カテゴリ:アマチュア( 108 )   

核のあるオーケストラと束ねる指揮者 オーケストラ・シンフォニカ・フォレスタ第4回演奏会   

2015年3月29日 @かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール

ウェーバー:「魔弾の射手」序曲
モーツァルト:交響曲第41番
ブラームス:交響曲第1番

石川星太朗/オーケストラ・シンフォニカ・フォレスタ


がっかりだった都民交響楽団のあと、傷心のわたしは青砥に移動してシンフォニカ・フォレスタの音楽会を聴きました。このオーケストラは2010年に活動を始めた新しいオーケストラです。若手指揮者の石川さんの下での音楽作り。で、極だって特徴的なのは、コンサートマスターを含め、弦楽器(ヴィオラ、チェロ)のトップに、若手、石川さんと同世代のプロの音楽家を配しているということ。特にコンサートマスター(オーケストラの公称ではコンサートミストレス)の須賀麻里江さんはチラシにも写真入りで載ってるくらいの押し。

一聴して分かったのは、このオーケストラ、アマチュアには珍しく、弦高管低。弦楽器のトップにプロ奏者を置いているのでさもありなんだけど、弦楽器の方が上手いんです。管楽器(特にホルン)は正直もっとがんばれーーって思いました。決して下手というわけではないんですけど弦が上手いから。
そういうわけで、「魔弾の射手」では、ホルンの4重奏にちょっとはらはらもしちゃったんですが、全体的にはなかなか良い感じ。音楽がちゃんとまとまってる。

2曲目のモーツァルトの「ジュピター」は、とてもステキな演奏でした。この曲ってこんなに短かったっけと最後思ったくらいに時間の経つのが速くて(テンポが速いわけではありませぬ)。それは同時に、軽さを持った演奏で、堂々とした祝祭的な演奏ではないということ。なので、好みが分かれると思うのだけど、わたしは爽やかスッキリな「ジュピター」っていいと思う。最後のフーガとかもう少し管が出てきて欲しいと思うところはあったんだけどね。

ブラームスも聴いてる感じは、カルピスソーダ、ただし炭酸薄め。重くならずにスッキリ爽やか系。でもさすがにブラームスになると、弦楽器は上手いとはいえ人数が少ない(数え間違いがなければ第1ヴァイオリンで12人)、なので、響きが薄く感じるところがちらほら。作曲者のブラームス自身は、少ない編成(弦楽器が34人だって)での演奏を望んでしていたみたいなので、重厚なブラームスは後から付けられたイメジらしいけど、でもさすがにアマチュアのオーケストラでこの人数ではきびしいかな。
でも、演奏は、指揮者のやりたい音楽の姿がしっかり見えてて納得。若くてスマートでステキ。石川さん、素晴らしい指揮者の卵だわ。って言ったら失礼かもしれないけど、これからの活躍を期待して敢えて今は卵としたい。30歳(くらいで弱冠遅咲き)だけど、まだプロのオーケストラを振った経験が少なそうだから。読響さんも振るみたいだし、目が離せませんね。
一押しコンサートマスターの須賀さんは、にこやかでプロとしてご活躍の方だけに余裕。他のトップの人もそうだけど、こんなに楽しそうに音楽をやられるとみんなにその楽しさがうつっちゃう。そういうしっかりとした核のあるオーケストラですね。
石川さんの音は、しっかりと芯のある涼しげな硬めの音でシベリウスなんかも聴きたくなる感じ。それと、石川さんの所属してる、アンサンブル室町、超興味ある。和楽器と古楽器の複合オーケストラ(石川さんはバロック・ヴァイオリンも弾きます)。この異種格闘技、面白そうじゃない?近々に音楽会はないみたいだけど、次のときは絶対に聴き逃さないようにしよう。

若い才能にも邂逅してほんとに良い音楽会でした。ところで、かつしかシンフォニーヒルズのモーツァルトホールの座席って、人が歩くとずいぶん揺れるのはなぜ?



♪♪
オーケストラ・シンフォニカ・フォレスタの次の演奏会は、来年の秋頃の予定だそうです。
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by zerbinetta | 2015-03-29 17:17 | アマチュア | Comments(0)

朝7時に湯治場で・・・ 都民交響楽団第119回定期演奏会   

2015年3月29日 @東京文化会館

ドヴォルザーク:序曲「自然の王国で」
エルガー:エニグマ変奏曲
ドヴォルザーク:交響曲第8番

金洪才/都民交響楽団


昨日偶々、ヒンデミットの「朝7時に湯治場で二流のオーケストラによって初見で演奏された「さまよえるオランダ人」序曲」という曲をu-tube 聴いてたんですよ。まあ、凄い曲で。百聴は一聴に如かず。聴いてみて下さい。最近、ベルリンフィルでも音楽会でやってますね。それにしても、この曲からタイトルを付けるようになるとは。。。

夕方には雨が降ったけど、お昼はお天気がもってお花見日和。上野公園はものすごい人だかり。それにしても外国人、主に中国人かな、が多くてびっくり、外国の観光地に来たよう。こんなに多いの今年からですよね?そんなお花見街道をゆらりゆらりと人をかわしながら歩いて文化会館へ。大好きな都民響の音楽会へ。

今日の指揮は金さん。確か女優さんと結婚されたイケメン指揮者♥と期待してたら、金さん違いだった。がーん。
で、音楽会が始まったら。。。あれれれ?これが都民響?


♪♪
都民交響楽団の第120回定期演奏会は、9月20日、すみだトリフォニーホールです。


(ここからは罵詈雑言の連続です。読みたくない人はここまでで)

続きはこちら
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by zerbinetta | 2015-03-29 01:52 | アマチュア | Comments(0)

若い?いや老練です ユーゲントフィルハーモニカー第9回定期演奏会   

2015年3月21日 @すみだトリフォニー

シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
ブラームス:交響曲第3番
バルトーク:オーケストラのための協奏曲

三河正典/ユーゲントフィルハーモニカー


去年、マーラーの交響曲第9番の演奏を聴いて、若者のオーケストラなのに凄〜いとびっくりしてしまったユーゲントフルハーモニカー、今年も聴いてきました。ユーゲントフィルってユーゲントって名前に付いてるのにユース・オーケストラではないのだけど、元々は高校生の選抜オーケストラのOBが集まったオーケストラで、結成から10年たってもまだ若〜い。平均年齢20代?って見た感じ。いろんな世代の人で構成されてる歴史のあるアマチュア・オーケストラも好きだけど、若者のオーケストラも好き。刹那のきらめきがあるし、何よりも若いエキスがだ〜い好き♥

そんな若いオーケストラなので、今日の演奏曲目の中では、若いシュトラウスの出世作、「ドン・ファン」が一番オーケストラにぴったりと思ったのですが、軽く裏切られました。まだ、固かったのかな〜。若者の素直な直線的な演奏が、若書きなのに爛熟したシュトラウスの艶めかしい音楽に合わなかったというか。エロ小説を学級委員長が無表情で朗読する感じ、と言ったら極端すぎるけど、もっとエロ成分が、と思うのは嫌らしい大人の意見かしら。

で、予想に反して良かったのは、枯れた作曲科の代表ブラームスの交響曲第3番。いや、ブラームス枯れてないって。ブラームスの交響曲第3番ってブラームスの交響曲の中で一番演奏するのが難しそう。確かこの間、他の指揮者の人もそうおっしゃっていたし、後ろで細かい音符で動いていたり合わせるのが難しそうだったり。だから、どうなるかなって思っていたら、良い。そうだった。このオーケストラ、若者だからって侮ってはいけなかったんだ。三河さんのバトンの元、老練なマーラーを聴かせてくれたんだった。三河さんの音楽をとても良く体現してる。このオーケストラの良さは、音楽の方向に統一が取れてること。みんなが音楽をよく知っていて同じ音楽を奏でてる。とてもよく練習しているのが分かる感じ。ブラームスは、枯淡の境地の演奏ではないけど、っていうかブラームスってもっとロマンティックな熱い人でしょ、少なくとも形式主義者じゃない、適度に勢いと熱があってとても魅力的な演奏。エロはないけどクラスの人気者が味わい深く朗読しました。

それに輪をかけて良かったのが、バルトーク。細かな表現で、わたし的には疑問に思うところもあったけど、みんながきちんと丁寧に演奏して良かった。では済まされない演奏。まず、オーケストラの音色がいい。銀色にざらざらしてて、心を擦ってくる。そして、もの悲しさ。バルトークの気持ちがそのまま音楽になったみたい。この曲って、そんなこと全部取り払って、オーケストラのヴィルトゥオーゾとしてあっけらかんと明るく演奏することもできると思うけど、今日の演奏は、なんか若者らしい生真面目さでバルトークの孤独を表現していたと思います。そういえば、ショスタコーヴィチの交響曲第7番を茶化すところ、そうではなくて、ショスティの音楽が意味しているところ、ナチスを非難しているんじゃないかって思えました。これはわたしにとって大発見(あとでネットで調べてみたらそういう解釈もすでにあったんですね。知らなかった)。なんかかっこよかったし、心にもずんときました。前の学校ではギラギラとツッパってた転校生がクラスになじめず愛想をふるものの孤独の気持ちは癒やされない感じ。

アンコールはブラームスのハンガリー舞曲第6番。うん、今日はハンガリアン。シュトラウスが惜しいい。リストか誰かにしておけば良かったのに。って違。

このオーケストラすごくいいです。音楽会は年に1回みたいだけど、来年もきっと行く。行きたい。


♪♪
ユーゲントフィルハーモニカーの第10回定期演奏会は、来年2016年3月12日、すみだトリフォニーです。
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by zerbinetta | 2015-03-21 01:47 | アマチュア | Comments(0)

春の日のブラームス アイリスフィルハーモニックオーケストラ第7回演奏会   

2015年3月1日 @杉並公会堂

ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ラフマニノフ:交響曲第2番

真野謡子(ヴァイオリン)
中島章博/アイリスフィルハーモニックオーケストラ


アイリスフィルハーモニック、一度聴いてみたかったの。というのは、このオーケストラが掲げている使命が、若手演奏家の支援、ということで、毎回、音楽会に若手の音楽家をソリストに呼んで協奏曲を演奏してるんです。こういうはっきりとしたコンセプトを持っているオーケストラって好き。指揮者の中島さんの呼びかけでできたオーケストラなんですね。
で、指揮の中島さんったら、なんというか人生を誤ったというか。。。工学系の博士さんで、今、ポスドクと指揮者の2足のわらじ。ううう、どちらも将来が。。。闇。せめて片方は安定した職じゃないとぉ。と余計なお世話。どちらにせよ、この職業での2足のわらじは難しいので、選択を迫られることになるのでしょうね。工学系なら短時間でお金の稼げる仕事ってあるのかしら。なんて、考えないで好きなことに突っ走って欲しいな。

余計なこと大杉でごめんなさい。
音楽会は、ブラームスのヴァイオリン協奏曲から始まりました。ソリストの真野さんは、オランダで勉強されたあと今はフリーの音楽家として活動中、でいいのかな。それとデュオ・イリスを作って演奏活動を行っています。奇遇。今日のオーケストラも iris。オーケストラは英語読みでアイリス。そしてアヤメ(花言葉は使命とか優しい心)という意味から採っているんですけど、真野さんのイリスは、ギリシャ語(英語にも同じ意味があるのですが)で虹、から採ったとのこと。ひとつの単語が意味を広げてつながっていく。

真野さんのブラームスは、春のような軽やかな爽やかさ。この曲って、秋のようなしみじみとした味わいのある音楽だと思うけど、浮ついた華やいだ感はないけれど、すうっと心が浮き上がるような、空に向かって解放されるような、秋と反対のベクトル。さらりとした梅酒のようにとってもすっきりと聴きやすい演奏なんだけど、本物の梅酒にあるような濃さがあまり感じられなかったのがちょっと残念だったかな。すうっと身体の中を通って気持ちがいいんだけど、音が行ってしまうと何も残らないような。とても気持ち良くステキだったのに、それは覚えているんだけど、どんな演奏だったのか思い出せないような。あまりにも刹那。儚すぎる。真野さんのヴァイオリン、モーツァルトで聴いたみたいと思いました。
アンコールには、バッハの無伴奏ソナタ第3番からラルゴ。この演奏も爽やか系。静かに歌ってる。

休憩のあとは、ラフマニノフの交響曲第2番。この間もロシア専門オーケストラで聴いたばかり。ファンの方には怒られるけど、わたし的には退屈な曲。でも人気ありますよね。アマチュア・オーケストラでもちょくちょく採り上げられるもの。美しい旋律の音楽だけど、ちょっと長いのでこの曲を最後まで聴かせる演奏って難しそう。と思っていたんですが、すごく良かった。ロシアって感じはしなかったけど、中島さんは曲を手際よくまとめて、何よりも流れが良かったので、音楽で川下りする感じ。景色が次々と変わっていって飽きさせないの。オーケストラはバランスがとれていて、まとまりのある感じ。中島さんの指揮は、空振りする(体の動きにまだ思いを乗せきれないところがあって、指揮者の音楽をオーケストラに伝え切れてないと感じる)ところもあったけど、音楽の作り方がとても上手いの。指揮については、まだ若い指揮者なのでしょうがないしこれから伸びていくに違いないので、どんどん経験していけば良い指揮者になりそう。アマチュアとはいえ、せっかく自分のオーケストラを持っているのだし、若手の将来性のある音楽家との共演は、彼のキャリアにとても良いに違いないでしょう。というかそれも彼の戦略?彼とアイリスフィル、これからも聴いていきたいです。どんなソリストが来るのかも楽しみですしね。

ところで、わたし的には、中島さんって典型的な理系のポスドクな感じの風情だったのでちょっと可笑しかったというか親しみを覚えました。わたしもそんな世界に長いこと浸かっていたので。
それから、このオーケストラ、ヴァイオリンの一番後ろの席に一番上手い人(多分コンサートマスターの人より上手い)が座っていてあれ?と思いました。多分プロの方だわ(にこやかな表情というか余裕というかそんな感じがしました)。トレイナーの方かしらね。一緒に音楽を楽しんでいて、こういうの大好き♥


♪♪
アイリスフィルハーモニックの第8回演奏会は、12月19日、杉並公会堂です。ソロはフルートの上野由恵さん。
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by zerbinetta | 2015-03-01 01:15 | アマチュア | Comments(0)

ヘドバンするヴァイオリン! オーケストラ・ルゼル第15回演奏会   

2015年2月11日 @すみだトリフォニー

サンサーンス:「サムソンとデリラ」よりバッカナール
ラヴェル:ラ・ヴァルス
サンサーンス:交響曲第3番「オルガン付き」

平田寧子(オルガン)
佐々木新平/オーケストラ・ルゼル


招待券をもらったので、オーケストラ・ルゼルの音楽会に行ってきました。去年聴いて好印象のオーケストラです。知らなかったんですが、もともと電気系の大学の関係だったんですね。わたし電気苦手なんだけど、元電気関係のオーケストラって多くない?というか、電気関係の大学って多いのかしら。ルゼルさんは、若い人が多い感じです。平均年齢30歳くらい(?)

今日のプログラムは、フランスもの。サンサーンスの「オルガン付き」はこの間、新交響楽団さんで聴いたばかりだし、どうでしょう。音楽会の前にロビー・コンサートがありました。弦楽四重奏(チェロの代わりにコントラバス)とファゴットの合奏。ファゴットは、ロッシーニの「ウィリアムテル」序曲から有名な「スイス軍の行進」をファンファーレのとこからやったのだけど、勇壮な行進曲もファゴット・アンサンブルでやるとどこか剽軽で笑っちゃった。面白いね〜楽しいね〜。
それから、会場では、オルガンのソロのプレコンサート・パフォーマンス。トッカータとフーガとヴィエルヌの「ウェストミンスターの鐘」。学校のチャイムで有名な曲ですね。こちらの方が今日のオルガンに合ってると思いました。それにしても音楽会の前にお得感2倍。

さて、今日の音楽会、一言で言うと楽しかった〜面白かった〜。
まず指揮者の人が、ちょっとかっこつけてる風で、オレカッコよく指揮してるぜ〜って感じぷんぷんでしっかり見せて(魅せて)くれるんです。そこから出てくる音楽もちゃんとかっこいいからいいの。アマチュアらしい音楽の楽しさを上手く引き出してる。オーケストラの方も指揮者に付いていって、指揮者とオーケストラの化学反応がとても上手くいっていて、佐々木さんのやりたい音楽がしっかり音になってるのがステキ。佐々木さんはノせるタイプね。ひとりひとりが積極的に音楽を奏でることを教え込んでる。それは、オーケストラの人たちの体の動かし方でよく分かるの。ヨーロッパのウィーンフィルとかフランスのオーケストラとか、表情豊かに大きく体を揺らしながら音を鳴らすオーケストラあるけど、そんな姿勢を目指してる(日本人はあまりやらない。イギリスのオーケストラも)。
それは、最初の扇情的に演奏された「バッカナール」から感じたんだけど、特に良かったのが、みんなくねくねと演奏していた、「ラ・ヴァルス」。佐々木さんの音楽とオーケストラの姿勢がものすごく一致して、歯磨き粉のチューブを絞り出すように、にゅるにゅると音楽を奏でていました。面白いユニークなラヴェルだけど、これもアリ!全員が体を揺すって演奏していたヴィオラ・セクションにブラヴォー。上手かった。

でも、すごく面白かったーーっと笑いながら言えるのは、それじゃないの。そう、帰りにお客さんがみんな口々に話題にしてた、若干1名。第一ヴァイオリン男子。もう最初っから目立ってました!それは凄まじく、場違いなほどに。だって、ロックのギタリストがノリノリでヘッドバンキングするかのように激しく身を悶えさせて弾いてるんですもの。周りの人、ぶつかったり気が散って引きにくいんじゃないかと余計な心配をするくらい。コンサートマスターは、オーケストラをリードするのに体を使って弾いたりもするけど(あっ、今日のコンサートマスターさんもわりと大きな身振りで弾いていましたが)、そんなレヴェルじゃないし(かなり激しいソリスト・レヴェル)、第一彼、後列でコンサートマスターですらないの。もう目が一点に釘付けよ。
最初は、彼だけが突出して身悶えていて他の人たちは、普通に弾いていたんだけど、2曲目の「ラ・ヴァルス」では、みんなが体を揺らして弾いていた(もちろん彼ほどではなく、ヨーロッパのオーケストラに比べても控え目なんだけど)ので、指揮者は、体で表現することを音楽に求めていたのではないかしら。それを極端に体現しちゃったのが彼。おもしろ素晴らしい。(全員が彼みたいに弾いたらとんでもないことになっていたでしょう。見てみたい気もするけど)

「オルガン付き」の交響曲は、ノリノリ感覚で弾ける曲ではないし、彼を除いて、揺れは控え目だったけど、音楽には、発熱する積極的な気持ちが入っていました。美しく精巧な音楽というよりも、情熱的なサンサーンス。わたしは、この曲は感情を排した精緻な作り物だとおもってるんだけど、情熱的なのもアマチュアらしくていい。というより、こういう演奏の方がアマチュア・オーケストラの長所を出せると思うんです。それを上手く引き出していた佐々木さんは、このオーケストラととても相性が良いのでは、と思います。プロのオーケストラでどんな音楽をするのか興味もあるんですけど、今日の音楽会を聴く限り(練習とかを見ていないので確かではないけど)アマチュア・オーケストラにとって良い指揮者だと思いました。かっこつけてるのが音楽に表現されて嫌みに見えないのもいいですね。


♪♪
オーケストラ・ルゼルの第16回演奏会は、8月9日、かつしかシンフォニーヒルズです。珍しく歌付き。
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by zerbinetta | 2015-02-11 15:14 | アマチュア | Comments(0)

へたくそでも好き ろうさいの森アンサンブル第7回定期演奏会   

2015年2月7日 @銀座ブロッサム

ブラームス:悲劇的序曲
伊福部昭:交響譚詩
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」

室賀元一/ろうさいの森アンサンブル


銀座に買い物へ出たついでに、否、半分はろうさいの森アンサンブルを聴きたいがゆえに、銀座に来ました。ろうさいの森アンサンブルは、初心者でもOKなので、決して上手なわけではないけれども良い音楽をするな〜というのが前回聴いた印象です。
今回も全く同じ印象。技術的な不足は否めないけど、音楽はとてもいい。指揮者の室賀さんがオーケストラに音楽的な弾き方、前に出る後ろにさがるバランスの取り方、フレーズの作り方切り方等をひとつひとつ忍耐強く指導してこられたんでしょうね。オーケストラの方も真剣にそれに応えて音楽を作ってきたことが窺えます。伴奏の鳴らし方とか合わせ方とかみんなひとつの音楽を作っているもの。上手なアマチュアやプロのオーケストラでさえもときどき音楽を知らないで弾いてると思うことあるから、これは褒めても褒めすぎじゃないステキなこと。オーケストラの平均年齢が高いのも関係してるのかな。音楽を長く好きで経験してきた時間は、きっと音楽ににじみ出てくるもの。ほんとの愛好家の集まり。

演奏は、中では伊福部の曲が意外と良かったです。日本人の血が弾きやすさにつながるのかな。自然にそのままわかり合えてる感じで。「田園」は、やっぱり難しいかな。

アンコールには、ドヴォルザークの交響曲第8番から第3楽章。なんで?今度の音楽会でやるのかな?と思ったけどそうではなさそう。純粋に弾きたかったのね、きっと。今度は全曲聴きたいな(確か、かなり難しいハズ)。

残念なのは、夜の部があるので時間が無くて寒天食べに行けなかったこと。早くに出てきて音楽会の前に行けよって話ですが。ちゃんちゃん。


♪♪
ろうさいの森アンサンブルの第8回定期演奏会は、8月29日、大田区民プラザです。
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by zerbinetta | 2015-02-07 01:19 | アマチュア | Comments(0)

うん、これだ。わたしの求めていたものは。もしかして爆音系? 新交響楽団第228回演奏会   

2015年1月25日 @東京芸術劇場

ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
チャイコフスキー:「白鳥の湖」から抜粋
サンサーンス:交響曲第3番「オルガン付き」

鈴木隆太(オルガン)
山下一史/新交響楽団


新交響楽団。とても上手くて(アマチュアのオーケストラの中で間違いなくトップ・レヴェルのひとつ)、いつも良い演奏を聴かせてくれるんだけど、わたしのわがまま的不満を言えば、音楽をとてもきれいにちゃんと演奏しようとする(そしてそれはとても上手くいってる)あまり音を丁寧に置いてしまうところがあるところなのね(ところの繰り返し)。リスクを犯してもひとつ先にある音楽を表現できたら、って思っちゃうの。きれいだけどおとなしいみたいな。これってN響もそうだけど。上手いところの陥りやすい罠かな。でも、今日はそのわがまま的不満を解消してくれました。

山下さんは、名前は前から知っていたけど聴くのは初めて。カラヤンの元で修行して、今はどこにもポジションがなくてフリー?どこかのオーケストラ任されないのかな?
さて、その山下さんと新交響楽団。最初の「ローマの謝肉祭」からいつもと違った。溌剌と生命力に溢れてる。ぴちっぴちの獲れたて。おとなしいオーケストラが跳ねてる。山下さんはオーケストラの音を解放するのが上手い。引っ張るのでもなく追い立てるのでもなく、のせてる感じ?ぶんぶん振り回して速球投げてる感じ。遠心力よ、遠心力。音が大きいし解き放たれているので、爆音系なのかな?でも、ディーテイルをおろそかにするのではなく、きちんと丁寧に磨いているのは流石。カラヤン流?オーケストラも、山下さんの要求する、巧妙なフレージングやニュアンス、にしっかり応えるところは、さすが新響。それにしても、山下さん、かなり鍛えたな。

2曲目の「白鳥の湖」は組曲じゃなくて、全幕からの抜粋というのが嬉しい。8曲しかないのが寂しいけど、物語を容易に思い浮かべられてステキ。組曲だと物語が壊れて悲しいもの。イントロがあって、幕開けの音楽(1情景)、楽しいワルツ(2ワルツ)。で、「白鳥の湖」のメインテーマと言える超有名な10情景。オデットと王子の夢見るようなパ・ド・ドゥのアダージョ(13パ・ダクシオン)。各国の踊りからは、20ハンガリーの踊りと21スペインの踊り。そして最後の29フィナーレ。山下さんの音楽は、テンポにメリハリがあって、バレエのシーンを思い浮かばせつつ、音楽だけで楽しめる演奏。そう、この曲ってほんと良い曲なのよね。バレエがなくても音楽だけで全曲楽しめるもの。さすがにスペインのカスタネットは難しくてリズムよれてたけどこれはご愛敬。プロでもめちゃくちゃなの聴いたことあるしね。

最後のサンサーンスも素晴らしい演奏。オーケストラが上手いから、ハーモニーがとてもきれいだし、色彩感もあってきらきら。それに、山下さんが引き出す明るくて熱のこもった情熱的な音楽。サンサーンスって、感情を排した純音の結晶みたいな音楽だと思っていたけど、こういう体温のある青春みたいなのもいいな。最後の情熱的な終わり方もいいし。

このコンビでもっとたくさん聴いてみたくなりました。客席から聴くととても相性いいみたい。練習は厳しそうだけどね。でも、こんな演奏させられたらスカッとするよね。わたしは音浴びできて気持ち良かったよ。


♪♪
新交響楽団の第229回演奏会は、4月19日、東京芸術劇場です。湯浅卓雄さんでタコ〜〜〜。
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by zerbinetta | 2015-01-25 09:27 | アマチュア | Comments(0)

アマオケ界のキラキラネーム オーケストラ☆の王子さま第39回定期演奏会   

2015年1月24日 @杉並公会堂

モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」序曲
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲、交響曲第7番

宮尾悠(チェロ)
喜古恵理香/オーケストラ☆の王子さま


ちなみにわたしはキラキラネームに対して悪くは思っていません。かの大文豪の森さんも子供にキラキラネーム付けてますしね(彼がキラキラネームの草分け?)。わたし自身はつけないと思うけど人それぞれだからいいんじゃない、というスタンス。とは言っても、オーケストラ☆の王子さま、には名前で興味を持ちました。アマオケ界のキラキラネーム。今活動しているアマオケでは、ケツバット・キネン・オーケストラと共に2大ユニークネームじゃないかしら。ちなみに名前の☆は、星ではなく☆みたいです。もう20年以上も続いている息の長いオーケストラですね。歴史が長い割にメンバーは20代30代が中心で若い人が多い感じです。

まずは、モーツァルト。実は、白状しちゃうと、☆の王子さま、なんてちょっとメルヘンっぽくて同好会的なノリで、ゆるい演奏かと思ってたら(失礼をごめんなさい)、上手かった。ものすごく上手いというわけではないけど(アマチュアでもプロ並みのところあるしね)、聴きに来て良かったと思えるくらい。わざわざ遠くの杉並公会堂まで出かけてきても。
「コジ・ファン・トゥッテ」は、会話劇というかおしゃべりを楽しむように重唱たくさんだけど、序曲でも、楽器間の掛け合いが多くて、それをなかなかステキに演奏していたと思います。速い音符で(ちゃんとできてるんだけど)緊張のせいか余裕がなくなっちゃうのはご愛敬。しょうがないよね。

でね〜〜。何と失礼なことに、ごめんなさい、ドヴォルザークのチェロ協奏曲のとき、第1楽章の途中から、寝落ちしてしまったのです。気がついたら、第2主題ってこんなにゆっくりだったっけ?と思ったら第2楽章だったという。ほんとにごめんなさい。チェロの宮尾さんはすごくきれいな音で弾いていました。まだ音大(院)出たての若い人。経歴を見るとフリーなのかしら。プロのオーケストラで十分にやっていけるのにって思ったけど、ソロ、室内楽指向なのかな。柔らかで暖かく軽めの音色は、フランスの作曲家の室内楽の雰囲気。スムージーなチェロの音色。

交響曲第7番は、ちゃんと聴きました。指揮者の喜古さんも若い(20代半ば)の方(大柄っぽいけどかわいい系)だけど、大きな身振りで音楽を表現していたのがかっこよかったです。とても動きのきれいな指揮。音楽もオーケストラに過度に無理させず、余裕を持って、要所要所のアクセントを強調して音楽の特徴を掴んだ輪郭のはっきりした演奏です。ドヴォルザークの民族性(特にリズム)をくっきりと浮き立たせて、音楽を分かりやすく聴かせてくれました。オーケストラもそれに応えて、ステキな音楽を奏でていました。がんばっていたものね。
喜古さんは、わたし的には最近聴いた若手の中でとても印象に残る人。魑魅魍魎の、じゃなかった百戦錬磨の奏者を前にしてプロのオーケストラを振ったとき、きちんと自分の音楽を出せるかはまだ未知数ですが、なんか活躍できそうな気がします。て言うかして欲しい。応援したい。まずは、どこかのオーケストラの副指揮者になるとか(日本のオーケストラにそういうポジションあったっけ?)、コンクールかな。がんばれーー。

アンコールは、ドヴォルザークの弦楽セレナーデの第2楽章とスラヴ舞曲第5番。交響曲が良い演奏だっただけに、そこで終わっても良かったかな。あの曲で出し切ってた感あったから。演奏がダメだったってことはないんだけど、せっかく盛り上がったのに、そこでばっさり終わった方がいいのになって。アンコールの扱いって難しいね。


♪♪
オーケストラ☆の王子さまの第40回定期演奏会は、7月4日、杉並公会堂です。
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by zerbinetta | 2015-01-24 01:12 | アマチュア | Comments(0)

巨匠達の残り香 FAF管弦楽団第48回定期演奏会   

2015年1月18日 @すみだトリフォニー

ブラームス:交響曲第3番
ベートーヴェン:交響曲第7番

土屋邦雄/FAF管弦楽団


FAF管弦楽団の熱心なサポーターではないんだけど、彼らがブラームスの交響曲第3番をやるからには聴きに行きたくなります。何しろ、オーケストラの名前、FAFはブラームスのこの曲(冒頭の3つの音、ブラームスのモットー「Frei aber froh(自由にしかし楽しく)」から採ったもの。そして、土屋さんがおっしゃってたんだけど、ベートーヴェンの交響曲第7番もこのオーケストラの最初の音楽会で演奏された記念すべき曲とのこと。なんだか記念の多い特別な音楽会みたい。

指揮の土屋さんは、ベルリン・フィルで長きにわたってヴィオラを弾いていた(プログラムを見て初めて気がついた)、ヨーロッパのオーケストラの日本人の草分け的存在。演奏家としてとおっても偉い人なのです。80を超えてとてもお元気。そしておしゃべり。演奏を始める前に、曲目解説をしてくれる人はいるけど、いかに私はこの曲を振りたくないのかを話す人は初めて見た(曲が嫌いなのではなくて、指揮者としてはペーペーの私が振るのには難しいという理由で)。ブラームスの交響曲第3番は、ブラームスの交響曲の中で演奏頻度が低くて、どうしてかというと、最後が静かに終わる、ということもあるのかもしれないけど、難しい、ということがあるのかもしれない。確かにね、前にドホナーニさんとフィルハーモニアのを聴いたとき、木管楽器が地味に細かい音を吹きまくってて合わせるの難しそうだなって思ったもの。

お話を終えると、あまり間を置かずさっと(ちょっとびっくり)音楽を始めました。そして今日もやっぱり難しいんだなって思いました。弾けてない吹けてないっていうわけではないんだけど、アンサンブルするのにぎりぎりだなって。一所懸命になりすぎて周りを見ていないというところがいくつか聴かれました。第1楽章は、最初ゆっくりと始めてかなりテンポを揺らしてきました。長めにとった最初の音と旋律が始まるところの微妙な間とテンポにちょっと船酔いに似た感じを覚えたり、いつの間にか速くなってきたり、とても細かく表情を付けてきます。土屋さん、結構テンポ揺らすんだと思ったら、第2楽章からはそれほど大きな変化を付けず、どちらが彼の音楽なのか、それともどちらも彼の音楽なのか、は分からなかったのですが、後ろの楽章は、まだまだ音楽を深め足りていないようにも感じました。切りはないんですけどね。本人も多分謙遜しておっしゃっていたように、何とか聴かせられるものになった、丁度なのでしょう。FAF管弦楽団は、おおっと思ういい音を出したかと思うと、おや?普通な感じ?と思う音になったりして、ちょっとムラがあるな、っては感じました。
土屋さんの指揮は、素人っぽくて確かにぎこちないように見えたけど、音楽の精神面というか、技術的なものよりも奥にある内容をオーケストラにしっかり話してそれを音にしているように思えました。そして、何だか往年の巨匠達の飾らないかっこを付けない演奏の面影を聴いてるみたいな気持ちにさせられました。演奏家として巨匠達と音楽をしてきたことが血になってるんですね。

休憩のあとのベートーヴェンの前にもお話があって、ベートーヴェンではこの7番と5番と、あれもうひとつ6番だったかな?、の3つは振りたくなかった、若い番号のをやりたかった、みたいなことをおっしゃって、またやおら音楽を始められました。
ベートーヴェンの方は、技術的な難易度がブラームスよりも低い(でも音楽的にはやっぱり難しいと思う)からかオーケストラに余裕があって、その分音楽を語るところが上手かったです。土屋さんもあまりテンポを動かさずに、あっ一番最後の瞬間だけぐっとテンポを落としたのにはびっくりした(ここは短距離のランナーがゴールを走り抜けるように終わって欲しかった)けど、堂々とした演奏でした。特別なことはしていないのに、にじみ出てくる香りが土屋さんにはあるのですね。これは若い指揮者には絶対できない。土屋さんには、彼のやりたい音楽をぜひじっくり聴かせて欲しいと思いました。アマチュア・オーケストラでもいいから、土屋さんを常任にして演奏してくれないかな。彼から教えてもらいたい宝物の音楽うんとあるから。

今日の最高の演奏は、でも、アンコールの「エグモント」序曲でした。始まりからえっ!こんな音が出せるの!とびっくりするくらいの厚い重厚な音で、熱のこもった音楽は名演でした。素晴らしかった。打ち上げのお酒がきっとおいしかったことでしょう。わたしも満たされた気持ちでホールをあとにしたもの。


♪♪
FAF管弦楽団の第49回定期演奏会は、7月12日、ミューザ川崎です。
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by zerbinetta | 2015-01-18 01:23 | アマチュア | Comments(0)

誕生!フランス専門オケ オルケストル・フランセ・デュ・ジャポン第1回定期演奏会   

2015年1月17日 @タワーホール船堀

フォーレ:組曲「ペレアスとメリザンド」
ラヴェル:ピアノ協奏曲
オネゲル:交響曲第4番「バーゼルの喜び」

榎並優(ピアノ)
右近大次郎/オルケストル・フランセ・デュ・ジャポン


意外なことに、日本で多分初めてのフランス専門オーケストラの第1回定期演奏会だそうです。ロシア専門オーケストラは、この間聴いたアウローラを始めいくつかあるのに、シベリウス専門、日本専門とかもあるのに、結構人気のあるフランス(近代)音楽専門が今までなかったとは。不思議。創立記念演奏会ではなく第1回定期演奏会なのは、この前に、音楽会をすでに行っているからなのです。

フランス近代音楽って、ドビュッシーやラヴェルが有名で人気があるけど、ミヨーとかオネゲル(はスイス人?)、プーランクとかマイナーだけど良い曲がたくさんあるのね。だからこのオーケストラの誕生は嬉しいし期待したいのです。フランス・オーケストラとあって会場のアナウンスも日本語とフランス語でした。ちょっと洒落てるっ。20年前の今日の阪神大震災と先日のフランスでのテロ事件を覚えて、演奏の前に皆で黙祷を捧げました。

さて、演奏なんですが、ううむ、がんばれーーー。近代フランスの管弦楽曲って難しいと思うんですよ。時代的にはマーラー以降、シェーンベルクやウェーベルンと同時代、オーケストラへの要求もハンパじゃないし、フランスならではの明るい色彩感も欲しいしね。でも、みんな憧れのフランスものを楽しそうに弾いてるし(フランス専門オーケストラにフランスもの嫌いな人は混じってないよね)、オーケストラの雰囲気、指揮者(曲解説もしたのだけどとても面白い人)も含めて和気藹々なところがあるのが見て取れるんだけど、演奏はまだまだだわ〜。弦のアンサンブルには正確な音程が欲しいし、管楽器とかも音楽はよく知っているのだろうけど、その(欲しい)音を出す技術がまだついて行けてないというか。それでも、わたしの気持ちはポジティヴ。好きこそものの上手なれ。このオーケストラには、上手くなって素敵なフランス音楽を聴かせて欲しいです。そのポテンシャルはありそうだもん。フランス近代物ってたくさん名曲あるもの。あと、小編成のアンサンブルに洒落た曲も多いので、室内楽の音楽会もやって欲しい。オーケストラの技術向上のためにもね。

今日、意外に良かったのはラヴェルの協奏曲。実はとっても心配だったんだけど(管楽器に難しいソロが多い)、難曲を乗り越えた感じ。特にトランペット(ゲストの方かしら)が良かったです。それに、というかこれが主な理由なんだけど、ピアノの榎並さんが凄く良かったの。技術がしっかり安定していたし、かちんかちんと弾くところはメカニカルでうんと良い。第2楽章の重さはちょっとラヴェル的ではないかもとは思ったけど(ベートーヴェンやラフマニノフで聴いてみたい)、正直不意を打たれたようにびっくりした。帰ってきてググってみちゃった。イギリスで勉強されて今はイギリスと日本で活動されているのかな。あまり情報は無かったんだけど、ちょっと聴いてみたいピアニストでした(2月に埼玉と横浜でヴァイオリンとのデュオ・コンサートがあるみたいなんだけど、それ以上の情報は得られず)。そして、オーケストラもそれにつられて、実力以上の音が出ていたんだと思います。

めったに聴くチャンスのないオネゲルとか(オネゲルの交響曲を生で聴くのは初めて♪)、オネゲル好きがオーケストラの中にいる様子。今はまだ、できたばっかりで、2管の小編成で活動して行くみたいですが(大きくしないで基礎を固めるのかな?)、いつか、オネゲルの交響曲第3番(オネゲル好き♥)やメシアンの「彼方の閃光」とか大編成の曲もやって欲しいな。


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オルケストル・フランセ・デュ・ジャポンの第2回定期演奏会は、来年。1月16日、タワーホール船堀です。「屋根の上の牛」派手派手しく楽しく鳴らして欲しいな。
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by zerbinetta | 2015-01-17 12:38 | アマチュア | Comments(0)