名前のこと   

音楽会のブログを書くに当たって、ときどき頭を悩ませてたのが名前のこと。外国人の名前をどう表記するか。そのまま現地語表記すればいいのかもしれないけど、Шостаковичなんて書いたら誰が誰やら分からないでしょ。あっこれはタコですよ。英語表記で妥協するにしてもタコの場合Shostakovichと書いたりChostakovitchと書いたり。それじゃ日本語の読者に不便だし(このブログは日本語で書いてるので日本語の読者を想定)、かなで書くのを基本にしてるんだけど、そうなると難しいのは外国語の発音をどうかなに落とすかなんです。外国語の発音ってカタカナでは書けないので。ショスタコーヴィチだってショスタコーヴィッチと書かれたりひどいのになるとタコ。あっそれはわたしか。ゲルギーはワレリー・ゲルギエフかヴァレリー・ゲルギエフかってのもあるし、ボジョレヌーボーはボージョレヌーボー、ボジョレーヌーボー、ボジョレヌボーだのボジョレヌーヴォーだのそれはもう正しいカタカナ書きを求めて喧々囂々。ちなみに実際の発音は、フランス人に訊きいたら笑いながらどれでもいいんじゃないって言ってました。最後のボーはヴォーだと思うけど。英語もフランス語もヒンディ語も長音の感覚がないので音の長さは意味がないのです。ただ、フランス語のアクセントは単語のお終いに来るのでアクセントをーで表すとするとボジョレーヌヴォーなのかなとも思います。

脱線脱線、閑話休題。
アルファベットのスペルを見ても発音の分からないのも多くて、例えばBBCシンフォニーの主席指揮者のjiří bělohlávekさんは、ジリ・ベローラヴェクなのかな〜って思ったり。じゃあイギリス人やアメリカ人はどう発音しているのか、というと、イギリス人はわりと現地語読み、アメリカ人は英語(米語)読みにすることが多い感じ。リヒャルト・シュトラウスはイギリスではわりとリヒャルト・シュトラウスですけど、アメリカではリカード・ストラウスでした。この間BBCのプロムスをラジオで聴いていたら、司会者がorchestre national de franceのfranceのところをフランス語っぽく発音していて(フランス語のRは英語のRとは全く違う)おかしかった。もちろん、フランス語とか英語以外の言葉は英語では発音できないのでだいたいなんですけど。それは日本人の名前とかも同じで友達との会話の中で日本人の名前が出てくると、聞き取れないことが多くて誰それ?って言い返しちゃうこともしばしば。というわけで、完全なカタカナ化は無理。とは言え、みんなに分かる書き方をしなきゃいけない。一昔前なら諦めてたんですけど、今は強力な味方、グーグルくん。(日本語での)読み方が分からない人名があるとグーグルくんに日本語のペイジを検索させて一番一般的に使われてそうなカタカナにしています。ちなみにjiří bělohlávekさんはイルジ・ビエロフラーヴェクさんです。英語もカタカナの音に近いです。
ちょっぴり困るのは、まだ日本で名前の知られてない人。ググっても日本語のペイジが出てこないので、そんなときは僭越ながら自己流でカタカナ化してます。英語読み基本ですが、現地語の発音が調べられるときはそれを真似たりしてます。まあ滅多にないんですけどね。

そうそう、わたし、中学生のとき英語の授業でベートーヴェンは英語でビーソーヴェンって発音するって習ったんですけど、ビーソーヴェンじゃ誰にも分かってもらえず、英米人だって普通にみんなベートーヴェンと発音してるんですね。ちゃんちゃん。
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by zerbinetta | 2010-09-18 07:13 | わたし・ブログ

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