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最高のカップル、ナオ・サクマ、チー・カオ「白鳥の湖」バーミンガム・ロイヤル・バレエ   

5.10.2012 @hippodrome, birmingham

swan lake

tchaikovsky (music)
marius petipa, lev ivanov, peter wright (choreography)

nao sakuma (odette/odile), chi cao (siegfried)
jonathan payn (von rothbart), etc.

koen kessels / royal ballet sinfonia


初めての泊まりがけ遠征です!西ヨーロッパの旅行的中心(あまたの格安飛行機でどこでも行きやすい)ロンドンに4年も住んでるのに、どこにも行かず、なんと、イギリス国内でさえ、今回が初めての外泊。なんという出不精でしょう。ロンドンで音楽会に行きまくった結果、時間とお金に余裕がなかったからなんですけどね。もったいない気もするけど、後悔はしてないです。でも、今回は特別。バレエ友達が凄くいいと絶賛、お勧めしたくれた、バーミンガム・ロイヤル・バレエのサクマ・ナオさんとチー・カオさんが「白鳥」を踊るんですもの。この機会を逃したら2度と観ることができないかもしれないじゃないですか。電車とホテルを予約して観に行くことにしました。そこで気がついたんですが、電車もホテルも結構安い!バレエのチケットも良い席でロイヤル・バレエより安いので、意外と安上がりです。
バーミンガムの駅を降りた第一印象はあまり良くありませんでした。イギリス風のどんよりとした曇り空だし、駅が街の2階にあるので駅のまわりをぐるぐる迷って。ホテルは近くにあるはずなのに街に降りていく階段が見つからない。ホテルは、劇場のそば(歩いて2分)の街中を取ったのだけど、まわりは昼は寂れた中華街で何だか寂しくなっちゃった(ほら、中華街ってたいてい1日中人で満ちてるから)。と思ったんだけど、夜の公演を前に探検に行ったバーミンガム・ロイヤル・バレエの本拠地、ヒッポドロームは近代的なきれいな劇場で、隣接してバレエ団があるのもステキです。窓からバレエ団のファクトリーが見えました。夜、公演が終わったあと食事できそうなお店も目星を付けて退散。夜のために英気を養います。

まず、劇場のこと。ロビーは小さいけれども小綺麗で無駄がなく近代的な感じです。ロンドンのサドラーズ・ウェールズ劇場に似た感じです。椅子がゆったりとしていて、オーディトリウムは適度に小さく、どの席からも観やすい感じ。ただお客さんはロイヤル・オペラ・ハウスに比べてこなれてないというか、私語をする人がちらほらといました(演目によるのかもしれません)。
オーケストラは個々の技量はロイヤル・オペラの方が上だけど、演奏の姿勢はこちらの方が良かったです。指揮者のケッセルズさんの「白鳥」は、ぐいぐい引っ張っていく感じで、こんなに速くして踊れるの?って思うこともあったけど、良い演奏でした。遅めに演奏するロイヤル・バレエと対照的。

で、バレエです。良かった〜〜。振り付けは、基本的にはロイヤル・バレエと同じ、プティパによるので全体的な雰囲気は似てるのだけど、第3幕(オディールが出てくる幕)の構成が違うし、何よりも、プロローグで王子の死を暗示するのも良い。現監督のビントレーさんが振り付けたパートが何故かロイヤル・バレエにはあるのに地元のバーミンガムにはないのも面白〜い。
ダンスのスタイルもちょっと違います。ロイヤル・バレエがものすごく演劇的で、舞台の後ろに出てくる大勢の人たちひとりひとりにまで性格付けされてるロンドンのとは違って、もっと踊りで表現する感じ。前に観た、マリインスキーのものとロイヤル・バレエの中間くらい。わたしはロイヤル・バレエ慣れしてるので、後ろの人のひとりひとりを観るのが大好きなんですが、同じイギリスのロイヤルの姉妹バレエ団(なんてわたし勝手に言ってるけど違う?)なのにこんなにも性格が違っておもしろ〜い。

バーミンガム・ロイヤル・バレエは初めて!観るので、残念なことにダンサーさん、ひとりひとりのお名前が分かりません。ダンサーさんの名前を覚えて、お気に入りを見つけたいわたしなので、距離があるのは寂しいです。今回は主役の人だけ。と、その前に、今日はヒラタ・モモコさんがパ・ド・トロワを踊ってらっしゃいました。モモコさんはスペインのコッレラ・バレエ団に移籍して、今年またバーミンガムに戻ってこられたソロイストの人です。将来が嘱望される人みたいです。優雅に踊ってらっしゃいましたが、無難な感じでもう少しぐっと引き込むもの、リスクをおかした先にあるものがあればいいって思いました。

でも、今回はもうきゃぴきゃぴな気持ちになって声を大にして言いたい。ナオさんとチーさんのペア、ステキすぎ♡恥を忍んで正直に言うと、わたし、アジア人ペアのバレエ、それも古典の超名作の「白鳥の湖」で大丈夫かなぁ、違和感ないかなぁ、って思ってたんです。歌舞伎を外国人が踊るような。もちろん、アジアの人や白人系でない他の外国人のステキな踊りはロイヤル・バレエでも観てるし、身体能力も表現力も見劣りしないっていうか、世界のトップにある人もいることは知っています。でも、主役のふたりが共に非白人で基本的に白人のバレエ団を引っ張っていくのは初めてです。でも、そんなわたしの杞憂はおふたりが一緒に踊った瞬間一気に吹き飛びました。わたしの考えがとても偏見に満ちて恥ずかしいものであったことを思い知らされました。正直、今まで観た「白鳥」のペアの中で一番ステキだったと断言してもいいくらいです。

チーさんは、とってもかっこいい王子さま♡でも、第1幕では上手いけどちょっと気を抜いた踊りのふう。え〜、まだ身体が温まってないからかなぁと思ったら、いえいえ、王子さまはまだ結婚には興味がないし、だから、女子に言い寄られても心ここにあらずというか、ぎらぎらしてなくておざなりなんですね。そのことは、第2幕でオデットと会ったあとの踊りの豹変で分かりました。
ナオさんのオデットは強いんだけど、とっても繊細なガラス細工のよう。感情を心の裡に秘めてうんと静かに様式的と言えるくらいの美しさで踊っていきます。天女の踊りというものがあったら、こういう踊りを言うのでしょう。
打って変わってオディール。こちらも感情控え目ながら、オデットの近寄りがたさを感じさせるような神々しさみたいなものが消えて、人肌に温まった生の肉体を感じさせる表現。踊りや表情をがらっと変えているわけではないのに、小さな違いで、全く違った性格を描き分ける表現力に感服しました。ひとつのものを見ているのに右から見るのと左から見るのが全く違って見える感じ。だから、ナオさんの踊るオデットとオディールは同一人物の違った面を見せているようにも感じました。

チーさんはほっんとにかっこいい。ひとりで踊っているのもとっても線がきれいでステキ。なのだけど、ナオさんと踊ったときの得も言われぬ一体感。ふたりで踊っているのに、ひとつの有機体が踊っているように感じられるのです。1+1がとんでもない数になってしまうような化学反応。なんて静かで美しいんでしょう。最後はふたりの愛が悪魔に勝って(王子がちゃんと悪魔をやっつける演出も良かった)、でも、ふたりとも死んで悲劇なんですよね。プロローグでのお葬式のシーンがここに来てじーんと来ます。
これはほんとに素晴らしかった。「白鳥」は今まで何回も観てるし、これからロイヤル・バレエでも「白鳥」を何回か観る予定だけど、ナオさん、チーさんのこれは、ずうっと記憶から消えない素晴らしい「白鳥」でした。わたしの宝箱にしっかりと収まって、ふたを開けるときには悲しく儚く温かい気持ちを思い出させてくれるでしょう。お勧めしてくれた友達には、ありがとうを百ぺん言いたい。ああ、でももっと早く知っていたら、バーミンガム通いしたのにな。いえいえ、そんなコトしたら破産です。

次の日のバーミンガムはすかっと晴れ上がり。めちゃ気持ちがいい。バーミンガム・ロイヤル・バレエのプロファイルに載ってたナオさんの写真の背景のメイル・ボックスに行ったり(プリンシパル・ダンサーは街の名所で撮った写真が載ってるのです)、ぶらぶら街を歩いて、運河のほとりをお散歩したりして、残念ながらナロウ・ボートには乗れなかったけど、ああ、もう一度、とは言わず何度でもバレエを観に来たい街でした。バレエの他にもバーミンガム市交響楽団もあるしね。

チーさんかっこいい♡
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ナオさん♪
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by zerbinetta | 2012-10-05 05:11 | バレエ | Comments(0)

ステージ・ママ感涙 メリッサ・ハミルトン、エド・ワトソン「ロミオとジュリエット」   

10.03.2012 @royal opera house

prokofiev: romeo and juliet

kenneth macmillan (choreography)
barry wordsworth / oroh

melissa hamilton (juliet), edward watson (romeo)
thomas whitehead (tybalt), ricardo cervera (marcutio)
dawid trzensimiech (benvolio), ryoichi hirano (paris)
christopher saunders (lord capulet), christina arestis (lady capulet)
lara turk (rosaline), kristen mcnally (nurse)
sian murphy, claire calvert, pietra mello-pittman (three harlots), etc.


いよいよ、先日、スタジオ・リハーサルを観たメリッサ・ハミルトンさんのジュリエット・デビュウ。メリッサさんは高田茜さんと共に期待され注目されているソロイストのひとり。今シーズン、茜さんがオーロラ(怪我のため降板。ぐすん)と金平糖の精、メリッサさんがジュリエットと金平糖の精でロール・デビュウです。
若い人のデビュウを観るとき、ワクワクするよりもドキドキしちゃいます。特にメリッサさんの今日のデビュウは、リハーサルを観ているので平常心では観られないし、小さな巷の評判(みんなの意見というわけではないと思うのですけど)では、金平糖の精が全然ダメだったと聞いていたので、とっても心配していたんです。大丈夫かなぁって。メリッサさん、コンテンポラリーでは準主役で踊るの観てるけど、そんなに下手って見えないんだけど。それに、ロミオが当初の(リハーサルのときも一緒に練習していた)ペネファーザーさんが怪我で降板で急遽ワトソンさんに。これはデビュッタントにはちょっとかわいそう。
だから、兎が跳びはねるようなかわいらしくて速い音楽に乗って少女ジュリエットが登場したとき、わたしの心臓はドキドキの頂点。本人はもっと緊張してたかも知れませんが、ステージ・ママだって大変なのです。メリッサさんはかわいらしい系というより凄く美人系なのでちょっと大人な感じなのですが、ちょっと固い感じがしたけど、上手く踊れていてほーーっと一息。いいぞいいぞ、がんばれーー。

というわけで今日はメリッサさんのことばかり書きますね。と言いつつ、その前に、今日本当に素晴らしかったのは、ロミオのワトソンさんと、パリスの平野さん。このおふたりが、メリッサさんをしっかり支えます。ロイヤル・バレエの男性ダンサーって、縁の下の力持ち的な役どころが多いのだけど、その縁の下がとっても大事で、彼らによって女性ダンサーが生きるも死ぬもするんです。おふたりがしっかりメリッサさんを支えたからこその、メリッサさんの大成功デビュウ。特に、ワトソンさんは急な代役にもかかわらず、掌の上でメリッサさんを自由に踊らせる懐の深さを見せてくれました。まずはこのおふたりにブラヴォーです。

メリッサさんが良かったのは、パ・ド・ドゥ。相手がいるので特にやりやすいのか、堅さが取れてとてもきれいに踊っていました。リハーサルのときだめ出しされてたところもきれいにこなして、ちゃんとキスもお客さんに見えるようにたくさんしてたし(そっちの方だけキスをしたらお客さんに見えないよってトルティーヤ売りの人にだめ出しされてた。危うくコーチが見本を見せるところでした)。そして、意外だっ!と思ったのが、死体の演技の上手さ。これとっても難しいと思うんですよ。自分から飛んだり動かなきゃいけないんですけど決して、自分で飛んだり動いたりしたように見せてはいけないんですから。今まで、死体と言ったらコジョカルさんだと思ってましたが、今日からメリッサさんも付け加えることにしましょう。

あまり褒めてばかりいるのも、一方的なので、少しお小言を。メリッサさん、とっても上手に踊ったのだけど、でも、まだまだ踊っているという感じで、ジュリエットとメリッサさんの間に隙間があると思いました。それから、内面の表現が、例えば、第3幕でベッドに座って静かに決意するところ(全く動かないで)は、裡から湧き上がってくるものがあまり見えてこなかったです。
とはいえ、わたしが観ているジュリエットってロイヤル・バレエではコジョカルさんや、タマちゃん、マリアネラさんの最強バレリーナたちですからね〜、それしか知らない(あとABTでフェリさんとレイエスさんを観てますが)目で比べられちゃうと、ロール・デビュウ初日のソロイストさんにはちょっと酷ですよね。
でも、メリッサさんのジュリエットは、未来を約束されたような感じでした。これから踊りを重ねていくことで、もっともっと良くなっていくでしょう。それはもう確信。ぜひ、ステップ・アップを続けて、プリンシパルとして最強のジュリエットの仲間入りをして欲しいです。茜さんのライヴァル(?)だけど一緒に応援しなくっちゃ。

終演直後のメリッサさんとワトソンさん(ぶれててごめんなさい)
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セルヴェラさんのマキューシオはまさにはまり役♥
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ホワイトヘッドさんのティボルトはぶれない確信を持った血の気の多い青年
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メリッサさん、天にも昇る気持ちでしょう
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by zerbinetta | 2012-03-10 08:43 | バレエ | Comments(0)

風のように舞う。そして席を立てませんでした コジョカル、コボー、「ロミオとジュリエット」   

03.03.2012 @royal opera house

prokofiev: romeo and juliet

kenneth macmillan (choreography)
barry wordsworth / oroh

alina cojocaru (juliet), johan kobborg (romeo)
bennet gartside (tybalt), ricardo cervera (marcutio)
kenta kura (benvolio), johannes stepanek (paris)
christopher saunders (lord capulet), elizabeth mcgorian (lady capulet)
tara-brigitte bhavnani (rosaline), genesia rosato (nurse)
kristen mcnally, claire calvert, samantha reine (three harlots), etc.


おひなさま〜〜〜。
ロイヤル・バレエは短いウィンター・ブレークのあとにいよいよ春夏のシーズンが始まりました。ロミオとジュリエット。コジョカルさん、コボーさんの登場です♪コジョコボのコンビのロミジュリは2年前、2回観ています。それはとっても素晴らしかったので、彼らのロミジュリがほんとに素晴らしいものであることは知っています。だから、この日をとっても楽しみにしていました。コジョコボは、ウィンター・ブレークの期間、他の仲間たちと共に日本で踊ってくださいました。日本の皆さんには申し訳ないけど、コジョカルさんは怪我が多いので、無理しないで元気で帰ってきてねと祈る想いでした。でも、日本で観られた方々の感想を聞いて、日本でも素晴らしい踊りを見せてくれたんだ、良かったぁ〜ってわたしまで嬉しくなってしまいました。そして元気に帰ってこられたことも。

そのコジョカルさん、最初は、あれれ、いつもと違う少し、ほんのちょっとだけブレがある、調子悪いのかなって思いました。パーティーのシーンでのパリス(ステパネクさん)との踊りでも、ちょっとずれてるような気がして。。。でも、これ、あとから気がついたんですけど、多分、わざとですね。パリスとは心が通い合わないことを暗に示してる。そう思ったのは、バルコニーのシーンでのコボーさんとの完璧なまでの踊りを観たからです。
話が前後しちゃうけど、コジョカルさんのジュリエットは最初、それはもうほんとにかわいらしい少女。パリスを初めて見たときは、ちょっぴり少女らしい興味を示すものの、まだ大人の恋の対象にはならないみたい。はにかみ方がかわいいったらありゃしない。胸は膨らんできたんだけどねっ。
パリスは、ちょっとかわいいそう。ステパネクさんいい男なのに。でも、コボーさんのロミオもかっこよかったんです。あれ〜コボーさんってこんなに若々しかったかって思えて。オネーギンの重厚な演技が印象的だったからでしょうか。もう引退に近いくらいのお歳(らしくて)で、って実際おいくつなんでしょう?、踊れるのかなぁってずいぶんな言われようなんですけど、全然良し! それはもうステキなロミオだったし、コジョカルさんのジュリエットと化学反応してもうこのおふたりは別世界。出逢ったときから世界はくるりと回転して、そのあとのコジョカルさんの踊りがまるっきり変わったのには、さすが。そして圧巻は、第1幕のお終いのバルコニーのシーンのパ・ド・ドゥ。もう、この世のものとは思えないような素晴らしさ。コジョカルさんのまわりには重力がないみたいにふわふわ。あまりに幸福感に満ちあふれていて、涙が止めどもなく溢れる。まずいよこれ。どうしよう。結局幕が下りても涙が止まらず、かっこ悪いのでずうっと席を立たずに泣き続けていました。

第2幕はがらっと変わって、ロミオ中心に世界が回転するんですけど、わたしは涙を引きずっていたので世界の回転に危うく乗り遅れるところでした。でも、ダンサーも音楽も舞台に引き戻す力があるのはさすが。今日のティボルトはガートサイドさん。わたしの一番のティボルトです。ティボルトって作るのが難しい役だと思うんですよ。それにいろいろに作れる。ギャリーさんの完璧に作り込まれた、人生の見えてくる、好戦的だけれども分別もあるティボルトもとっても好きだけど、ガートサイドさんの曖昧さを残したティボルトも大好きなんです。ティボルト自身がまだ自分を分かっていないんじゃないかと思うから。それが如実に出るのは、マキューシオを殺してしまったシーン。ギャリーさんのティボルトは、誤って殺してしまったことに我に返って戸惑い絶望する。喧嘩は好きだけど、本当に人を殺すとは思っていない。それに対して、ガートサイドさんのは、自分の剣に付いてる血を見て、戸惑いはするものの開き直る。というかどうしていいのか分からないので絶望もできない。あまりにも重いアクシデントに対処しきれないんですね。そういう人としての未熟さ(若いし)がガートサイドさんのティボルトの魅力だと思います。
そして、セルヴェラさんのマキューシオははまり役。剽軽な性格のムード・メーカー的なロミオの友達そのもの。この人の踊りは安心してみていられますね。大好き。蔵さんのベンヴォリオも踊りなれてる様子。3バカトリオの中ではちょっと影の薄い役だけど、蔵さんらしい楽しそうな踊りでこれも好き。

キャピュレット侯はサウンダーズさん。わたしがサウンダーズさんを最初に認識したのが、アリスに出てくるハートの女王の尻に敷かれてる気弱な王様だったので、その印象が強かったんだけど、ちゃんとした王様や公爵をやらせると毅然としてかっこいい。背も高いし、おやじ好きのわたしはすっかり虜。最初の幕で、キャピュレット家とモンターギュ家の喧嘩のあと、大公に無理矢理仲直りさせられるところでは、陰で不敵ににやりと笑うところなんてゾクっとする。この方も、ギャリーさんに負けず劣らず役者です。キャピュレット夫人のマクゴリアンさんは、威厳もあってそして、指先がとっても美しい人。あの指先だけでも観る価値ありなステキさです。そして、ロサトさんの乳母は慈愛に満ちたお母さんのようにジュリエットを見守ります。それにしても、このお三方、もちろん今日は出ていなかったギャリーさんやマリオットさんも含めてですけど、プリンシパル・キャラクター・アーティストの人たちってみんな本当に役者、演じるのが上手くって、実はこの方たちがロイヤル・バレエのキモになってるんじゃないかって思います。脇で支えて物語を引っ張っていく。それに、シェイクスピアの劇を元にしたこの作品、ロイヤル・バレエのマクミランによる振り付けのこの作品は、ロイヤル・バレエにとってシグニチュア・ワークと言える演目。バレエ団が特別にとっても大事に思っているのがよく分かるんです。
3人の売春婦たちは、今日は、応援してるマクナリーさん、売り出し中のカルヴェートさん、レインさんでした。フレッシュ・トリオ。マクナリーさんはきっと将来、良いプリンシパル・キャラクター・アーティストになるのではないかと注目してるんです。あんまり激しい踊りを踊っているところを観たことがなかったんですけど、踊りに切れがありました。カルヴェートさんはかわいらしい方で、ファースト・アーティストになったばかり。でも、レスコーの愛人を踊ったり、ライラックの精を踊ったり、プッシュされてますね〜。順調にステップ・アップして欲しいです。ちょっと重たいと感じることがあるけど、かわいらしさは魅力的。あと丸顔なのも、ヒラメ顔の日本人なわたしには共感度高しなんです。レインさんはいろんな役をいつもきちんとこなしてるユーティリティー・プレイヤー。いつも見かけるというくらいたくさん踊ってますね。
街の人の中に、金子扶生さんがいましたが、この演目ではいつも同じ役を踊っています。マンドリンを持ってロックンロールしてます。街の人役はシャッフリングしないのかしら。

第3幕は、再び、コジョカルさんの世界。始まりのベッド・ルームでのコボーさんとのパ・ド・ドゥは、時間がたつのがあっという間で、ああ、もっと観ていたい、ふたりの踊りが永遠に続けばいいのに、とジュリエットの悲しい気持ちを体現。それにしてもこのおふたりのジュリエットとロミオだけが現れる踊りの表現には絶句。真実が舞台で行われている。
ロミオが去ったあとひとりベッドに座って、決心をするまでの心の変化を表現する部分は動きがないので、とっても難しいと思うのだけど、内面から湧き上がってくる感情が、自然に表面に表れてくる(でも動きはない)コジョカルさんは素晴らしかった。ここがジュリエットが一番強くなるところだと思うんですね。もう途方もない強さを感じる。そして、この表現は、言葉のある演劇の方には多分なくて、言葉を持たないバレエならでは。今まで、タマちゃんマリアネラさん、三者三様の表現を観てきたけれども、もちろん優劣は付けないし、付けられないけど、座ったまま動かないシーンでも踊り手によってこんなにも違うんだということに今更びっくり。
パリスとの踊りは、完全に魂の抜けたマリアネラさんと違って、薬を飲む決意を固めた女性としての強さも残してる。この複雑な思いをひとつの踊りに込められるなんて。マリアネラさんは心に直接突き刺さってくるので大好きだけど、コジョカルさんのも大好き。もう正直冷静な気持ちで観ていられないんだけど。。。やっぱり最後は圧巻でした。死体を踊らせたらコジョカルさんの右に出るものはいないし、幸い第1幕で涙をだいぶ使い切ったので、大泣きはしなかったけど。。。ひっくひっく。それにしても、こういうものを見せられると、自分の心の何かをひどく消耗してしまった気持ちがして、しばらく立ち直れない。というか、今まで観たロミオとジュリエットを一生かかって消化していくんだろうな。これから観るであろうロミオとジュリエットと共に。

上手く文章に書けなくてごめんなさい。

終演直後のコジョカルさんとコボーさん
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わたしのティボルト、ガートサイドさん
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笑顔のコジョコボ
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by zerbinetta | 2012-03-03 23:08 | バレエ | Comments(0)

ひ、平野さん。。。 ロイヤル・バレエ「夢」   

08.02.2012 @royal opera house

再び、ロイヤル・バレエ、ダブル・ビル。そう、チケット最小限というのは1回という意味ではなく、それぞれのキャストで1回ずつなのでした。「夢」が2キャスト、「大地の歌」が3キャストでやってるのでチケット3枚なのです。

the dream
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mendelssohn/john lanchbery (music)
frederick ashton (choreography)

roberta marquez (titania), steven mcrae (oberon),
michel stojko (puck), bennet gartside (bottom), etc.
barry wordsworth / london oratory junior choir, oroh


一昨日、このバレエを観たとき、コジョカルさんもうんとステキだったけど、きっと、マルケスさんやユフィさんも役に合いそうだなって思ったんです。早速今日、その一部が実現。タイタニアにマルケスさん。マルケスさん、かわいらしくて大好きなんですよん。予想どおり、彼女のタイタニア、ステキ。コジョカルさんとどっちがいいかって、それは野暮。違った踊りを見せてくれるおふたりに1番も2番もないもの。そして今日は、この間よりもマクレーさんがのびのびと踊っていたのも良かった。本来のペアだったからかな。
そして今日は、平野さんがひょうきんな側面を見せてくれました。魔法の花びらのせいで、友達の恋人に横恋慕してしまう役だけれども、女の人を追いかける様がなんとコミカルで楽しい。タコのように唇を伸ばして迫るのが可笑しくて漫画みたい。平野さんかっこいいのに思い切り楽しんで役を演じてました。わたしのところにも迫ってこないかしらねぇ。あの花びらのエキス欲しいな。
知ってるお話だし、コミカルで肩の凝らない、すぐ観て素直に楽しめる作品だけど、それでも2回目の方が楽しめたのは、わたしにゆとりができたからでしょうか。こういう作品は何度も観たくなりますね(ってどんな作品でもそう言ってるな)。

メリッサさんと平野さんの美男美女カップルとマッカロックさんとホワイトヘッドさんのコミカル・カップル(役の上ですよ〜)
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ストイコさんのパックとガートサイドさんのボトム
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うわ〜〜熱い。マクレーさんは新婚さん。お相手はマルケスさんじゃありません
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マルケスさんとマクレーさん
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song of the earth
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mahler (music)
kenneth macmillan (choreography)

edward watson (the messenger of death)
valeri hristov, leanne benjamin, sarah lamb, lauren cuthbertson, etc.


katherine goeldner (ms), tom randle (tn)


こちらも違った意味で何回も観たくなる作品。抽象的だしテーマが重いので、何回も観て理解を深めたいもの。毎日は厳しいけど長い月日をかけて何度も観たい。
今日は、先日の公演でとってもステキだったテナーのスペンスさんが病気のため降板、代役にランドルさんが歌いました。手に持った譜面は閉じたままだし、声は出ていて、おっいいかなと思ったのですが、気持ちよく歌うのはいいんですけど、歌が一本調子で、ちょっと自己満足的。悦に入ったひとりカラオケ状態。スペンスさんがむちゃハイレヴェルだったので、比較するのは酷なんだけど、音楽的な研鑽をもっと積んで欲しいなってわたしは思いました。ワーズワースさんとオーケストラはやっぱり良かったです。特にフルートにブラヴォー。

今日は主要3キャストが違ってバックはほぼこのあいだと同じ。死の使者にワトソンさん、それとベンジャミンさんとフリストフさんです。ベンジャミンさん、実は、この間タマちゃんのを観たとき、この役はベンジャミンさんも相当いいだろうなって思ったんです。何故って、マクミランの抽象的な作品、「レクイエム」でのベンジャミンさんが圧倒的だったから。この作品にも合うに違いないと思ったんです。それはもう予想どおり。タマちゃんとは全く違ったスタイルで、甲乙付けがたいんですが、素晴らしかったです。ワトソンさんも、アコスタさんがむちゃ柔らかくて軟体動物系なのに対して、しっかりと背骨の入った脊椎動物系。ベンジャミンさんとワトソンさんはよくコンビを組んでるし、おふたりともこういう踊りが上手いのでステキでした。わたしがもっとこのバレエのことを分かっていて、意味や後ろにあるものを感じることができればいいのですけど、まだまだダメですね。フリストフさんは王子さまが似合う人ですが、ストイックに無表情に踊るのもいいですね。

今日でわたしのロイヤル・オペラ・ハウス通いも一段落。3月まで何もありません。バレエの皆さんもあと1回公演が終わったらしばしの短い休暇。リフレッシュして帰ってきてください。3月からは「ロミジュリ」に「アリス」、「リーズ」に新作、楽しみが目白押しです。ああ忙しい。。

ラムさん、セルヴェラさん、カスバートソンさん
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フリストフさん、ベンジャミンさん、ワトソンさん
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by zerbinetta | 2012-02-08 08:39 | バレエ | Comments(2)

目で語る タマアコ 「ロミオとジュリエット」   

19.01.2012 @royal opera house

prokofiev: romeo and juliet

kenneth macmillan (choreography)
pavel sorokin / oroh

tamara rojo (juliet), carlos acosta (romeo)
gary avis (tybalt), josé martín (marcutio)
kenta kura (benvolio), johannes stepanek (paris)
christopher saunders (lord capulet), elizabeth mcgorian (lady capulet)
christina arestis (rosaline), genesia rosato (nurse)
deirdre chapman, laura mcculloch, samantha reine (three harlots), etc.


はい、またプロコです。バレエ、「ロミジュリ」の2回目です。今日は、ロイヤル・バレエの大人気コンビ、タマちゃんアコスタさんです。アコスタさんは今期で退団するのではないか(現在ゲスト・プリンシパル)、今回がタマアコ最後のロミジュリになるのではないかと噂されていたせいか、会場は満員。振り返ってみると意外とタマアコをみていたんですね、わたし。ジゼル、白鳥の湖、マノン。そのたびにおふたりの踊りの上手さと完成度の高さに目を見張っていたんですね。さて、今日は。

先日わたしは書きました。もう「ロミオとジュリエット」は観たくないって。マリアネラさんのジュリエットがあまりに衝撃的で心に突き刺さってしまったから。まだまだ、わたしは病んでいる。回復には時が必要だろうと。今回どんな風に観れるのか、タマちゃんがどんな風に作ってくるのかはある程度想像できたんだけど、マリアネラさんのを観たあとで感動できるのか自信がありませんでした。メインのお肉を食べたあとでまたメインのお魚を食べるようなものだな、先にお魚で次にお肉だったらいいのに(ってそんな本格のフルコースは食べたことないんですが。メイン1品でお腹いっぱい)って書こうと思っていました(観たり聴いたりする前からブログにどんな風に書こうって考えるんです)。

タマちゃんのジュリエットは予想どおり、完璧な踊りで攻めてくるのも。直接的な感情表現は抑えられていて(といっても演じていないわけではありません。タマちゃんはものすごく演じるのが上手い人でもありますから)、踊りで全てを表現しようとしている感じです。それは「マノン」の時も感じたんです。様式化しようとしているみたいな。誰でも知ってる物語を、あえてジュリエットの中には入らないで、外から物語を語るような。シェイクスピアの作品を本来そうしたように役者が演じるのではなく、書かれたものを朗読するかのよう。バレエも演劇とは違うので、その方法はとってもバレエ的だし、とても目の覚めるような思いでした。マリアネラさんとは全く違った行き方だけど、もうそれは完成された作品として凄く納得。完璧な踊りを踊れるタマちゃん(そしてアコスタさん)だからこその舞台。
本当にタマちゃん、アコスタさんの踊りは凄かったです。もう踊りなんです。それ以外は何もいらない。踊りがあるだけ。リフティングの時、1カ所だけタマちゃんが足の位置を探すという小さなミスはあったけどそれ以外はもう完璧。きれいすぎ。凄すぎ。特にバルコニーのシーンは感動的でした。あれだけきちりきちりとポーズが決まって、しかも流れるような動きなのはおふたりの技のなせるたまもの。それから、タマちゃんの静止した目線の表現。全く動かないタマちゃんのものすごい表現力でした。パーティーのシーンでロミオとジュリエットが離れて視線を交わすところ、バルコニーからロミオを見つめる視線、そして最後は、パリスとの結婚を強要されたあと、ベッドの上で意を決していくシーン。バレエは踊り(動き)で表現するものだけど、全く動かないで心の裡を表現しきってしまう凄まじさを感じました。タマちゃんには(能のような)動きを極限まで抑えた舞踏で演じる作品を見せてもらいたいって思いました。
アコスタさんの踊りもロイヤル・バレエの男性陣の中では頭抜けてると思います。素人のわたしが観てもものすごくきれいだもの。たくさんのファンがいるのもよく分かるな。このおふたりの踊りが観られて幸せ。でも、ほんとにもうフルレングスのバレエは踊らなくなるのかしら。噂はウソであって欲しいと切に願いたい。

今日のパリスは、きゃーステパネクさん。優しい面立ちで最もパリスらしいパリス。ジュリエットに邪険にされて戸惑ったり怒ったりする人間的なパリスをとても上手く演じていました。そして、マキューシオのマーティンさん。ムードメーカー的なおちゃらけキャラクターにぴったり。この間のセルヴェラさんにしろマーティンさんにしろ、マキューシオは盤石だなぁ。ベンヴォリオは蔵さん。ベンヴォリオは3バカトリオの中では一番影が薄いのだけど、よく見るとジャンプとかになにげに見せ場が。蔵さんのジャンプは好きなので嬉しいね。ときどきカエルに見えるんだけど。

そして世界の中心で愛を叫びたいっ! 噂どおり圧巻だったのがギャリーさんのティボルト。それはもうティボルトはかっこよくなきゃいけませんからね。ギャリーさんのティボルトにはティボルトの人生がちゃんと全部詰まってた。ひとつひとつの仕草や表現が全部ティボルト。好戦的で喧嘩っ早くって、それで親分肌で(これはギャリーさんのティボルトだからこそ)、でもなんだか根はいい奴で。物語を悲劇へと導く、マキューシオを急所を刺してしまったときの戸惑いと絶望感。そこからはもう自分を見失って、自暴自棄で、こちらもまた自分を見失ったロミオとの決闘。と死。ギャリーさんこそがロイヤル・バレエの象徴といいきりたいほどの演技。これが観たかったのよね。もう、ギャリーさんラヴを公言しちゃおうかしら(ってとっくにしてる気がするけど)。でも、公式にギャリーさん愛を宣言したい。できたらギャリーさんの面前でっ。

いや〜ほんとにロイヤル・バレエの「ロミオとジュリエット」いいですね。これでしばらくお休み。また3月には違うキャストで何回か観ます。ギャリーさんがまた観られるといいけど。

タマちゃん、アコスタさん。まだ入り切っています
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乳母のロサトさん、キャピュレット夫妻のサウンダーズさん、マクゴリアンさん、パリスのステパネクさん
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蔵さん、ギャリーさん♥、マーティンさん
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最後は笑顔のタマアコ、拍手が凄かったです
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by zerbinetta | 2012-01-19 08:46 | バレエ | Comments(6)

冬の日の幻想 ユフィ・チェ、セルゲイ・ポルーニン 「くるみ割り人形」   

14.01.2012 @royal opera house

tchaikovsky: the nutcracker

peter wright (choreography)

yuhui choe (the sugar plum fairy), sergei polunin (the prince),
sabina westcombe (clara), james hay (hans-peter / the nutcracker),
alastair marriott (herr drosselmeyer), etc.

barry wordsworth / london oratory junior choir, bbc concert orchestra


「くるみ割り人形」を観ると幸せになります。
子供の頃の夢と温かい想い出が詰まっているからです。もちろん家はそんなにお金持ちではないので、クリスマスに大きなパーティーなんてしません。それにわたしの想い出はクリスマスといつもつながっているわけではありません。でも、不思議なことの起こりそうな冬の夜の景色がバレエの舞台と重なるんです。想い出が理想化されて。サンタクロースを信じていた時代に。
わたしがこのバレエ(ピーター・ライトのプロダクション)で一番好きなのは、ドロッセルマイヤーの魔法でクララが小さくなって夢の世界に入っていくシーンと闘いが終わってふわ〜っと青い幕が背景に落ちてくるところ。世界が変わるシーン。多分、大人になったわたしもまだいつかこんな世界が変わることを夢見ているからかも知れません。

音楽が好きです。
チャイコフスキーはもう全霊で音楽を書いてますね。チャイコフスキーのバレエは「白鳥の湖」が好きだけど、音楽は「くるみ」が一番充実してると思います。音楽だけで全曲聴いても全然飽きない。魅力的な曲満載です。今日はワーズワースさんがしっかり手綱を締めてオーケストラを上手くコントロールしていました。さすが経験豊か。それにしてもワーズワースさんっていっつもにこやか。ここまでにこやかな人って滅多にいないよ。

今日の「くるみ」がわたしの最後の「くるみ」になります。そう思ったらなんだかおセンチになっちゃって。しっかり目に焼き付けようと思ったのに、最初から最後まで涙でいっぱい。マチネだし「くるみ」なのでおめかし(コスプレ?)をした子供たちが多くて、わたしの隣にもちっちゃな子(4歳くらい)が座ってたんだけど、最後までちゃんと舞台を観てたね。偉い偉い。大人でもマナーの悪い人いるからね〜。

今日良かったのは、ドロッセルマイヤーのマリオットさん。お肌つやつやだし、ちょっとお姉入ってる、みたいな独特のキャラ。それがなんだか変態チックなドロッセルマイヤーにぴったりなんです。前に観たときは少し違和感を感じたんだけど、今日はおやっいい、と思いました。
クララはウェストコンブさん。ちょっと固かったかなぁ。振り付け足りない(多分わざとそうしてたんじゃないと思う)ところあったし。ハンス・ピーターはヘイさん。ヘイさんはかっこいいと思った。でも、このおふたりはまだまだこれから。将来に向かってがんばって〜〜。
ダンス教師はマクナリーさんで、今日は若い先生。口説くキャプテンのステパネクさんも力が入ったでしょう。茜さんがヴィヴァンディエールにキャスティングされていたけど、パジュダックさんに変更。兵士はズチェッティさんの代わりに蔵さんが踊りました。今日はキャスト変更が多かったです。アラビアン・ダンスの男性陣は蔵さんと平野さんの日本人のそろい踏み。もうひとりはホワイトヘッドさんで、ブリジッテ=バンヴナーニさんを一瞬落としそうになってドキリとした(よく見てないと気がつかないくらいのミスだけど)。

いや〜引っ張りましたね。金平糖の精は、ユフィさん。まつげにも銀のラメ入れてきらきら〜。似合う似合う、かわいらしい金平糖です。踊りはとても優雅で時間が止まってるみたいでしたけど、ぐいっと引き込むオーラは今日はあまり出ていませんでした。これが出るようになるとプリンシパルかなとも思うのですが。まだかなぁ。
ポルーニンさんも銀ぎら王子がよおく似合って、ってか、こんなに似合う人っていませんよね。ジャンプは相変わらずきれいですごかったです。

というわけで、最後の「くるみ」、堪能しました。

今日の立役者。指揮のワーズワースさん
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花束をもらったユフィさん
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花のワルツの人たち
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スパニッシュ・ダンス
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アラビアン・ダンス 平野さん大変
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チャイニーズ・ダンス
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ロシアン・ダンス
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葦笛の踊りは若手中心
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バラの精のチャップマンさん 久しぶりに見た気が。。
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ヘイさんとウェストコンブさん
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似合いすぎてるユフィさんとポルーニンさん
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by zerbinetta | 2012-01-14 10:01 | バレエ | Comments(0)

金子扶生さんの妖精の踊り @youtube「眠れる森の美女」   

youtubeの動画のダウンロードの方法をマスターしたので(遅すぎ?)、今日はバレエの動画を漁っていました。で、見つけたんです。去年、暮れの15日にライヴが映画館で中継されたロイヤル・バレエの「寝るれる森の美女」。わたしは残念ながら、この回を観ていないのですが、カスバートソンさんとポルーニンさんが主役を踊ったの。
でもそれよりも、わたし的には、扶生さんの名前付きの役(彼女、秋にマグレガーさんの作品で名前の載る役を踊っているのでこれで2回目です)で踊ってらっしゃるのが嬉しい! プロローグで出てくる妖精のひとり、ソロがあります。どなたかの代役だったみたいです。第1幕ではいつもの村娘の役でも出てらっしゃるので(こちらはコールドなので名前は出ない)、大忙し。扶生さんは、茜さんに続く、期待の日本人ダンサーなので、活躍がすごく嬉しい♡ これから確実に伸びてくる若手のひとりだと思います。がんばれ〜〜

プロローグ: http://www.youtube.com/watch?v=xdv9uwiVyT8
第1幕: http://www.youtube.com/watch?v=icu3M6FSEGo
第2幕、第3幕: http://www.youtube.com/watch?v=HKZZ66AF-0M
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by zerbinetta | 2012-01-09 09:49 | バレエ | Comments(0)

チャンス到来 高田茜 「くるみ割り人形」   

07.01.2012 @royal opera house

tchaikovsky: the nutcracker

peter wright (choreography)

akane takada (the sugar plum fairy), dawid trzensimiech (the prince),
leanne cope (clara), paul kay (hans-peter / the nutcracker),
christopher sounders (herr drosselmeyer), etc.

dominic grier / london oratory junior choir, bbc concert orchestra

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ロンドンに帰ってきました。生まれて初めて飛行機酔い(?)を経験して、まだちょっと胃がしくしくしたりしてるんだけど、早速、まず初めはバレエです。新年あけたのに、クリスマスに引き戻されて、またまた「くるみ割り人形です」。基本的にバレエは、なるべく全キャストを1回ずつ観るのがわたし流。と言いつつ、好きな人のは何回か観に行ったりですけどね。今日は、カスバートソンさんとペネファーザーさんのペア。のハズだったのだけど、おふたりが怪我で降板(キャスト表にはおふたりが怪我をしたように書かれてましたが、多分片方でしょう。ペアで踊るので、ペアごと入れ替え)されて、なんと茜さんとトルゼンシミエッチさんです。カスバートソンさんを観られなくて残念と思ったけど、茜さんをまた観られてラッキー♡ 去年の最後に茜さんの「くるみ」をでしめて、今年を茜さんの「くるみ」であけるとは。
茜さんにとっては大きなチャンスだと思うんですよ。去年の「眠れる森の美女」の主役を怪我で降板して、初めての主役。1度しかキャスティングされていなかったのでちょっともったいないというかかわいそうと思っていたけど、今回また踊れたのは、茜さんにとってはうんとラッキーだと思うんです。1回観ただけというのと2回観るのでは評価のされ方が全然違うと思うので。

さて、「くるみ」。何度観ても見飽きない。舞台上でいろんなことが起こっているので、あっちを観ればこっちは観れない、こっちを観ればあっちは観られないと、目の置き場に困っちゃう。と言うわけで今日は、クララそっちのけでクリスマスの日に集うお客さんたちの人間模様を観察してました。いえいえ、クララもちゃんと観てましたよ。だって今日のクララ、私の初恋のクララなんですもの。リャーン・コープさんは、ロイヤル・バレエをステージの一番近くで観てバレエに劇はまりのきっかけを作ってくれたクララだものね。コープさんの眉毛が大好きなんです。かわいらしい。お相手はケイさん。前に観たとき、髪型が似合ってないなんて言っちゃったけど、今日は違和感全然なかった。となると、ケイさん、踊り上手いからとっても良かった。ジャンプがとても得意なんですよ。

今日他にとっても良かったのは、まず一番に、バラの精のメンディザバルさん。音楽性の高い踊りで、きちっきちっと音楽に乗って踊っていました。こういう踊りが入ると舞台が締まりますね。この人の踊りはいつも安定していて脇から舞台を締めてくれる貴重な存在ですね。それから、ドロッセルマイヤーのアシスタントのストイコさんとネズミの王様のワトキンスさんがなにげに目を引きました。

反面、駄目だったのは、指揮者とオーケストラ。オーケストラはリズムが悪くて弦楽器と管楽器がずれていたり、ダンサーがこれで踊るのはかわいそうだなと思いました。指揮者のグリエールさんは、速めのテンポで音楽を進めていたけど、踊りのことを考えるともう少しゆっくり出もいいなと思う部分がたくさん。最後の魔法が解けたハンス=ピーターがドロッセルマイヤーと再会する場面も音楽が速く進みすぎて感動が薄かったです。それと時々無理なアチェレランドをかけようとするんですが、オーケストラがついて行けずに混乱してたり。前に聴いたときはそんなに悪くないと思ったんですが、今日はちょっとでした。

お待たせしました。茜さん。とても良かったと思ったのはわたしだけではないハズ。デビュウのときもとてもきれいな踊りを見せてくれていましたが(この人の踊り、足なんかもすらりと伸びてほんとにきれいなんです)、緊張しているように見えた前回に比べてのびのびと踊ってらっしゃる感じがとっても良かったのです。身体も切れている感じで安心して観ていられました。一部ちょっとせかせかするように見えた部分があったのは、茜さんのせいではなくて、音楽が速かったからですね。てきぱきと切れがある踊りに見えるという点ではメリットあるかもしれないけど、もう少し落ち着いた音楽が欲しかったです。茜さんの踊りに、技術だけではなく、人を引きつける力があるのを感じたのも嬉しいことです。プリンシパル・ダンサーが特別なのは、オーラみたいな見えない力があることだと思うのです。茜さんにその力がちらりと発見できたのはとっても嬉しいです。プリンシパルにまで昇格するのはまだ先だと思うけど、プリンシパルになれるダンサーだと再確認できたのは大きな収穫です(ってみんな思ってるよね、きっと)。
トルゼンシミエッチさんも、きれいな踊りでとっても良かったです。この人のソロイスト昇格は近そう。

「くるみ割り人形」は今日で4回目ですが、ちっとも見飽きないというか、まだまだたくさんの発見があって面白いです。もっともっと観たいなと思いつつもあと1回。最後(たぶん)はユフィさん。ものすごく楽しみです。

花束をもらう茜さん
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コープさんとケイさん
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花のワルツの人たち、右から2番目の男性が蔵さん
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アラビアの踊り、一番右に平野さん
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葦笛の人たち
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バラの精のメンディザバルさん
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茜さんとトルゼンシミエッチさん
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今日の主役の人たち
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by zerbinetta | 2012-01-07 00:57 | バレエ | Comments(0)

ステップ・アップ! メーガン=グレース・ヒンキス、高田茜 「くるみ割り人形」   

18.12.2011 @royal opera house

tchaikovsky: the nutcracker

peter wright (choreography)

akane takada (the sugar plum fairy), dawid trzensimiech (the prince),
meaghan grace hinkis (clara), ludovic ondiviela (hans-peter / the nutcracker),
alastair marriott (herr drosselmeyer), etc.

barry wordsworth / london oratory junior choir, bbc concert orchestra

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今年の「くるみ」納めです。ま、来年もまだあるんだけど。今日は高田茜さんが金平糖の精でデビュウするんだけど、クリスマス休みの予定が分からなかったのでチケット取ってなかったんですね。チケットはすぐに売り切れ。ううむ、と思いながらせっせとオペラ・ハウスのサイトをチェックしてたらなんと!リターンチケットが出たではないですか。獲物を捕らえる鷲のように(ってそんなにかっこいいものかい?)、クリックして小躍りでチケットを取りました。と言うわけで一時帰国は数日後です。

もちろん、茜さん目当てだけれども、もうすでにわたしは「くるみ」が大好き。何回でも観たいと思うので、それだけで実はもう嬉しかったんです。だから茜さんの出ない第1幕から涙腺全開。やっぱりいいです。毎回毎回キャストも変えてくるので、それぞれの個性を観るのも楽しい。マノンやロミオとジュリエットなど他のロイヤル・バレエの舞台にも言えるんだけど、舞台に出てくる人、脇役まで全員、レポート用紙1枚は書けるその人の詳しい来歴やプロフィールがあって、それを元にさらにダンサーが役を作り上げるものだから、舞台のどこを観ても物語があって目が留まってしまうんです。この間観た、おばあさんが面白かったので、あれは書かれた振り付けなのかしら?と思って今日は注目していたら(わたし、おじいさんとおばあさんのダンスが微笑ましくって大好きなんです)、今日のおばあさん(ジャックリン・クラークさん)は、よそ見はするものの若者に手を出すまではしないしお尻も掻きませんでした。でも、クラークさんのおばあさんが今まで観たおばあさんの中では一番よぼよぼでおばあさんらしい。そんなふうにダンサーの個性が出てくるんですね。
マリオットさんのドロッセルマイヤーは、物腰柔らか系。ギャリーさんのとは対極。それはそれで不思議な感じなんだけれども、もうちょっと舞台を引っ張る力が欲しかったかな。登場人物のひとりになっていました。

で、今日の主役は、クララのメーガン=グレース・ヒンキスさん。最近ニューヨークのアメリカン・バレエ・シアターから移籍してきた人です。まだ、アーティスト(コールド)。でも、とっても良かったんですよ。最初、足先が柔らかくてきれいだなって思って観てたんだけど、踊り全体柔らかくてとってもきれい。コジョカルさんみたいって思いました。もちろんまだまだそこまではいってないんですけど、タイプとしては似てるかなって。ちっちゃいし。多分これからぐんぐんと伸びていく人でしょう。クララにキャストされてることから期待の高さも伺わせます。
ハンス=ピーターはオンディヴィエラさん。彼はちょこちょこいろんな小さな役(でも名前付き)で見かける人です。この役も若いダンサーの登竜門的な役っぽいのでこれがきっかけで上に上がっていけると嬉しいです。なかなか好青年ぶりを発揮してました。そういえば、最初のシーンの、ドロッセルマイヤーの家に飾られているハンス=ペーターの肖像画、役者ごとにちゃんと変えてるんですね。芸が細かい。

さていよいよ茜さん。第2幕の最初でキラキラと出てきて、わたしの方はドキドキしっぱなし。踊りの方は2幕の最後の方のグラン・パ・ド・ドゥまで待つんですけど、お菓子の国の王女さまの貫禄十分。しっかりと落ち着いています。グラン・パ・ド・ドゥは最初のソロではちょっと緊張しているかなっていうのがこっちにも伝わってきたんですけど、パ・ド・ドゥになってからは落ち着いてきてとってもしっかり踊っていました。茜さんって、プロポーションがとってもきれい。身体の線の美しさではロイヤル・バレエでもトップクラスではないかしら。ぴんと伸びた足のラインがとってもステキなんです。それに華があるしね。
お相手のトルゼンシミエッチさんは、まだファースト・アーティストの人。ジャンプの着地に難ありと思いましたが、丁寧にまとめて踊っていました。王子さま系の容姿はステキなんですけどね。この人もまだこれからの人なので、じっくりと観ていきましょう。

第2幕では、バラの精を踊った、マグワイアさんが、この舞台はわたしのよ、ばりに目を惹いていました。この人も目を惹きつける力強いですね。茜さんと同時期にソロイストに昇格したライヴァルですね。おふたりとも切磋琢磨してがんばって欲しいです。

と言うわけで今日の茜さんの古典での主役デビュウ、大成功。秋の「眠り」は、残念なことに主役デビュウが決まっていたのに怪我で降板しているので、ちょっと遅れるかも知れないけど、これからファースト・ソロイスト、そしてプリンシパルへと階段を上がっていって欲しいです。そしてもうひとり、ヒンキスさんもこれからしっかり注目していこうと思います。

花束いっぱいの茜さん
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ヒンキスさんにももちろん花束
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お花の精の皆さん
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スパニッシュ・ダンスの皆さん、右端に平野さん
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アラビアン・ダンスの皆さん、左端に蔵さん。親指の怪我大丈夫でしょうか
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ひょうきんなチャイニーズ・ダンスの皆さん
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葦笛の皆さん、今日は若手メンバーです
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求心力が付いてきたバラの精のマグワイアさん
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ヒンキスさんとオンディヴィエラさん
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茜さんとトルゼンシミエッチさん、おふたりともデビュウおめでとう♡
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by zerbinetta | 2011-12-18 08:19 | バレエ | Comments(6)

アドヴェント・カレンダーのように 小林ひかる 「くるみ割り人形」   

11.12.2011 @royal opera house

tchaikovsky: the nutcracker

peter wright (choreography)

hikaru kobayashi (the sugar plum fairy), valeri hristov (the prince),
emma maguire (clara), alexander campbell (hans-peter / the nutcracker),
christopher sounders (herr drosselmeyer), etc.

dominic grier / london oratory junior choir, bbc concert orchestra

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アドヴェント・カレンダーというのもがあります。国によって少しずつ違うみたいだけど、アドヴェント(クリスマスの前の4週間)に入る日からのカレンダーで、その日の窓を開けるとチョコが出てきたり、1日1日をわくわくしながらクリスマスに向かって過ごします。ふと、「くるみ」を観ながらそんなことを思い出しました。今年のわたしにとって「くるみ」は、クリスマスに向かってのアドヴェント・カレンダーみたいだなぁって。もちろん毎日観るわけではありません。それに、来年年始めにもまだ観ます。でも、うきうきした気分でクリスマスを迎える、一番の要因は街のクリスマス・デコレイションではなく、「くるみ」なんです。このバレエにはクリスマスがいっぱい詰まってる。

今日は金平糖の精にひかるさん、王子にはフリストフさんのファースト・ソロイスト・カップル。ひかるさんは先日のオーロラがとっても良かったので、うんと期待してうんと楽しみにしていました。そして期待に違わずとおってもステキでした。美しいんだけどかわいらしいだけじゃなく落ち着いていて貫禄のあるこの役はひかるさんにぴったり。いつものことながらとっても丁寧で正確な踊り。安定感も抜群。対するフリストフさんも派手さはないものの堅実な踊りでひかるさんを引き立てます。ゆったりと落ち着いて観られて、良いものを見せていただいたという満たされた感じです。

クララはソロイストなりたてのマグワイアさん。むっちゃ上手い!やっぱり、クララが上手いと舞台が締まるなぁ。ほんとの主役だものね。さらに上を目指してがんばって欲しいです。お相手のキャンベルさんは、おとなしめ。
舞台の進行役、ドロッセルマイヤーにはサウンダーズさん。この人もとっても味があってステキです。エロさもないし。ギャリーさんのような強烈なアクはないのだけれども、この人のスルメみたいな味の深さも絶品で、今のわたしはサウンダーズさんのドロッセルマイヤーの方が好きだな。でもこれ、微妙な天秤で、ふとギャリーさんに傾いたり、ほんと贅沢な悩みですね。
そうそう、バラの精には今日は、マカロックさんが踊ったんだけれども、彼女も良かったんだけどそういえば、この間の人むちゃくちゃ良かったなってふと気になってあとで確かめたらモレラさんが踊ってらしたんですね。前回書くの忘れてたーーー。あっでもマカロックさんも切れがあって良かったんですよ。ただモレラさん、こういう役、抜群に上手いから。

やっぱりこの舞台、いろいろとあって観ていて楽しいし飽きません。クリスマスのパーティーで、クララのおじいさん(もうかなり動けません。普段は車いす)とおばあさん(コウレイさん)が踊るシーンがあるんだけど(あたたかくって大好き♡)、おばあさんが若い男の人と踊ろうとするのをおじいさんが引っ張るのとか、おしりを掻いたり、笑いをとっていました。今日初めて気がついたんだけど、みんなやるのかなぁ?次観るのがまた楽しみ。

コールドではスノウ・フレークのひとりで、最近注目してる金子扶生さんが出ていました。コールドは結構休みなく、いろんな舞台で出るので大変そう。扶生さんも、「眠れる森の美女」では、村娘やお針子だったり、マノンでは娼婦だったり貴婦人だったり、しょっちゅう舞台で踊ってます。最近は扶生さんセンサーがよく働くようになってすぐ見つけられる。今日はうっかり、ハンス=ペーターが一所懸命、ネズミとの闘いの場面を金平糖の精に説明してるのに(ここのマイムも好き)、後ろで聞いてる扶生さんばかり観ていました。場面に合わせて、おや〜とか大変!とかよしっ!とか表情を変えるのですね。誰も観ていないようなところでもしっかりと作り込まれてるからこそ、このバレエって面白いんですね。
次は何に注目してみようかなぁ〜。

今日の主役はひかるさん。左端はクララのマグワイアさん、サウンダーズさん、フリストフさん、右端にバラの精のマカロックさん(この間はアラビアンダンスを踊ってました)
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花の精とエスコートたち。平野さん背が高いですね。前半はネズミの王様でした
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葦笛のみなさん
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マグワイアさんとキャンベルさん
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サウンダーズさんの紙吹雪は息でふうっと。芸が細かい
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ひかるさんとフリストフさん
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by zerbinetta | 2011-12-11 08:40 | バレエ | Comments(0)