れませんが。。。多分合ってると思う。小泉さん、初めて聴くのにごめんなさい。
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by zerbinetta | 2014-09-19 23:58 | 日本のオーケストラ | Comments(0)

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