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なつかしい故郷の音楽   

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mendelssohn: overture the hebrides
james macmillan: i (a meditation on iona), from ayrshire, tryst
tchaikovsky: souvenir d'un lieu cher
nicola benedetti (vn), james macmillan / lso chamber orchestra @lso st luke's


わたしが応援してる若手ヴァイオリニストのもうひとり、ニキの音楽会。初めて行くロンドン・シンフォニーのもうひとつの拠点セント・ルカ教会。ここではロンドン・シンフォニーのリハーサルや室内楽、小編成のオーケストラの音楽会が行われます。時間に余裕を持っていったら珍しく道に迷わず早く着いてしまいましたよ。近代的な教会。1階にはテーブル席もあってライヴハウスの雰囲気。教会なので楽屋がなくて降り番の人たちは外でぶらぶらしてましたよ。音楽会はメンデルスゾーン、今年記念年ね、のフィンガルの洞窟に始まって、今回指揮をしているマクミランさんの作品やチャイコフスキー、グラズノフ編曲のなつかしい土地の思い出。ニキの出番は、ニキのために作曲されたエイルシャー(と発音するんでしょうか?スコットランドの地名みたいですね。お二人の故郷?)となつかしい土地の思い出。そういえばメンデルスゾーンの序曲もスコットランドの情景を描いたものです。ステキなリンクです。ニキのヴァイオリンは前回聴いたシベリウスの協奏曲ではものすごく自由奔放でここまでやられると正しくないかもしれないけど肯いてしまうって思わせるものがあったんですが、シマノフスキの協奏曲を入れたデビュウCDを聴いてみて、実はとっても高い音楽性と豊かな感受性を持ったすてきなヴァイオリニストさんだったことに気がつきました。シマノフスキももちろんですが、ポピュラーなタイスの瞑想曲の静かに歌うような心にしみいる演奏に涙しました。シベリウスで見せた自由奔放さとは違い、崩すことなく大袈裟な表情をつけることもなく、心を動かす音楽を奏でることに感心しました。と、彼女のCDのことをつらつらと書いてしまったのですが、今日の演奏にも彼女のそうした特質を感じることができました。どんな自由奔放な演奏をしてくれるんだろうって期待してやってきたのですがその期待は見事によい方向へ裏切られました。彼女の音楽にはとっても豊かな歌があります。大らかで艶やかな音色があります。特に、彼女の故郷、そして同郷の作曲家に彼女が委嘱して書かれたエイルシャーにわたしは心温まるものを感じました。ステキです。休憩時間地下のカフェで、ニキが友達やファンの人たちと話しているのを見ましたが、音楽同様大らかで艶のある感じ。とても美人なんですが色気が健康的で真っ直ぐ。そしてとっても明るくて気さく。わたしもちょっとだけお話ししてCDにサインしてもらいました。ふふっ。
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by zerbinetta | 2009-07-02 19:43 | ロンドン交響楽団 | Comments(0)