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切れが戻ったカスバートソンさん ロイヤル・バレエ 「眠れる森の美女」   

25.11.2011 @royal opera house

tchaikovsky: the sleeping beauty

marius petipa et al. (choreography)

lauren cuthbertson (princess aurora), sergei polunin (prince florimund),
kristen mcnally (carabosse), claire calvert (lilac fairy), etc.

boris gruzin / ooroh

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またむくむくと病気がわいて、観たくなっちゃったんですよ、「眠れる森の美女」。そしたら、ずうっとソールド・アウトでそうなるとますます我慢できなくなって、こまめにサイトをチェックしてたら、1枚、わりとコスト・パフォーマンスの良い席がリターンで出たんです。すかさずポチッ。リターンは競争が激しいので見つけたら迷わずポチッとしないとすぐなくなっちゃうんです(幾度と経験)。観たかったカスバートソンさん(ならば最初っから取れって感じですが)。しかも明日は、「マノン」のダブルなので、気持ちのバランスをとるために今日は幸せいっぱいになりたかったんです(もちろん言い訳)。

「眠れる森の美女」についても何回も書いているので、今日は主役のおふたりについて。ポルーニンさんってわたしにとってはもちろん王子さまなんですけど、見た目はちょっとやんちゃっぽい庶民的な王子さまですよね。でも、等身大っぽいのがいいんです。会えるアイドルみたいな。踊りの切れはとってもあるので、観ていてとっても気持ちがいいんですよ。前半、なんだか憂いてるポルーニンさんを観てると、わたしがキスして幸せにしてあげるって思いっきり思っちゃうんだけど、無理ですかーー。なんてバカなこと言ってないで、でもやっぱりなんかこうステキなんですよお。
カスバートソンさんは、1年ほど前に病気から復帰して、とても積極的とは言えないまでも機会あるごとに観てきたんですけど、今日はすごく良かった! 申し訳ないけど、他のプリンシパルの方たち(って言っても、思い浮かぶのがコジョカルさんだったりタマちゃんだったりマリアネラさんだったりするのでとんでもなくハードル高いんですけど)に比べちゃうと1歩2歩劣るかなぁなんて思ってたんです(とはいえ、アリスはめっちゃ良かったし、この間のマノンでは凄さが垣間見られたんですけど〜)。でも、今日は踊りにすごい切れがあって文句なしに良かった。この人上手い。回転なんかは速くてシャープでシルエットがとってもきれいなんです。意外と小柄だけど、プロポーションが良くってとってもきれいに見えるの。それにかわいらしいしね。フレッシュでこの役にぴったり。うわっ、ロイヤルのプリンシパルさすが〜〜って思ってしまいました。1年あまり休んでたブランクからついに回復したかなって思いました。唯一の地元出身女性プリンシパルと言うことでうんと人気があるんですけど、これから目が離せませんね。カスバートソンさん、舞台が履けたあと日付が変わるまでずっとひとりで楽屋にいらしたそうです(彼女のツイッターから)。きっと彼女にとっても今日の公演は充実してたんでしょうね。

今日の童話の主役は、赤ずきんちゃんにウェストコンブさん、オオカミに平野さん、いやぁ〜〜ん見えな〜いっ。長靴を履いたネコは、ハロッドさんとケイさん
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フローレスタンとその姉妹には、トルゼンシミエッチさんとマグワイアさん、メリッサさん
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笑顔のカスバートソンさん
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カスバートソンさんとポルーニンさん
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by zerbinetta | 2011-11-25 03:02 | バレエ

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