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ブルヲタにはなれない ハイティンク、コンセルトヘボウ ブルックナー5   

20.05.2012 @barbican hall

bruckner: symphony no. 5

bernard haitink / royal concertgebouw o


ハイティンクさんのブルックナーはわたしには不思議です。去年のロンドン・シンフォニーとの交響曲第4番はこれ以上ないと言うくらいにステキで大のお気に入りの演奏なんですけど、一昨年のシカゴ・シンフォニーとの第7番はちっとも共感できなかったし、10年くらい前に聴いたウィーン・フィルとの第8番は、まあ普通ね、という感じでした。なんだか一定しません。
今日のロイヤル・コンセルトヘボウとの第5番は、正直に言うとわたしとは相性悪かったです。

バービカン・センターに着いたら入り口のところにカメラマンがたくさん。おっ!わたし?なんて冗談にうんざりしている皆さんごめんなさい。カメラマンが狙ってたのは、オランダの王女さま、マキシマさん。それはもうミーハーなわたし、誰が来るのか見てみようとちょっとだけ待ってみました。と言っても1分ほど足を止めて、もういいやと思って歩きかけたら来られてので近くで見ました。シンプルなドレスで、言われなければ、一般の人と区別はつかないそんな感じの人でした。あとで調べたら、有名な方だったんですね。結局、彼女たちはわたしの近くの席に座って聴いてました。エリザベス女王のダイアモンド・ジュビリーの晩餐会にも出席してたのかしらね。いきなりブルックナーだなんて、寝ないで聴いてるのが大変そう。もしかして彼女もブルヲタさんだったりして。
わたしの席は今日は安い3階席だったんですけど、ホールに行ったら係の人が良かったらと、2階の席に席替えしてくれて、しかもセンターの結構良い席。ものすごくお得!ラッキー。

閑話休題。
ハイティンクさんとコンセルトヘボウの演奏は堂々としていて、王道のとっても良い演奏だったと思うんです。管楽器はサポートなしの最低限の人数のオーケストラは上手いしとても良く鳴ってる。ハイティンクさんの解釈も、つべこべと何もせず、泰然自若していて、多分、まさにブルックナー好きの好きそうなブルックナー。ブルックナー男子ってきっとこういう演奏を好むんだろうな、と思った。わたしにはそれが普通のことに思えるし、今日の演奏素晴らしかったと、言われれば、うんそうよねって同意すると思う。でもどこか、乗れないでいるわたし。
それがなんなのか考えながら聴いていたのだけど、多分、真面目すぎるんだと思う。頑固おやじ風というか。拍子をひとつひとつ等分に置いていくようで、伸縮する歌がない感じ。ブルックナーにそれはいらないと、言う人も多いと思うけど、不真面目でいい加減なわたしには、ちょっと息苦しいし、もうちょっと艶があってもいいと思っちゃうんです。乾いたは虫類の抜け殻感。脈々と流動する命が欲しいんです。ま、正規の男子ブルヲタの皆さんに言わせると、石造りの教会のような強固な構築感が良いというのでしょうが。
これは多分、ウィーン・フィルとの演奏のときも思ったこと。オーケストラが自分の音楽を持っているときはハイティンクさん、任しちゃうのかな。ロンドン・シンフォニーは指揮者の要求に応えて柔軟に演奏するから、かえって上手くいったのかも知れませんね。今度、ロンドン・シンフォニーで第7番を演奏するからそのとき、答えが分かるかもしれません。と思ったら、その日、わたしは別の音楽会のチケット持っているのでした。売り払って、ブルックナー聴きに来ようかしら。なやむぅ〜。

by zerbinetta | 2012-05-20 08:05 | 海外オーケストラ | Trackback(3) | Comments(6)

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ブルオタ女子のつるびねったさんにはイマイチでしたか~。私はブルオタではないですが、この演奏は仰るとおりの泰然自若しているところがとっても好きでした。この記事読んで、「よし、俺もブルオタになったろか~」と思ったりしました(笑)。
Commented by feliz at 2012-06-05 18:52 x
オランダの王女がいらしてたなんてちっとも知りませんでした。多分見たとしてもわからなかったでしょうが。。

確かに真面目だったですね。私も、整いすぎという感じがしないわけではなかったし。5番ってあのメインテーマが私にはどうもダサく(失礼)、他の指揮者/オケの演奏を聴くとそれっぽかったりしますが、今回のはちっともそんな感じもなくとてもリーンでした。でも私はこの演奏は結構楽しめました。
Commented by ロメリアン at 2012-06-05 20:38 x
ハイティンクのブルックナー5番は、ウィーン・フィルとの演奏で
聴いたことがありますが、トータルとしては、確かに”整いすぎ”という感もありました。

ただ、終楽章のコーダは、ウィーン・フィルのブラス・セクションに
思い切りーかなり自由に?-吹かせていたので、あのオケの
ファンとしては、それなりに満足のいくものではありました。

ハイティンクという指揮者、いつも”底光りする存在感”を感じ
させはてくれますが、良くも悪くも“泣かせる“演奏はしないかも
しれませんね。
Commented by zerbinetta at 2012-06-06 07:23
ブルヲタさん、お一人さまごあんな〜〜い♪
ようこそかんとくさん。きっと、ハイティンクさんの演奏が好きなのは立派なブルヲタですよ。
ちなみにわたしはブルヲタではありませ〜〜ん。
Commented by zerbinetta at 2012-06-06 07:27
felizさん、
そうなんです、オランダ王女ご観覧。プログラムにちっちゃな紙はさんでありましたよ。目立つ格好ではなかったので、顔を知らなければ分からないでしょうね。

ブルックナーのテーマってどれもダサくありません?かっこいいのは3連符だけで。
演奏を楽しめたのは、felizさんも立派なブルヲタですね!
Commented by zerbinetta at 2012-06-06 07:32
ロメリアンさん、
ハイティンクさんの演奏は、石を強固に隙間なく積み上げていくような感じがありますね。ロンドン・シンフォニーとの第4番はそれがあまり感じられず、流れもあってとっても良かったのですが、曲なのかオーケストラとの相性なのか。

ハイティンクさんは、わたしにとってはまったときはもうこれ以上ないステキな音楽、はまらなかったときは相性悪いかな、という好悪がはっきりした感じですね。決して悪い演奏ではないのでわたしの問題でしょう。
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