快楽よ、わたしを満たしたまえ! BCJ公開リハーサル
2014年 09月 27日
バッハ:カンタータ「岐路に立つヘラクレス」
鈴木雅明/バッハ・コレギウム・ジャパン
ご招待に当たったので調布までBCJの公開リハーサルに出かけてきました。
会場に着くとコンサートマスターの若松夏美さんが入念に音出ししていました。どこかで聴いたことのある旋律だなと思ったら、「クリスマス・オラトリオ」。なんと、「岐路に立つヘラクレス」ってその後、ほとんどそのまま「クリスマス・オラトリオ」に流用されているんですね。へぇ〜。
リハーサルなので、簡単に書くと(曲を一通り通して終わり)、快楽を歌うソプラノのジョアン・ランさんに誘惑されてしまいました。快楽にどこまでも堕ちていきたい。徳になんぞ誘惑されないぞ、と強く思った。
「クリスマスオラトリオ」に改作さた快楽のソプラノのアリアはクリスマスオラトリオではアルトが歌うの。ソプラノの方がずっといい。それに、「ヘラクレス」での淫らな歌詞の方がずっといい(歌い出しは同じ歌詞!)。「むさぼるのです 快楽を みだらな乳房に そこに限りなど ありはしない」
ああ、なんてステキでしょう。音楽は快楽!どうか、わたしの生が限りのない快楽で満ちあふれますように!!
by zerbinetta | 2014-09-27 00:54 | 日本のオーケストラ