今日は行けた〜   

beethoven: symphony no. 9
rebecca evens (sp), diana montague (ms),
timothy robinson (tn), christopher purves (bs)
ilan volkov / philharmonia chorus, oae @royal festival hall


実は昨日も音楽会あったのですが、体調不良で断念したんです。今日もしんどかったのだけど、何とか行ってきました。OAEのベートーヴェンの第9。マッケラスさんが体調不良のため降板で(ってアナウンスがあったあと、ロイヤル・オペラで指揮してるマッケラスさんを聴いているのですけど、オペラでいっぱいいっぱいだったのでしょうか。何にせよご高齢なのでお大事にして欲しいです)、代わりはイラン・ヴォルコフさん。全然知らない人。c0055376_1311147.jpgプログラムを見たらおおおっイケメンじゃないっ!わたしの胸はいやが上でもときめきます。それにしてもイスラエル生まれなのにお名前がイランだなんて。って思うのは日本人の悲しい性。国のイランはiranなのね。iranとilanを勘違いするのは、こちらの人にはあり得ないことなので(友達に言わせるとrとlの区別が付かないなんて理解できないんだそう)、全然問題ないのね。で、期待に胸膨らませてるうち登場した指揮者は。。。。えええええっ?写真と全然ちが〜〜う。出てきたのは長身痩躯で長髪、おでこが広くて、ショルダーバック抱えて秋葉原でラジオの部品あさってる感じの人(うわっなんて独りよがりな偏見に満ちた想像だろう。でもそういう友達に似てたので)。これでちょっとテンション下がり目。
でもね、彼の音楽はとても素晴らしかった。堂々としていて、古楽器オーケストラだけど古楽器に媚びてなくて、現代オーケストラの演奏に近いテンポ感、表現、でもきちんと古楽器の魅力を生かして。そして、内声部の扱いがとっても上手いの。対旋律の付け方がって訳じゃなくて、例えば和音の響かせ方とか、そういのがとっても丁寧でひとつひとつの音に確固とした役割を持たせてる。ざくざくと響く古楽器の音とベートーヴェンの音楽の持つ推進力が相まってとっても生き生きとした演奏。オーケストラも指揮者の棒に機敏に反応してぴたりと指揮者の表現したいものを音にしてる。合唱はフィルハーモニア合唱団が担当したんだけど、とっても良かったです。合唱が上手いとこの曲引き締まりますね。独唱陣は、わたし的にはちょっと疑問。レガート気味の甘い歌い方(特にバスの人)は指揮者とオーケストラのざくざくとした音楽とずれがあるように感じられました。
ヴォルコフさんってまだ30代半ば?凄い。この人の将来もなんだかとっても楽しみ。これからどう成長していくんでしょう。今はどこのオーケストラの指揮者ではないので、ぜひ、若い将来有望な指揮者と一緒に成長したいと思ってるオーケストラに引き抜いて欲しいな。わたしとしてはUSの地方オーケストラか日本のオーケストラなんかが立候補してくれると嬉しいんだけど。小澤さんの下でアシスタントをやっていたそうなので、ボストンが健康問題を抱えるレヴァインさんの後に引き抜いたりして。
それにしても古楽器でのベートーヴェンの交響曲第9番は音楽会では初めて聴くけど、たくさんの発見があって面白い。そしてベートーヴェンの音楽はすでに彼の時代の楽器の性能を超えてるなって思った。これは、単純に現代楽器での演奏の方が良いって言うのではなくて、わたしには古楽器の響きが大変心地良いのだけど、オーケストラの人からすると、ものすご〜く難しい。かなり無理があるんじゃないかと。OAEの人をしてかなり大変そうでした。でも、古楽器の音も何物にも代え難い魅力なんだよね〜。音色や質感は古楽器で音量や演奏にしやすさは現代楽器なんて玉虫色の楽器発明されないかしら。虫が良すぎ?

本物のヴォルコフさん
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独唱はオーケストラの後ろ
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トロンボーンのようなトランペット、リコーダーのようなオーボエ、煙突みたいに立ってるのはコントラ・ファゴット、第4楽章のマーチの始まりでぼっぼっって鳴る音は頬笑ましかった
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by zerbinetta | 2010-04-09 01:29 | 啓蒙時代管弦楽団

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