わたしもお嬢様にはなれないな   

donizetti: la fille du régiment
natalie dessay (marie), colin lee (tonio),
ann murray (la marquise), donald maxwell (major domo),
alessandro corbelli (sulpice pignot), dawn french (la duchesse)
laurent pelly (dir), elaine kidd (revival dir),
bruno campanella / royal opera house @covent garden


うわ〜〜ん。どじどじどじ、わたしのドジ。大好きなナタリー・デセイさんと大大大好きなわたしの王子様、フローレスさんの連隊の娘とおおっても楽しみだったんです。で、チケットの発売日には仕事そっちのけで朝からコンピューターの前に座って、首尾良くチケット取ったぁ〜、と思ったですよ。これでわたしの幸せは確保されたって。そしたら、、、後で気づいたらテナー、ダブルキャストだった。。。わたしの回、フローレスさんじゃなかった。。。確かに、わたしの取った日、他のに比べるとチケットの売れ行きが悪かったのね。でも、当初の予定ではわたし2回聴きに行こうと思ったのね。そして朝から並んで(コンピューターの中だけど)、つながったと喜び勇んで2日分のチケット取ったのに、ロイヤル・オペラ・ハウスのチケット・サイトってダメダメで、込んでるととっても遅くなるんです。なのでせっかくバスケットに入ってるのに、繋がりが遅いせいでチェック・アウト前にタイム・オーヴァー。当時は気づいていなかったんですが、フローレスさんの回は取れなかったんです。来シーズンはフレンド会員になろうと決意した瞬間。

そういうわけで失意のどん底で聴きに行ってきました。ウソです。うきうきしながら聴きに行ってきました。
序曲からうきうきしすぎて、早く序曲終わらないかなぁ幕開かないかなぁなんて思ってました。確かメシアンもオペラの序曲なんていらないよねって言ってたような。とは言え、ブルーノ・カンパネッラさんとロイヤル・オペラ・ハウスのオーケストラの演奏はとっても良かったんです。こんな良い曲なら序曲集に入っててもいいなって思いました。ドニゼッティーのオペラの序曲衆のCDってないよね?
オペラはほんと楽しいお話です。そして音楽がとってもいいっ。特に大袈裟な悲劇を歌うところや、歌(アリアと言っていいかしら。でも独立したアリアと言うより流れの中で歌われてました)のメロディがとってもステキ。でもって出演者の皆さんが最高にいいんです。タイトル・ロールのデセイさんのコメディエンヌぶりはほんと最高。歌は声にちょっと翳りがみられて、以前のトランペット・ヴォイスは鳴りを潜めた感じがしましたが、でも声が完璧にコントロールされていてやっぱり上手い。声の張りが失われるのは高いソプラノの宿命だと思うけど、それを含めてもなお、現代最高のコロラトゥーラ・ソプラノのひとりだと思います。対する、トニオ役のコリン・リーさんは、わたしにとってフローレスさんの代わりとは言えとっても良かったです。拍手も一番多かった。わたしもフローレスさんを知らなければ、完全に満足したでしょう。フローレスさんも軽快なコメディアンなので、この役にぴったりだし、返す返す残念です。なんて言ったら、リーさんに失礼ですね。リーさんもうんと良かったんですから。しっかり拍手してきましたよ。

脇を固めた歌手たちも負けず劣らず良かったんです。前にも聴いたコルベッリさんは相変わらず歌も演技も楽しかったし、マレイさんもマクスウェルさんもとっても良かったです。どの人も演技も上手いし歌も安心して聴いてられました。歌わない役のフレンチさん(この人は本物のコメディアンです)は出番が少なかったのが残念だけど、存在感が大きかったです。英語でも冗談言ったりして大笑い。フランス語ができたら(フランス語のオペラです)もっともっと楽しめたのに。

コメディ・オペラって歌が良くても、演技がつまらないととたんに面白くないんですね。反対に歌はそこそこでも演技が良ければ楽しめちゃう。今日は、歌も最高のレヴェルだったし、演技もすっごく良かった。最高に楽しめたオペラでした。

フレンチさん、コルベッリさん、デセイさん、リーさん、マレイさん
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デセイさんと指揮者のカンパネッラさん
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by zerbinetta | 2010-06-01 09:43 | オペラ

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