きゃああかわゆいいい♥ 牛田智大、大井剛史/ニューフィル千葉   

2014年9月21日 @松戸森のホール

モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲
ショパン:ピアノ協奏曲第1番
ベートーヴェン:交響曲第5番

牛田智大(ピアノ)
大井剛史/ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉


ニューフィル千葉は聴いてみたかったんです。でも現在、ベートーヴェンの交響曲サイクルをやっている年に2回の定期演奏会は、なかなか日が合わずまだ聴けずじまい、そんなとき、話題の小学生、あっ今は中学生か、牛田くん(ごめんなさい。さん付けで呼ばなきゃいけないところですが、彼のかわいらしいお顔をみてると親しみをくめて君付けしたくなります)が協奏曲を、メインにベートーヴェンの交響曲を演るというので、お買い得な音楽会に出かけてみました。牛田くんってどんなだろう?ニューフィル千葉ってどうだろう?

「フィガロの結婚」の序曲でご挨拶。実はわたし、とっても失礼なことに、ニューフィル千葉ってそんなに上手くないだろうって思ってたの。アマチュアに毛が生えたくらいかなって。ほんと失礼だわ。謝ります。ごめんなさい。プロとアマチュアの差は歴然とあるんですね。プロのオーケストラだってピンからキリまであるけど、確かにニューフィル千葉はもっとがんばれーーっても思うところあったけど、音色が明るくて聴いていてニコリとなるのは、ステキ。オペラのように楽しげな「フィガロの結婚」序曲。楽しい音楽会の幕開き。

牛田くんを聴くのはもちろん初めて、というか実はあまりよく知らなかったり(牛牛くんと勘違いしてたもんね。それにしても牛ブームなのかしら)、何かのテレビでインタヴュウに答えてるの観たけど子供じゃない、と思ったらしっかりした受け答えでわたしより大人じゃん。それにきゃわいいいい。
実物の牛田くんは、もう少し大人っぽく見えました。14歳。大人と子供が混在する七色のお年頃。まだまだ子供だと思っていたら大人成分も。お年頃ですよね〜。まだ、優等生な感じも残ってるけどステキな音楽家になりそう。大人のオーケストラを翻弄するような強引さ、気まぐれさを身につけて、ショパンの持つダーティというかデモーニシュな暗さが入るともっと良くなる。おねーさんがあんなこともこんなことも教えて差し上げたい♡肥沃な悪の道にお誘いしたい。ってわたし、クンドリか。
アンコールには、プーランクの即興曲第15番「エディット・ピアフを讃えて」。とてもセンスの良い音楽を選曲。キラキラとステキな演奏でした。牛田くんって意外にもプーランクが好きなのね。彼のピアノでプーランクの秘曲をいろいろ聴きたい。現在はモスクワで勉強しているとのこと。じっくりと深く音楽を育てて(どうか大人の皆さんは売れるからといって彼を消耗品のように扱わないで下さい)、素晴らしい音楽家になっていくことを♥の目を持って見届けていきたいです。

お終いは、ベートーヴェンの交響曲第5番。オーケストラに弱さはあるものの、ベートーヴェン・サイクル進行中だけあって堂に入ったものでした。常任指揮者の大井さんのベートーヴェンは、強烈な個性は感じられないものの明るいポジティヴなみんなのベートーヴェンといった感じで好感度大。わたしは好きです(きゃっ)。

アンコールは、ハイドンの、いいえ贋ハイドンのセレナーデ。ハイドンのセレナーデとして有名だけどほんとはロマン・ホフシュテッターの作。でも良い曲、ではあるんですよ。でも、今度は本物のハイドン聴かせて下さいね〜。ベートーヴェン・サイクルのあとはハイドンなんていいな(妄想中)。

ニューフィル千葉は、おおよそ2管編成の小さなオーケストラ。団員にはヴァイオリンは6人しかいないし、トロンボーンなんかはひとりもいないので、必要なときはエキストラ頼むのかな。演奏会は、定期演奏会が年2回とニューイヤー・コンサートそれといくつかの音楽会の他は、たくさんの学校での音楽鑑賞教室。こちらが回数的にはメインの活動かな。文化活動の予算が公的にも私的にも厳しい中にあってぜひ、地域のオーケストラとしてがんばって欲しいです。来年は創設30周年みたいだし、わたしももっと聴きに行こうと思います。
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by zerbinetta | 2014-09-21 18:08 | 日本のオーケストラ | Comments(0)

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