<   2014年 10月 ( 9 )   > この月の画像一覧   

楽長就任おめでとうございます!! はいどん楽遊会その十二   

2014年10月26日 @雑司ヶ谷拝鈍亭

ハイドン:弦楽三重奏曲ハ長調、ト長調
     フルート三重奏曲第2番、第1番
     弦楽三重奏曲イ長調、フルート四重奏曲ト長調

菅きよみ(フルート)、竹嶋祐子(ヴァイオリン、ヴィオラ)
荒木優子(ヴァイオリン)、鈴木秀美(チェロ)


新交響楽団のあとは地下鉄でささっと移動して、雑司ヶ谷拝鈍亭ではいどん楽遊会。1000円〜の木戸銭で、プライヴェイトな雰囲気で一流の音楽家さんたちのステキな演奏が聴けるのってほんと、嬉しい。お寺にだって通っちゃう。(お住職さんの道楽(?)でやっているので宗教性は全くありません)わたしもお金持ちになったら、自分の家で若手の有望な音楽家を呼んで音楽会やりたいな。まあ無理だけど。

まず、主催の住職さん(お名前失念)から、鈴木さんが、雑司ヶ谷拝鈍亭の終身楽長(がくじゃなくてらくちょう。楽遊会だから。(わたし、がくゆうかいだとずっと思ってました))に就任したとのご挨拶。ある意味お遊びだけど、遊びこそハイドンらしいし、愉しくなって行きそうでいいね。鈴木さんおめでとうございます!ぱちぱちぱち。

今日はフルート三重奏をメインに据えたプログラム。フルート四重奏ならモーツァルトのが有名だけど、フルート三重奏って。バッハの「音楽の捧げ物」のトリオ・ソナタが似てるのかな?

でも、まずは弦楽三重奏。はいどん楽遊会でいつも思うのだけど、演奏自体はとても真剣なんだけど、プライヴェイトな空間のせいか、演奏者がリラックスしていて会場の雰囲気もとてもあずましいの。もちろん、音響なんかはちゃんとしたホールには敵わないんだけど、でも室内楽ってこんな音楽だよね。ハイドンの弦楽三重奏曲は初めて聴いたけど、やっぱり、ハイドンらしくて、弦楽四重奏よりも少し気楽で、とてもステキでした。ちなみに、ヴァイオリンが2本と、チェロの変則(?)編成。っていうか、多分、ハイドンの頃ってこの分野の黎明だから、本来はこういう編成だったのかな?

フルートが入っていよいよフルート三重奏。古楽のアンサンブルだから、もちろんフルートは木管のキーのないの。フルートが入ると華やかになるんだけど、でも、木の楽器のせいか音色が柔らかで、高い音なのにソプラノを聴いているというよりメゾのソットヴォイチェ。これが、弦楽器に溶け込んでとってもステキなのよね。菅さんもBCJのメンバーとしていつも一緒に演奏している仲。気心の知れたアンサンブルは、優しくもあり、すうっとさざ波を立てたりして、音楽を会話のように楽しんでるのがいいの。わたしもエアお茶を飲みながら一緒に会話を楽しんでるみたい。

弦楽三重奏曲をもう1曲挟んで、最後は、フルート四重奏曲。なんかとっても珍しい作品で、鈴木さんもハイドン・マニアの住職に教えられるまで知らなかったそう。曲の出来としては、三重奏の方が良いような気がしたけど、きれいな佳曲でしたよ。今日は全部長調の曲で、気分も爽やか。とても良い時間を過ごせました。鈴木さんの楽長就任を機に、この集いが愛され末永く続きますように。ハイドンにはまだまだ演奏を待ってる曲があるのですから。ハイドンが多作家でよかった♥
[PR]

by zerbinetta | 2014-10-26 23:55 | 室内楽・リサイタル | Comments(0)

フランスっぽくプロコフィエフ 新交響楽団第227回演奏会   

2014年10月26日 @東京芸術劇場

ラヴェル:「道化師の朝の歌」、組曲「ラ・メール・ロア」、「ラ・ヴァルス」
プロコフィエフ:交響曲第5番

矢崎彦太郎/新交響楽団


老舗のアマチュア・オーケストラ、新交響楽団の音楽会。今日はフランス?って、プロコフィエフはロシアの人だし、外国を展転するも最後はロシアに戻っているのでどう考えてもロシアなんだけど、どういう訳かわたしの中でフランスの感じが強くて、なぜなんでしょ?それはともかく、今日はフランスもの得意(ということらしいです。わたしは初めて聴きます)の矢崎さんの指揮。新交響楽団は、常任の指揮者を置かずに、それぞれの音楽会ごとに別々の方に振ってもらってるのですね。

プログラムの前半はラヴェル。フランスの音楽って、わたしの刷り込みというか思い込みかもしれないけど、独特な感じがあると思うんですよ。個々の音色やスタンドプレイが大切にされて、アンサンブルはゆるい感じの方が’らしい’とか。例えばフランスの国民性とイギリスの国民性(日本人に多少近い)の違いやオーケストラの違いってステレオタイプじゃなくて空気として感じることがあるんだ。きっちりしてるイギリスといい加減なフランス(そんなこと言うと日本から直接イギリスに行った人はえええ〜って思うかもしれないけど、フランスから見ればイギリスってきちきちしてると思う。少なくともわたしはそう感じた)。日本のオーケストラってきっちりアンサンブルを整えていくタイプだと思うし、個々の技量ではプロに及ばないアマチュアでは尚更。アンサンブルの精度を高めることで良い音楽を作る、というやり方が多いし上手くいくと思うのだけど、それとは反対のフランス音楽、特にラヴェルの色彩感をどう表現するか楽しみにしてました。

さすが、トップ・レヴェルのアマチュア・オーケストラ、新交響楽団、安心の演奏でした。それぞれのソロも上手くて、プロにはさすがに及ばないものの聴かせてくれます。で、何より、指揮者の矢崎さんがかなり細部まで練習で鍛えてきているというのが分かる感じ。矢崎さん、得意のフランスものをプライドを持って、アマチュアだからと容赦せずに音楽を要求してますね。それについて行ってるオーケストラもさすが(この段落さすがが3回w)。欲を言えば、ひとりひとりの奏者がもう少しわがままに魅せるように(例えば、ビッグバンドなんかでソロの部分をスタンディングするように)なればもっといいな。これまで確か3回、新交響楽団を聴いたけど、このオーケストラ少しおとなしい感じがするんですよね。もっとやんちゃでもいい。それにしても、矢崎さんはフランスものをほんとに得意にしているというのがぷんぷんと分かって、矢崎さんもさすが(4回目w)。

後半は、プロコフィエフの交響曲第5番。これもフランス風?矢崎さんのプロコフィエフは、お洒落っぽくて、重々しさがあまりなくて、軽やか。とまで言ったら言い過ぎかもしれないけど、鉄や銅や銀や亜鉛なんかを溶鉱炉にぶっこんでどろどろと溶かし混ぜるような、おどろおどろしいどろどろ感があまりなくて、そろそろ怪獣が出てくるところね(1楽章の終わりの方)、とワクワクしながら聴いていたのに怪獣出てこなかった。これもプロコフィエフの一面を捉えた解釈だと思う。んだけど、わたし的には、プロコフィエフはありとあらゆる黒くて重いものを溶かした坩堝なんですよね。そしてプラス狂人さ。譜面の中では、狂った世界がぐるぐるしながら、作曲家は一緒に狂っていると演じつつ冷静にエネルギーをくべているみたいな。筒井康隆さん?なのでわたしも冷静に聴いちゃって、プロコフィエフの実像なのかもしれないし、かっこいい音楽ではあったけど、物足りなさも感じたのでした。最後のテープを切るようなかけっこは良かったですけど。


♪♪
新交響楽団の次の公演は、第228回演奏会が来年の1月25日、東京芸術劇場です。楽しみにしてます。
[PR]

by zerbinetta | 2014-10-26 03:54 | アマチュア | Comments(0)

オーケストラの核はどこだろ? オーケストラーダ第8回演奏会   

2014年10月25日 @江東区文化センターホール

ベートーヴェン:交響曲第7番
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
プロコフィエフ:交響曲第1番

久保田昌一/オーケストラーダ


910円でした。
このオーケストラ、音楽会の料金システムが独特で、音楽会の曲にちなんだ数字の値段以上を音楽会が終わったら封筒に入れて払うというの。そして今日の数字は910でした。値段はチラシに出るので、数字の意味をうんうんと考えるのですが、ううむ、ちっとも分からない。3曲に何か共通の数字だろうとは思うのだけど。。。で、会場に行ってもプログラムにも何も書いていないし、答えが、、、分からん。

もーもやもやしたまま始まった音楽会(ってことないけど)はベートーヴェンの交響曲から。普通の音楽会と反対で、一番大きな曲が最初で、「ハイドン変奏曲」を挟んで最後はプロコフィエフの小さな交響曲「古典」。作曲年代順ということでこうなってるそう。ハイドンつながりなら最初にハイドンの交響曲でもいいのかなとも思ったりして(ハイドンもいい曲たっぷり)。

オーケストラーダ、前回聴いた「カルミナ・ブラーナ」の印象がひどく強くて、今日の小編成のオーケストラを観てこんなだったっけか?とちょっとだけいぶかしく思いました。でも、思い起こしてみると、前回も「カルミナ」の前に小さな編成のシューベルトをやっていたんでした。指揮者の久保田さんを中心に集まったこのオーケストラ、プロの人も何人かいらして(今日は、昨日アンサンブル・アクアでオーボエを吹いていた堀子さんがいらっしゃいました)、指揮者講習会をやっていたり、チラシはさみ廃止運動でチラシの代わりにアマチュア・オーケストラのコンサート情報をプログラムに載せたり、福祉施設の方を音楽会に招待したり、ユニークな活動がとっても好感度高くて、演奏自体も「カルミナ」がとてもステキでうんと期待していたんですけど、あれ?ちょっと印象変わったかなって感じました。オーケストラの核って一体どこにあるんだろうって?もちろんひとりひとりの顔を覚えているわけではないので、固定メンバーがどのくらいいるのか分からないんですけど、演奏の印象は(前回の「カルミナ」が大編成であるせいもあるのかもしれないけど)随分変わったのです。
でも、決してがっかりな演奏だったのではないんですよ。みんなとても丁寧に演奏してたし。その分、ノリというか、勢いがなかったんです。ベートーヴェンはもっと来い!って感じの曲でしょ。指揮者の久保田さんは、競馬の最終コーナーで鞭を入れるようなことはなく、大きく構えて落ち着いた感じで音楽を進めていたので、わたし的にはもっとオーケストラを追い込んで崩壊する寸前のスリルとスピード(速さではなくて勢い)を味わいたかったんです。

その点しっとり歌わせる「ハイドン変奏曲」はステキな演奏でした。このオーケストラと指揮者って、今できる一番の演奏をしようとするんじゃなくて、理想的な音楽を頭に思い描きながら演奏しているような気がします。今のレヴェルなら、勢いで押した方が演奏効果も得られるのに、そうはしなくて、まだ手は届かないけど、思い描いた音楽の音を出そうとしてるみたいな。わたしの感じですけどね。

お終いは「古典」交響曲。古典とか言っちゃって実はプロコフィエフらしい一筋縄ではいかない音楽。この曲の前に指揮者の久保田さんから、オーケストラで音を出しつつ解説があって、第4楽章がむちゃ難しいことを強調していました。聴いてる分にはかわいらしいんだけど、水面下では足ばたばた。この曲もステキな演奏でした。指揮者のテンポに必死に付いていくオーケストラ。運動会で競争しているのを応援しているようなはらはら感がありますね。
アンコールで、第4楽章を指揮者なしで繰り返したんだけど、2回目の演奏とあってリラックスしていたせいか、同じテンポでも余裕が感じられました。演奏が全く乱れないし(むしろ本番よりも良かったくらい)、よく練習してきたということがよく分かる演奏でした。ビバ木管楽器。

この若いオーケストラがこれから、どこに行くのか、はよく分かりません。理想を追い求めて良い音楽を追究していって欲しいです。オーケストラの道は長く。。。


♪♪
オーケストラーダの次の公演は、第9回定期演奏会が来年の3月28日、杉並公会堂です。
[PR]

by zerbinetta | 2014-10-25 00:07 | アマチュア | Comments(0)

時の実り アンサンブル・アクア結成10周年記念コンサート   

2014年10月23日 @市民文化創造感きららホール

イベール:3つの小品
モーツァルト:アダージョ K.411
ブリッチャルディ:木管5重奏曲
ボザ;木管5重奏のための自由な主題による変奏曲
高昌師:茶摘みによるディヴェルティメント
ロジャーズ/ホルコンブ:サウンド・オヴ・ミュージック

木管5重奏団アンサンブル・アクア


仕事の帰り道、大きく寄り道して船橋まで木管5重奏を聴きに行ってきました。日本では(というより世界でも?有名なのはアンサンブル・ウィーン・ベルリン?)珍しい常設の木管アンサンブル。地元千葉に密着して活動しているローカルなアンサンブルが10年も続けてるって凄くない?世界中を飛び回る凄腕のアンサンブルもいいけど、地元で気軽に聴けるのってとっても良くなくない?
それぞれのメンバーは、千葉出身とか千葉に関わりのあるプロの音楽家。経歴から推測して、音楽大学を卒業した前後に仲間が集まってアンサンブルを始めたのではないかしら。

今日はイベールを聴きに来たと言ってもよいくらいなんですが、そのイベールを含めて全部知らない曲。思い出してみると木管5重奏ってほとんど聴いたことがないのでした。でも、どの曲も親しみやすくて楽しめました。やっぱり、イベールのが頭ひとつ出てる感じなんだけど、吹奏楽の音楽みたいなボザの「変奏曲」や高の茶摘みをファンファーレ風に使った「ディヴェルティメント」も楽しい曲でした。わたしは映画を観たことないくせに曲はみんな知っていた「サウンド・オヴ・ミュージック」も良かったです。映画を観たくなっちゃった。

木管5重奏って、5人の違う楽器のアンサンブルだから、ヘテロジニアスな音色がいろんな方向から聞こえてキラキラするのね。ホモジニアスな弦楽四重奏の緊密さはないけど、色彩感があって、あと管楽器のほのぼのとした親しみやすさがあってなかなか良いです。アンサンブル・アクアは、ものすごく上手い一流の団体ではないかもしれないけど、流石プロと思わせる安定した技術で、10年の時を経て熟成されたアンサンブルには、あうんの呼吸の(管楽器はまさに呼吸する楽器だし)時の実りを感じました。小さなホールでの地元密着型の音楽会は、ご近所の人が集まるおいしい食堂的な気の置けなさ加減がステキです。最後に演奏された「サウンド・オヴ・ミュージック」が機会あるごとに演奏された来た思い入れのある曲というのも、アンサンブルとお客さんを上手につないでいるような気がしてステキでした。

アンコールには、「花は咲く」をお客さんと歌って。震災から歌い継がれている曲ですね。わたしは、震災のときには日本にいなかったのでこの歌、あまりよく知らないので(最近でもよくかかっているみたいだけど)一緒に歌えなかったんですが、何か「みんなでやろう」というとひとりはぐれてしまうのは、残念な性格かな。ははは。。。
でも仕事帰りにふらりと寄れる良い音楽会でした。
[PR]

by zerbinetta | 2014-10-23 00:00 | 室内楽・リサイタル | Comments(0)

ナンバーワン OB交響楽団第185回定期演奏会   

2014年10月19日 @ティアラこうとう

チャイコフスキー:交響曲第1番
シベリウス:交響曲第1番

中田延亮/OB交響楽団


OBって?チラシを見て、OB交響楽団ってなんのOB?ってか普通OBだったら△△大学OBとかって書くよね?OBってorchestra b×××の略?bって何よ?ってもやもやとした思いが胸を渦巻いたまま、何かを解決するために音楽会に足を運びました。ウェブサイトにも何にも書いてないし。

さて、会場についてプログラムを見て氷解。十把一絡げに大学オーケストラOBということで、なんと!東京のアマチュア・オーケストラの中で最も長い歴史があるのがこのOB交響楽団だそうです。1937年創立。今日も第185回定期演奏会です。(そうだった、随分定期演奏会を続けてるんだな、と思ったのも今日来た理由でした)オーケストラの年齢層も良い具合に高め、いろんな年代の人が混じっているいい感じです。

プログラムは1番。チャイコフスキーとシベリウスの交響曲第1番。それぞれの作曲家の交響曲の出発点となった作品。でも、両者とも(その後の円熟にはまだまだだけど)音楽は充実してて聴き応えがあるし、演奏もわりとよくされてますよね。年代順に敢えて静かに終わるシベリウスをあとに持ってきて、ってこういうプログラムはアマチュアならではですね。どちらがトリを取ってもおかしくない大きな交響曲を2つ並べるというのは。でも、この順番で2曲並べたことで、シベリウスが最初、いかにチャイコフスキーの影響を受けていたのかよく分かる感じです。

中田さんとOB交響楽団の演奏は、音楽の特徴を上手く引きだしていて良かったです。チャイコフスキーの方は、わりとあっさりとした味付けで、盛り上がるところ、もうちょっとオケが来たらとは思ったけど、木管楽器のソロなんかはなかなかステキで、柔らかな寒さの雪の日の幻想という感じでした。

一方のシベリウスの交響曲は、わざとではないと思うんだけど、接着剤不足というか音楽の各パートの要素間の有機的な絡みが弱くて、シベリウスって何だか自己破壊願望があったのかなって思いました。後期の交響曲なんかでは顕著なんだけど、細かな要素のモザイクのような集合体で大きな交響曲を組み上げていく手法が実は始めの交響曲にも見られるんだということが解って面白かったです。今日のは図らずもなったという感じだと思うんだけど、でも、こういうやり方のシベリウスもステキでした。納得のいく演奏。最後ちょっと場違いなブラヴォー、静かな音が終わったとたんの待ってましたといわんばかりの、があったんですけど、会場の誰も同調せずに静かに余韻が消えていくのを待ったのも印象的でした。ブラヴォーをした人はちょっと恥ずかしい思いをしたんだと思うけど、アマチュア・オーケストラの音楽会には、あまりクラシックの音楽会に来たことのない人も多くおられるみたいなので、悪気のあるブラヴォーではなかったと思います。それよりも会場の緊張が途切れなかったのが素晴らしかったです。ブラヴォーで音楽は台無しにならなかったですよ。

アンコールには「花のワルツ」。いやん、これを聴くとバレエを観たくなっちゃう。
[PR]

by zerbinetta | 2014-10-19 09:49 | アマチュア | Comments(0)

絶品の夜 ロベルタ・マメリ&ラ・ヴェネクシアーナ 〜ある夜に〜   

2014年10月16日 @王子ホール

モンテヴェルディ:「オルフェオ」より「我が愛するベルメソス川から」
マリーニ:パッサカリオ
モンテヴェルディ:「音楽の戯れ」より「ああ、私は倒れてしまう」
          マドリガーレ集第7巻よりリトルネッロ
フェルーチェ・サンチェス:「他の男が暴君のように」
モンテヴェルディ:マドリガーレ集第5巻よりシンフォニア「こんなに素晴らしい響き」
フォンテイ:「エリンナの涙」
モンテヴェルディ:マドリガーレ集第7巻よりシンフォニア「チェトラの調べに合わせて」
         マドリガーレ集第7巻より「なんて心地がよいのだろう」
モンテヴェルディ:マドリガーレ集第4巻よりシンフォニア「私は泣き、溜め息をついた」
メールラ:子守歌によせた宗教的なカンツォネッタ
モンテヴェルディ:シンフォニア「つれない娘たちのバッロ」
         「アリアンナ」より「アリアンナの嘆き」
         「ポッペアの戴冠」よりシンフォニア
カヴァッリ:「アルテミージア」より「情熱をもやし、嘆き、涙して」
モンテヴェルディ:「ウリッセの帰還」よりシンフォニア
         マドリガーレ集第8巻よりシンフォニア「ニンフの嘆き」

ロベルタ・マメリ(ソプラノ)
クラウディオ・カヴィーナ(指揮、チェンバロ)/ラ・ヴェネクシアーナ

ラ・ヴェネクシアーナが「ポッペアの戴冠」をやるというのを聴いて随分興奮した春。うっかり(安い)チケットを取りそびれて泣き、溜め息をついていたんだけど、その代わり、ポッペアを歌うマメリさんとラ・ヴェネクシアーナの音楽会が王子ホールであるというので、そちらを聴いてきました。当たり前だけど同じ日じゃないので二者択一というのはヘンなんですけど、いろんなものをいいとこ取りで聴いてみたかったので。でも、「ポッペア」を聴いた人からは大絶賛の声ばかり聞こえてきたので、ものすご〜〜〜く悔しかったんだけど、でもそんな涙を乾かすほど、今日の音楽会も素晴らしかったのです。柔らかな幸せに包まれた夜。

プログラムは、モンテヴェルディの曲(オペラやマドリガーレからの)にモンテヴェルディと同時代の音楽家の作品を挟む形で、また、歌付きの曲とオーケストラだけの曲がほぼ交互に演奏されました。
始まりが、「オルフェオ」だったので、大好きなトッカータやるかなってワクワクしてたら、うむ残念、そのあとのムジカの歌からでした。オーケストラが(チェンバロ兼指揮者)を入れて8人で管楽器はなしなので、しょうがないかな。でも、音楽の女神の音楽芸術賛歌は、今日の音楽の勝利をずばりと最初から宣言するようで、かっこよかったし、わたしもとことん音楽に参加しようって気合いが入りました。

ひとつひとつの歌を(モンテヴェルディは大好きなくせに)あまりよく知らないわたしが事細かく語ることはできないんだけど、モンテヴェルディの素晴らしさは当然として、びっくりしたのは、名前を知らない(多分あまり有名ではないと思う)同時代の音楽家たちの作品の面白さ。なんていうか自由でノリノリでジャジー。考えてみれば、この頃の音楽ってまだいろんな規則ができる前だし(オクターヴを12等分する規則すらない。とは言え、もちろんその前の時代からあった今とは違う規則を打ち破る音楽を始めたのがモンテヴェルディであるんですけど)、今みたいにクラシックとポピュラー音楽が水と油っぽいこともなかったから(教会音楽と世俗音楽っていう区別はあったにしても今のわたしたちから見れば水と油感は淡い)、クラシックにしてポピュラー、ポピュラーにしてクラシックみたいに聞こえるの。特に、ジャズのベースみたいな執拗な反復の上に自由な感じに歌われるサンチェスの「多の男が暴君のように」や、フォンティの「エリンナの涙」の面白い音使いが印象的でした。
聴いたことのない音たちの(わたしが無知なだけなんですけど)面白さと、自由闊達な演奏の素晴らしさにのめり込むように聴いてきた音楽会のクライマックスは、やっぱり最後のモンテヴェルディの「ニンフの嘆き」。音楽が素晴らしすぎ。あ〜でも音楽って本当にいいですね。音楽の女神がいらしてよかった。それにしても17世紀イタリアって、多種多様な音楽が生まれて音楽史のカンブリア紀だわ。

マメリさんの歌も想像以上。なんて自由に即興的に音楽を生み出していくんでしょう。声のコントロールの凄さとか低音から高音までの響きの豊かさとか声色や表現の幅の広さとか、そんな技術的なことにも目を丸くしたけど、それ以上に、目の前で口からというより体全体から生まれてくる音楽に心が吸い込まれました。
個々の音楽が際立つ8人のオーケストラもステキでした。特に自発的な通奏低音は、音楽の主役と言っていいくらいの活躍ぶり。舞台を引き締める名脇役といった感じですね。

アンコールには、パーセルのオペラ「ダイドーとエネアス」からのダイドーのアリア。それから、ヘンデルのオペラ「リナルド」から有名な「私を泣かせて下さい」。あれ?なんか言葉分かると思ったら英語なんですね。締めは英語の歌2曲。ステキに潮を引く音楽会の終演でした。忘れられない、ある夜になりました。





[PR]

by zerbinetta | 2014-10-16 22:14 | 室内楽・リサイタル | Comments(0)

痒いところに手が〜〜 オーケストラ・エレティール第50回定期演奏会   

2014年10月11日 @すみだトリフォニー

ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より
マーラー:交響曲第2番「復活」

田中三佐代(ソプラノ)、大林智子(アルト)
新田ユリ/オーケストラ・エレティール、武蔵野合唱団(合唱指揮、長田雅人)


あれ?アジアオーケストラウィークの名古屋フィルの番じゃなかったの?飛ばしたの?と思われた方、すごい。実は、聴きに行く予定だった名古屋フィル、これを楽しみにしてたのに、涙、具合が悪くて聴きに行けませんでした。というわけで、1回飛ばしで、今日はトリフォニーにアマチュア・オーケストラを聴きに来ました。エレティールってところ。エレだから電気のことかと思ったら違ってフランス語で「彼女と彼」との意味だそうです。じゃあ電気関係ないんだって思ったら、電気通信管弦楽団の卒業生が母体になってるんじゃないですか。電気大あり。電気苦手(子供の頃コンセントに針金を突っ込んで感電した)。

音楽会は、「マイスタージンガー」から。前奏曲とばかり思ってたら合唱の人たちがステージに乗ってびっくり。第1幕への前奏曲とそれに続く第1幕第1場の音楽から、第3幕第5場から徒弟たちの踊りと終曲が演奏されたのでした。前奏曲はそれだけでかっこいい曲だと思うけど、オペラの中に組み込まれるように演奏される方が正しい姿が見えてくるような気がします〜。最後、ジャンって終わらずに聖歌隊の合唱に続く方がいいもの。そしてピーピングするストーカー気味の若者。なんていうか痛い物語。というのはどうでも良くて、今日のプログラムは、手際よく「マイスタージンガー」をまとめて30分弱の交響曲風に。演奏は、軽めで重みがないのがぽくない感じだったけど、オーケストラのせいなのか、重厚さを敢えて嫌ったのか(「マイスタージンガー」はコメディなので)は分かりません。お終いは、回帰される始まりに輪をかけて華々しく終わるともっとスッキリしたかな。

休憩のあとはマーラーの「復活」。この間アマチュア・オーケストラによる素晴らしい演奏を聴いているので今回も期待が高まります。熱を帯びて演奏しちゃう(聴いちゃう)音楽ですものね。
オーケストラはとても良く弾いていたと思うんですよ。合わすところはしっかり合わせてアンサンブルは整っていたし、音楽をきちんと作っていたのは好感度高いもの。でも、なんかこうもどかしいというか、痒いところのあと少しのところで手が届かないというか。指揮者のせいであると思うんですけど、思い切りが少し足りないの。ティンパニなんかも必要最小限の音で叩いてるし、ちゃんと聞こえてはいるんですけど、そこはバランスを無視してもがつんと行くところでしょう、という箇所がいくつかありました(あれ?わたしの好みかな)。
歌手はアルトを歌った大林さんが、息が続かない感じで(実際は大丈夫なんでしょうけど歌い方でそう聞こえた)、溜を作らずに前へ前へとせわしない感じの歌い方だったのが残念です。合唱はよく歌っていたけれども、神秘の合唱の入りが反対に現実の世界に引き戻された感じがしてそこがちょっと残念でした。
全体的に良くまとまっていたけれども、この音楽はまとまりを打ち破る力が求められる音楽だと思うので、そこまで行き切れていなかったのがちょっと残念でした。痒いところにもう少し手届くんだけどなぁ。もうひと伸ばし。

あと、鉄板にかぶせてあった布(共振(反響?)防止)がちょっとお洒落でした。
[PR]

by zerbinetta | 2014-10-11 21:40 | アマチュア | Comments(0)

ヨーロッパに直接つながってる アジアオーケストラウィーク キョンギ・フィル   

2014年10月6日 @オペラシティ コンサートホール

ルトスワフスキ:小組曲
ショパン:ピアノ協奏曲第1番
ブラームス:交響曲第4番

ウィリアム・ヨン(ピアノ)
シーヨン・ソン/キョンギ・フィルハーモニー管弦楽団


アジアオーケストラウィークの2日目は、韓国から。韓国の地理ちっとも分からないんですけど、ソウルの近くのスウォン市というところの道が運営するオーケストラだって。道って県のこと?その辺のこともちっとも分かっていません。韓国というと確かソウル市立交響楽団だったかしら、チョン・ミョンフンさんと関係の深いところが有名な気がするけど、キョンギ・フィルは地方オーケストラという立ち位置かな。

音楽会の前に。プログラム、アジアオーケストラウィークのまとまったプログラムは昨日もらいました、を見ると、今日の曲目に自国の作品が入ってないんですね。うっかり慮ってみちゃいましたよ、韓国には紹介に値する作品はない(そんな馬鹿な!)とか西洋音楽に対するオーケストラの自信とプライドの表れとか。多分そんなこと本人はちっとも考えていないんだと思うけど、音楽会を聴き終えたわたしの感想は、このオーケストラのプライドと自信を感じました。

始まりはルトスワフスキの小組曲。管楽器のソロの多い色彩的な、でも民謡的で親しみやすい音楽。初めて聴く韓国のオーケストラは、おっ!なかなかやるじゃんと思いました。上から目線ですね。それぞれの奏者がちゃんと上手くて、実は正直言うと地方のオーケストラは(技術的に)どうかなって思っていたんですが、杞憂でした。東京にいてファーストチョイスになるかどうかは分からないけど(家の近所だったら別)、地方にいたら応援したくなるオーケストラです。

ショパンの協奏曲は、この間、牛田くんを聴いたばかりでついうっかり聴き比べちゃうけど、端正な音で過不足のない演奏。10大ピアノ協奏曲集とかショパン名曲集みたいなCDがあれば入っている感じで、特異的な個性は感じられないけれどもみんなが納得できるような模範的な演奏だったと思います。ヨンさんはまだ30歳、ヨーロッパ在住で活躍されている方みたいですね。アンコールにはショパンのワルツ第7番。穏やかなまま心は流れて、ほんとはもっとぐさりとくるものが欲しかったな。
でね、ショパンの協奏曲、始まりのアウフタクトの少し粘度のあるような、後ろから腕を掴まれたような始まり方がとっても良かったんです。シーヨン・ソンさん、この指揮者、ただ者ではないと思った瞬間でした。

で、ブラームスの交響曲第4番。同じように難しい、心を撫でるようなアウフタクトで始まる曲なので、もう息を詰めてドキドキしながら待ってました。この曲ってこの1音で決まるって感じですよね(極論)。ふうっとため息のように溜めを付けて始まるかと思ったんだけど、指揮者はそうしたかったんだけど、ちょっとオーケストラがよれってしまった。休憩前は上の方の席で聴いていて、指揮者をもっと観たくなって、ステージの近くの席、直接音がより聞こえる席に移ったんだけど、そうするとオーケストラのあらも聞こえてきちゃうんですね。誤魔化しがきかないから。上で聴いたのとは違う、裸のオーケストラを聴くような印象で、下手ではないんだけど、まだまだシーヨンさんの要求について行けていないところもあるなって思いました。シーヨンさんの方も、オーケストラに容赦なく要求をして、本番なのに細かく指示を出しながら、さらに上に向かってオーケストラをドライヴしていくのは、ユロフスキさん流(?)。彼女のブラームスは、時折絶妙な間をとる心憎いばかりの演奏。ため息のようなブラームスに身も心も奪われてしまいました。シーヨンさん素晴らしい!今まで聴いたブラームスの4番の中でも一番良かったと言っていいくらい。わたし絶賛。
アジアにもこんな良い指揮者が出てきたのね。日本でも何回か振ってるようだけど、ぜひまた来て聴かせて欲しい。わたしは聴きたい。っていうか日本のどこかのオーケストラが責任指揮者で呼ばないかなぁ。もちろん、欧米での活躍も期待したいところだけど。アジアの若手(中堅どころ?)の女性指揮者、ヂャン・ザンさんや三ツ橋敬子さんと楽しみな人が出てきて嬉しいです。

アンコールは、ハチャトリアンの「スパルタクス」から。これも叙情豊かな演奏でとても良かった。アンコールにはオーケストラの特色がよく出ていましたね。
このオーケストラの演奏を聴いて、韓国ってヨーロッパまで歩いていける、陸続きの同じ大陸でつながっているんだって強く感じました。それがどうしてなのか説明できないし、自分の中で理由が分からないんだけど、そんな空気のようなものを肌で感じたんです。それは、日本にはないもの。どんなに望んでも手に入れられないもの。悔しいけどものすごく羨ましくなってしまいました。
[PR]

by zerbinetta | 2014-10-06 20:18 | 海外オーケストラ | Comments(0)

ただ今発展途上中 アジアオーケストラウィーク ホーチミン市響   

2014年10月5日 @オペラシティ コンサートホール

ド・ホン・クァン:オーケストラのための夜想曲「こだま〜いにしえからの〜」
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ベートーヴェン:交響曲第7番

グエン・フー・グエン(ヴァイオリン)
チャン・ヴォン・タック/ホーチミン市交響楽団


アジアオーケストラウィーク。毎年アジア各国からオーケストラを招いての音楽祭。今年8回目。海外のオーケストラというと欧米のばかり聴いてきて、アジアのオーケストラって知らなかったから、ぜひ聴きに来たいと思ってたの。去年はうっかり忘れてたし、今年は日本からは名古屋フィルが参加するのでこれも聴きたいと思って。今年は、他に、今日のヴェトナムのホーチミン市交響楽団、そらから韓国からキョンギ・フィルが招待されてます。ホーチミン市響は、2度目の招聘。前回の参加で、このオーケストラは、芸術的な発展の機会を得たということで、この音楽祭は、アジアのオーケストラを聴く機会を得るわたしたちにも(それがアジアの文化交流にプラスになれば良いですね!)招待されるオーケストラの側にも利益になっていると思うと嬉しいです。

ヴェトナムって、フォーとかヴェトナム料理は大好きだけど、ほとんどよく知らない国で、ましてやオーケストラのことは全然知りませんでした。歴史的のことも、フランスの植民地だったとかこの間ヴェトナム戦争が終わって今の国になったとかくらいしか知らないんだけど、西欧音楽が聴かれる(演奏される)ようになったのは最近のことなのかしら。日本で言うと50年前?100年前?(日本の西洋音楽史は140年くらいだそうです)

というわけで、演奏はまだまだ発展途上。下手ではないんです。個々の奏者の腕前は、日本のアマチュア・オーケストラの上手い人のレヴェルを超えているし、プロだと思わせるものは持っている。でも、音楽を音符通り弾いちゃうというか合わせにいっちゃうというか。なんかこう生真面目に教科書通りに弾いちゃうんですね。それをみんなで。
なんだか、歌謡曲を学校の音楽の時間、合唱で歌うような感じ。楽譜があってみんなその通り歌ってとんとんとリズムを合わしちゃう。歌謡曲って、楽譜のことなんて考えないで、カラオケで悦になって歌った方がそれらしくというかふさわしく聞こえるでしょ。それと同じなの。もちろん、基礎もなくテキトーに歌うだけなら、それなりのところまでは行くけどその先の高みには達しない。歌手の人なんかはしっかり基礎練習や発声練習をするし。ヴェトナムのオーケストラも目指すところは、しっかりとしたプロのレヴェルの高い音楽だから、当たり前だけど、テキトーにやるのではなく、しっかり基礎を積んでいるのに違いない。で、今はまだ、その基礎を積んでる段階なの。学校で歌謡曲を合唱するように。しょうがないよね。西洋クラシック音楽がまだ輸入されたばかりだもの。他所の国の他所の文化にまだ慣れてないから、まず楽譜通り(頭はみんなで揃えるとか、4分音符は同じ長さだとか、4拍子は拍の頭が強いとか)に演奏することを第一に考えて音楽を表現している。日本も昔はこうだったのかなぁ。今は子供の頃から溢れるほど西洋音楽に浸ってるし、っていうか日本の音楽の方が知らないし、体に染みついてるから、アマチュアのオーケストラでも譜面に書かれない音楽の雰囲気を自然に出せるのね。でも、ヴェトナムのオーケストラ、これからどんどん伸びて行くに違いありません。し、そうなって欲しいなって願っています。

プログラムの始めに演奏された、ヴェトナム人の作品。クァンさんは、さながらヴェトナムの山田耕筰さんくらいでしょうか。音楽は、美しく優しく書かれていて、ヴェトナムの雰囲気、旋律をオーケストラに移した、という曲なので、先鋭的な音楽が好きなわたしには物足りなかったんですけど、でも、ヴェトナムの人にとっては、自分たちの音楽と西洋が交わる始まりの一歩となるんでしょうね。

チャイコフスキーの協奏曲の独奏を弾いたのは、フランス国立管弦楽団の第2ヴァイオリンの主席を務めたことのあるグエンさん。う〜む。この人の弾き方、ちょっと問題があって、息継ぎ無しで演奏するの。いくら弦楽器が息をしなくてもいいとはいえ旋律そのものに歌う息の間があるからそれをなくしちゃうと句読点のない文章のように読みづらくなるというか音楽が抑揚を欠いてしまうと思うんです実際にどこで区切って良いのか分からなくなってしまったし。あっ、読みづらいので句読点付けましょう、オーケストラの方も合わせづらそうだったし。

最後のベートーヴェンの交響曲は、ホルン大丈夫かと一時心配になってしまったけど、とてもがんばって彼らの今の時点で一番の演奏を聴かせてくれたと思います。正直、合わせることに精一杯で音楽はまだまだと聴いたけど、でも、彼らの生真面目な、音楽に対する真剣さは伝わってきました。彼らはきっと、これからさらに伸びていくでしょうし、そうなることを期待します。そして、またいつか成長した彼らの演奏を聴きたいです。ついでにヴェトナムで本場のフォーが食べた〜いっ。

アンコールは、「カヴァレリア・ルスチカーナ」の間奏曲でした。今日の音楽会の中でこれが一番良かったです。合ってるんでしょうね、今のこのオーケストラに。心のこもった良い演奏でした。
そうそう、ホーチミン市響は、フランスの植民地だったせいか(?)、コントラバスはフランス式でしたよ。
[PR]

by zerbinetta | 2014-10-05 00:43 | 海外オーケストラ | Comments(0)