重い構造物を動かす巨大エネルギー   

bruckner symphony no.5
jiri belohlavek / bbcso @barbican hall


それがブルックナーの交響曲第5番に対するわたしの印象です。なぜかブルックナーをよく聴きます。ブルックナーがとりわけ好きというわけではないのにね。そして一部のブルックナー信奉者は苦手です。ブルックナーは女には分からない、とか真顔で言うんですよ〜〜。というわけで相変わらず道に迷いながら(もう3回目なのに)バービカンセンターにBBC交響楽団のブルックナーを聴きに行ってきました。初めて聴くBBC交響楽団です。ロンドンには4つのメジャーなオーケストラがあるけれど、わたしの聴くその3つ目。バービカンホールはLSOとBBCSOが本拠を置いているホールで、2000人弱収容の意外と小さな(横に広くて、ステージと一番後ろの席との距離が短い感じです)ホールです。ビエロフラーヴェク(そう読むそうですよ)さんの演奏はとても堂々として、音楽の固まりを大きく捉えて音のエネルギーを最大限に解放するような演奏でした。ごりごりと巨大な構造物を無理矢理動かそうとして動いては止まる第1楽章。第3楽章のエネルギーをそのままに、構造物が動き出す最終楽章。フーガの勢い、決して速いテンポで煽っているのではなく、音のエネルギーを一つずつ堆積して熱を増していく感じ。最後の怒濤のエネルギーの放出は聴くもののカタルシスを満たしてくれます。曲の完成度が全く違うので不公平感漂いまくりだけど、この間のドホナーニさんのブルックナーよりこちらの方がはるかに良いできでした。すっきりした〜〜。
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by zerbinetta | 2008-11-12 02:01 | BBCシンフォニー

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