人気ブログランキング | 話題のタグを見る

こんな風に想われたい   

dvorak: requiem
lisa milne (sp), karen cargill (ms), peter auty (tn), peter rose (bs),
neeme jarvi / lpo @royal festival hall


初めて聴くパパヤルヴィです。ヤルヴィ一家の大黒柱が最後に登場。ってわたしにとってだけど。曲目は珍しいドヴォルジャークのレクイエム。初めて聴きます。実は、馬鹿なわたしは今日2つの音楽会のチケットを持っていたのでした。ダブルブッキング。ひとつはこれ。もうひとつはバービカンで演るトリスタン・ミュレイユの特集です。もうどっちに行こうかって悩んで、結局こちらを選んだのでした。苦渋の選択(?)
さて、音楽は慈愛に満ちたものでした。死者をいたわる気持ち、ドヴォルジャークの音楽のもつ素朴な優しさ満ちあふれていて、演奏もそれに添うようでした。音楽がもたらす幸福感に包まれて、まさに死者にしみじみと思いを馳せるものだと思いました。死者のためのミサ、だけど、音楽は死者を思う残されたものの心にも作用するものかもしれませんね。大事な人と音楽を共有していたい、永久の別れのあとでさえも。

by zerbinetta | 2009-02-07 08:39 | ロンドン・フィルハーモニック

<< 最高のブルックナー ゲシュトップの吹き荒れる運命 >>