夏の夜はスクリャービン   

ただ今、日本で休暇中です。ロンドンとはうって変わってもわもわと暑い中、熱帯地方でのんびりヴァカンスを楽しむ気分でいい感じ。ごめんなさい。だらだらと脱力してるだけなので、この暑さがかえって心地良いのです。熱帯大好き。
さて、こんな暑さの中、今年の夏のマイブームはスクリャービン。スクリャービンといっても彼の重要なレパートリーのピアノ曲ではなく、主に交響曲ばかりを聴いてます。実は今年のプロムスで、スクリャービンの交響曲が2曲プログラムに載っていたのですが、残念ながら聴きに行けませんでした。なので、CDで聴いていたらはまってしまったという具合です。一番好きなのは交響曲第3番。神聖な詩。これが、プロムではプレトニョフさんとロシア・ナショナル・シンフォニーで演奏されました。この曲は滅多に演奏される曲ではないと思うけど、なぜか前に同じ指揮者とオーケストラの組み合わせで聴いたことがあって、むちゃ喜んだのを覚えています。彼らはCDにも録音していて、もしかしたらこの曲お好きなのかもしれませんね。とろけるようなロマンティシズムと脳内麻薬的な無限旋律の配合がいい感じ。将来の、異教的な神秘主義的な音楽はまだ強くなくて、ワグナーのパルシファルに言及したような神聖感はあるもののまだエロスが勝ってる、健康的(?)なドラッグ。透明な色彩をまだ持っている音楽だと思います。
もうひとつは交響曲第1番。マイナーな上に、ふたりの独唱者と合唱を含んでいるのでさらに演奏される機会が少ないと思うけど、プロムではゲルギーとロンドン・シンフォニーによって演奏されました。ものすごく聴きに行きたかったけど、残念。こちらはスクリャービン初期のショパンの影響がのこる、うんとロマンティックな音楽。すご〜く久しぶりにCD聴きました。うっとり。たまには甘いものもいいです。甘いお菓子はいっつも食べてますが。
わたしの夏休みはこれでお終い。明日にはまたロンドンです。いよいよ新シーズン開幕!
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by zerbinetta | 2010-09-04 16:27 | 随想

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