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やっぱりアリスが好き   

お昼過ぎまで寝ていたら、結婚式終わっちゃってたのね。今日も音楽会を欠席。でもだいぶ良くなりました。明日からは普通にだらだらできそう♪

3月に初演された(あっプレミアは2月だ)ロイヤル・バレエの不思議の国のアリスの冒険をiplayerで観てました(イギリス国外では観られないみたいなので宣伝しませんでした)。わたしが観た日の公演ですね〜。テレビ・カメラが入ってましたから。残念ながらわたしは映ってなかったけど。後ろの方で踊ってたのに(ウソ)。
やっぱり好きですね〜、この作品。バレエらしくないとか、批判もあるけど、楽しくてわくわくする〜。配役もまさにこの人たちのために振り付けられたような、アリスのカスバートソンさん(かわいいっ)、帽子屋のマクレーさん(タップが最高)、首チョンパのハートの女王のゼナイダさん(この人上手すぎ。インパクト大きすぎて実は主役?)、はまりすぎ。子供の頃のたくさんの冒険を思い出して、心がほっこり。観てると、嬉しくなって幸せな気持ちになれる作品です。

わたしには、観ると最高に幸せになれる作品がもうひとつあって、それは魔笛。歌がステキで最高に楽しくって。
アリスと魔笛、どちらにも共通してるのが、おとぎ話のような冒険譚。そして荒唐無稽な物語。なんかわたしの子供心をくすぐるのが好きみたい。もう理屈じゃないんですね。王子は姿絵を見ただけで女の子を好きになっちゃうし、鳥刺しは何もしなくても幸せを手に入れる、薬を飲むと大きくなったり小さくなったり、涙の海で溺れたり、脈絡がなくて冷静に考えるとなんだそれ〜の世界。でも、子供の冒険って空想も入ってそんな感じじゃないでしょうか。わたしのちっちゃな冒険も、林の中に木の小屋を見つけたり、隠れ里があったり、底なし沼に足を取られたり、2度と見つけられない滝と祠を見つけたり、どこまでがほんとの世界か分からない小さなわたしの世界と大きな空想の世界が一緒に存在して。あのときのドキドキやわくわくを、歌を歌ってくるくる回ってたりステップを踏みながら探検した記憶をこのふたつの作品がつんと突くのです。

魔法の薬を飲んで少女時代に戻ってまた、知らない世界を探検したい。そしたらまたステキなわくわくで幸せになれる。それを、音楽で踊りで疑似体験させてくれるのがそのふたつの作品なのです。

by zerbinetta | 2011-04-29 08:20 | 随想

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